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第一章 ヒロイン編
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楽しくていつの間にかランチを迎えてますが、王都の中でも人気のランチと言われてるお店に来ている。
カルティド……カルはさすがポイントを押さえている。
実は密かに一度行ってみたかったお店なのだ。
ここのはパンケーキが美味しいらしい。
食べてみたかったから嬉しすぎる。
王都について、少しブラブラと歩いて見て回り、行く先々のお店………ぬいぐるみを持って可愛いと思っていると「リティとぬいぐるみのアングルいいね!!可愛くて俺の部屋に閉じ込めてしまいたいな。」と言われたときには驚きのあまり目を見開きましたわ。
またあるときはアクセサリーを見ていると「これリティに似合うね。」と言ったくれたのは金色のバラのアクセサリーだった。「うわぁ~綺麗ですね。」と言うと「絶対にこれを付けたリティは更に綺麗だよ。ずっと抱きしめていたいな。」と言われたときには一瞬固まってしまった。
カル何て事を言うんですか!!
自分が言ってること理解してますか!?
更にここのアクセサリーの値段をチラッと見たときも驚愕の値段で固まってしまった。
デザインに輝きにお店に一級品だった。
「どうした?」
「あっ、いいえ。お買い物のことを考えておりました。」
…………あなたが行く先々で甘い一言を呟くから狼狽えていたのです!!何て言えるわけないでしょ!!
はぁ……駄目だ駄目だ!!
ヒロインの相手候補はやることなすことなんでこんなに一級なんだろう。
私の心がもたないよ。。
「リティ、クリームが付いてるよ。」
私の唇近くに付いてたクリームをカルが伸ばしてきた手の親指でなぞり、そのクリームをペロリと舐めた。
「なっなっなっなっ何をしてるんですか!!?」
「ん、美味しかった。」
「かっかっか感想ではなく、私のクリームをなっなっなめっ…………。」
とても言葉に表せず吃りが酷くなり、顔がかぁぁぁっと熱くなっていくのがわかります。
「リティの食べてるパンケーキ美味しいね。俺にも食べさせてほしいな。」
めちゃくちゃ嬉しそうですね。
何がそんなに嬉しいんですか!?
人の話聞いてますか!?
それに………なんですか!!
口を開けて待っている姿は殿下でもなく年相応の男性でもなく小さな甘えん坊の子供みたいですよ。
見れば見るほど可愛く見えてしまうのはどうしてでしょう。
私が食べさせるまで口を開けているつもりですか?
「…………仕方ないですね。カルあーん。」
モグモグと食べる姿は甘えん坊の子供みたいで………とてもクラリスお兄様と一緒の年とは思えませんよ。
それにこんなカルの姿は今まで見たことありません。
「カルはこういうこと慣れてるかもしれないですが…………私は免疫ゼロなのでやめてください。心臓に悪いです。」
「分かりやすくしてるつもりなんだが……どうして全然伝わらないのか」
「えっ!?周りの音で聞こえませんでしたわ。すみませんがもう一度言ってくださいますか?……………ふぇ!?」
カルの手が私の頬に触れ撫でられた。
近いです!近いです!と言うより触ってます!触ってます!
離れてください。
「皇太子だから取り繕うことはあるけど、公務以外では好きな子にしか優しくしたくないんだよね。わかってくれたかな?」
てことは、ヒロインにしか優しくしたくないんだね。
他の人は表面上は優しくしてあげているだけってことか!
皇太子の立場も難儀ですねー!!
私にまで優しくしないといけないなんて。
「ふふ。わかりましたわ。カルの優しさはみんなのもので、愛情はヒロインにだけ注ぐってことですわね。本物の王子様で想いは一人だけに捧げるなんてロマンチックですわ~!!カルは素敵ですね。」
「ん?本当にわかったのかな??ヒロインってなに??お姫様ってことかな??」
「あっ……あはは。そうです。お姫様みたいなものです……あははっ。」
そうだ!この世界ではヒロインって言葉がなかったんだった。
お姫様でも間違ってない!!
「なるほど。俺のお姫様はリティだけだよ。」
頬をスリスリ撫でながら本物の王子様に微笑まれながら言われると破壊力半端ないですね!!
「カルが言うと素敵すぎますね。さすが本物の王子様です。」
この時、今後関わってくる人達が周りに沢山いることを知らず呑気にカルを素敵な王子様と話していた。
カルティド……カルはさすがポイントを押さえている。
実は密かに一度行ってみたかったお店なのだ。
ここのはパンケーキが美味しいらしい。
食べてみたかったから嬉しすぎる。
王都について、少しブラブラと歩いて見て回り、行く先々のお店………ぬいぐるみを持って可愛いと思っていると「リティとぬいぐるみのアングルいいね!!可愛くて俺の部屋に閉じ込めてしまいたいな。」と言われたときには驚きのあまり目を見開きましたわ。
またあるときはアクセサリーを見ていると「これリティに似合うね。」と言ったくれたのは金色のバラのアクセサリーだった。「うわぁ~綺麗ですね。」と言うと「絶対にこれを付けたリティは更に綺麗だよ。ずっと抱きしめていたいな。」と言われたときには一瞬固まってしまった。
カル何て事を言うんですか!!
自分が言ってること理解してますか!?
更にここのアクセサリーの値段をチラッと見たときも驚愕の値段で固まってしまった。
デザインに輝きにお店に一級品だった。
「どうした?」
「あっ、いいえ。お買い物のことを考えておりました。」
…………あなたが行く先々で甘い一言を呟くから狼狽えていたのです!!何て言えるわけないでしょ!!
はぁ……駄目だ駄目だ!!
ヒロインの相手候補はやることなすことなんでこんなに一級なんだろう。
私の心がもたないよ。。
「リティ、クリームが付いてるよ。」
私の唇近くに付いてたクリームをカルが伸ばしてきた手の親指でなぞり、そのクリームをペロリと舐めた。
「なっなっなっなっ何をしてるんですか!!?」
「ん、美味しかった。」
「かっかっか感想ではなく、私のクリームをなっなっなめっ…………。」
とても言葉に表せず吃りが酷くなり、顔がかぁぁぁっと熱くなっていくのがわかります。
「リティの食べてるパンケーキ美味しいね。俺にも食べさせてほしいな。」
めちゃくちゃ嬉しそうですね。
何がそんなに嬉しいんですか!?
人の話聞いてますか!?
それに………なんですか!!
口を開けて待っている姿は殿下でもなく年相応の男性でもなく小さな甘えん坊の子供みたいですよ。
見れば見るほど可愛く見えてしまうのはどうしてでしょう。
私が食べさせるまで口を開けているつもりですか?
「…………仕方ないですね。カルあーん。」
モグモグと食べる姿は甘えん坊の子供みたいで………とてもクラリスお兄様と一緒の年とは思えませんよ。
それにこんなカルの姿は今まで見たことありません。
「カルはこういうこと慣れてるかもしれないですが…………私は免疫ゼロなのでやめてください。心臓に悪いです。」
「分かりやすくしてるつもりなんだが……どうして全然伝わらないのか」
「えっ!?周りの音で聞こえませんでしたわ。すみませんがもう一度言ってくださいますか?……………ふぇ!?」
カルの手が私の頬に触れ撫でられた。
近いです!近いです!と言うより触ってます!触ってます!
離れてください。
「皇太子だから取り繕うことはあるけど、公務以外では好きな子にしか優しくしたくないんだよね。わかってくれたかな?」
てことは、ヒロインにしか優しくしたくないんだね。
他の人は表面上は優しくしてあげているだけってことか!
皇太子の立場も難儀ですねー!!
私にまで優しくしないといけないなんて。
「ふふ。わかりましたわ。カルの優しさはみんなのもので、愛情はヒロインにだけ注ぐってことですわね。本物の王子様で想いは一人だけに捧げるなんてロマンチックですわ~!!カルは素敵ですね。」
「ん?本当にわかったのかな??ヒロインってなに??お姫様ってことかな??」
「あっ……あはは。そうです。お姫様みたいなものです……あははっ。」
そうだ!この世界ではヒロインって言葉がなかったんだった。
お姫様でも間違ってない!!
「なるほど。俺のお姫様はリティだけだよ。」
頬をスリスリ撫でながら本物の王子様に微笑まれながら言われると破壊力半端ないですね!!
「カルが言うと素敵すぎますね。さすが本物の王子様です。」
この時、今後関わってくる人達が周りに沢山いることを知らず呑気にカルを素敵な王子様と話していた。
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