このときをずっと待っていました ~あなたたちを全員ざまぁしてやりますわ~

小倉みち

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パーティ

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 私は彼らに復讐するため、入念な準備を行った。


 その本に書かれていた通りのこと、それ以外にやりたいことなどを全部マル秘ノートに書き込んでいく。


 そして、当日ーー。


 とうとう、その日がやってきた。


「公爵令嬢ディーナ!」


 王家主催のパーティにて。


 定期的に行うそのパーティは、王族の権威を示すために必要不可欠なものだった。


 このときばかりは、すべての王族と貴族たちが一堂に会す。


 よほどの体調不良出ない限り、大人も子どもも全員が参加することを義務づけられていた。


 それは私の家も同様で、私以外には、私の両親と妹のマリーが出席することになった。


「わかっているとは思うが」

 と、父親。

「我が公爵家は、今財政難でな。お前に買ってやれるドレスなどない」

「もちろん存じております」


 そう言いつつも、妹のマリーだけには何十着もドレスを買ってあげていることに、私は当然気づいていた。


 私たち家族は、表向きは仲の良いふうに一緒に馬車に乗って城へ向かう。


 その間、私は脳内で今回の計画をざっと復習していた。


 今日が、Xデーであることを私は把握している。

 私は筋から、第三王子であるヘンリー王子が、今回のパーティで私との婚約破棄を宣言するとの情報を手に入れていたのだ。


 恐らくあの性格の悪い彼のことだ。


 貴族全員が集まったタイミングで、私に恥をかかせようとしているのだろう。


 だけど、まさに私にとってそれは好都合だった。

 嬉々として、私は彼らの浅はかな計画に乗ることにした。


 ーーそうして。


 パーティが始まり、人々はダンスや談笑に勤しむ。


 えんもたけなわとなったころ。


 中心部にいたヘンリー王子が、マリーの肩を抱いて叫んだ。


「ディーナ、お前と婚約破棄をする!」


 ざわめく人々。


 その中で1人、笑みが零れた。


 ーーさあ。

 反撃の始まりですわ。


 覚悟してくださいまし。
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