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成果 ~ライアン視点~
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試しにナターシャにくれてやったそのお香立ては、かなり効いた。
「は? 何それ」
「やる」
「いらないわよ。そんなダサいの」
と、最初はそれを受取ろうとはしなかったが、無理やり侍女にそれを渡して様子を伺うと、先ほどの態度とは一変して、その夜、
「ライアン様」
と、結婚する前のかつての姿を見せ始めた。
「どこへ行くの? 私を放っておいて」
「どこへ行くって」
「今日は一緒にいましょうよ。朝まで」
確かに、あの占い師の言う通りだった。
ナターシャの態度は今までと180度変わり、元のあの可愛らしい姿に戻った。
おかげで夫婦間の関係も復活し、仲睦まじさに戻りつつある。
あのお香立てについて、詳しい話をナターシャつきの侍女に尋ねると、
「陛下からプレゼントされたというお香立てを、その、投げ捨てていらっしゃったので、私めが王妃様のお部屋に置き直しておきました」
「何か使ったりしたか?」
「いえ、特には」
お香立ての効果がいかほどのものか、部下に調べさせたりもした。
どうも何かの薬が使われているらしい。
ほら、どうせあの女も占いだなんだと偉そうなことを言っておいて、結局は薬じゃないか。
とも思ったが、その薬をどうしても作ることが出来ない。
この国一番の薬師や研究者を動員しても、しっぽさえ掴めなかった。
「だから言ったでしょう」
部下は、ギラギラした目を俺に向ける。
「あの人は本物なんですよ。あの占い師の話さえ聞いていれば、万事うまく行きます」
「……」
俺はその部下の様子に引きつつも、確かにと思うところもあった。
我が国の優秀な人材さえ手も足もでない薬のレシピを持つ女。
その女を手に入れさえすれば、今のこの国の混乱も収まるかもしれない。
「は? 何それ」
「やる」
「いらないわよ。そんなダサいの」
と、最初はそれを受取ろうとはしなかったが、無理やり侍女にそれを渡して様子を伺うと、先ほどの態度とは一変して、その夜、
「ライアン様」
と、結婚する前のかつての姿を見せ始めた。
「どこへ行くの? 私を放っておいて」
「どこへ行くって」
「今日は一緒にいましょうよ。朝まで」
確かに、あの占い師の言う通りだった。
ナターシャの態度は今までと180度変わり、元のあの可愛らしい姿に戻った。
おかげで夫婦間の関係も復活し、仲睦まじさに戻りつつある。
あのお香立てについて、詳しい話をナターシャつきの侍女に尋ねると、
「陛下からプレゼントされたというお香立てを、その、投げ捨てていらっしゃったので、私めが王妃様のお部屋に置き直しておきました」
「何か使ったりしたか?」
「いえ、特には」
お香立ての効果がいかほどのものか、部下に調べさせたりもした。
どうも何かの薬が使われているらしい。
ほら、どうせあの女も占いだなんだと偉そうなことを言っておいて、結局は薬じゃないか。
とも思ったが、その薬をどうしても作ることが出来ない。
この国一番の薬師や研究者を動員しても、しっぽさえ掴めなかった。
「だから言ったでしょう」
部下は、ギラギラした目を俺に向ける。
「あの人は本物なんですよ。あの占い師の話さえ聞いていれば、万事うまく行きます」
「……」
俺はその部下の様子に引きつつも、確かにと思うところもあった。
我が国の優秀な人材さえ手も足もでない薬のレシピを持つ女。
その女を手に入れさえすれば、今のこの国の混乱も収まるかもしれない。
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