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・Day5/Chapter4 水揚げには違いない

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 声にならなかった。
 悲鳴をその青ざめた唇から迸らせると、青年は身をよじりながら、再び達した。
 どろりとしたものを吐き出してもなお、客の手の中にゆるくそれは封じ込められており、びくびくと脈動している。
「おや、またいったか。早い早い」
「テンポがいいから、おじさんたち、おいていかれちゃうねえ」
 手のひらを上下にゆっくりと動かし始められて、青年は小さく悲鳴を上げた。
「やだぁっ、も、やめでぇ、やああ!」
「こっちは活きがいいよ。数回擦っただけで、もう元気いっぱいだ。またいけるかなぁ」
「何を。こっちだって、先端がビンビンにとがって、可愛いよ。つまみやすいし、押しつぶして可愛がって、あげようね」
 ぎゅっと両胸をおしつぶされて、青年は肩を震わせた。唇からはことばにならない、矯正しか洩れない。
 まずい。そう思う。
 もはや、どちらが上が下かすらわからないくらいにふらふらしてきている。断続的にあたえられる愛撫が悦となって濁流し、青年を包み込んでいる。
 また極める、となって、青年は悲鳴を発した。
 だれも、止める者はいなかった。
「おや、またいったねえ」
「元気だ、元気だ」
「むしろ、これから、どこまで絞れるか、試してみたくなるねえ」
 再び手指が増えた。
 胸と前と、そして、後ろに息をひそめていた蕾だった。
「既にくぱくぱすごい自己主張していたからねえ、どれどれ……おっと、すごい勢いで飲み込んでいくなあ。指一本じゃ足りないって、ぎゅっぎゅっと締め付けながらそう言っているみたいだ」
「あひ! あ、ああ……んおおおっ、ひ、ひああっ」
 いきなり、挿入されて、青年の頭がスパークした。内側の媚肉を退けるように、侵入してきた指が肺巡る。
 それから、引き抜かれて、二本に増やされて、挿入されたとき、また絶頂が訪れた。
「おやおや、量がだいぶ減ってきたな」
「もう限界かな? どれどれ?」
「アッ、アッ、アアッ」
 前をしごく手がどんどんヒートアップしていく。
「こりゃ、負けてられないねえ」
 ぐぱあ、と二本の指が内側で広げられた。
「張り合うのも悪くないか」
 尖りをビンビンと指ではじかれはじめて、青年の意識は白濁していった。
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