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第一章 ヒロイン編
47.
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ゆっくりと話がしたいと今カルの部屋につれてこられましたわ。
カルに抱き締められていると急に景色が変わってここまで来ました……転移魔法が出来るのですね。
何故学園の敷地内では駄目なのでしょう?
何故カルの部屋なのですか??
疑問は沢山ありますが、カルの機嫌が悪くて………私も聞くに聞けないのです。
近くのソファーに座るとき、私はいつもの通りカルの膝の上に横向きに座ろうとしたら突然制止されました。
「カッカル????」
初めて制止されて拒絶されたのかと不安と悲しみで恐る恐るカルの顔を覗き混むと、カルが笑顔でとんでもないことを言いましたわ。
「リティ、今日は膝の上に跨いで座って。」
「はい?」
「俺の膝の上に跨いで座ろうね。」
……………聞き間違いではありませんでしたわ。
跨いでって……制服なのでいつものドレスと違って薄くてより密着しますよね。
「………さすがに恥ずかしいですわ。」
「さっきエストと密着しててとても冷静ではいられないから、エストに対してなにするかわからないよ。だから、よりリティを感じたいんだ。」
私は迅速にカルの膝に跨いで座りました。
恥ずかしさよりカルがエスト・グレニチェに何かしでかしたら大変ですもの。
本当にエスト・グレニチェは何かしたわけではないのですから。
「はぁ……リティに何かあったんじゃないかと心配した。」
ネックレスの異変ですかね?
今までこんな風に私が知らないところで守ってくれてたと思うと愛しさが増してきて、カルの首に腕を回してギュッーと抱き締めた。
「カル、ネックレスに加護をつけて私を今まで守ってくれてありがとうございます。聞いてとても嬉しかったですわ。」
「………エストに聞いたんだね。あのおしゃべりが。リティが喜んでくれるならよかったよ。これからもつけてくれる?」
「もちろんですわ。カルの愛情たっぷりの加護入りネックレスなんて素敵すぎますわ。」
「ははっ、よかった。リティ自らつけてくれることに意味があるからね。ちなみに、リティの家族や俺以外の男がリティに邪な気持ちで近づいてきたら触れる前に弾くから。」
「えっ!?」
ビックリしてカルの顔を見ると笑顔で見つめられましたわ。
それでイグルスは弾かれてたのでしょうか?
でも、イグルスには邪な気持ちはなかったはずですが………。
「リティ、イグルスはリティのことが好きだから当たり前なんだよ。」
見透かされたように答えられて何も言えなくなってしまいましたわ。
「本当はリティを俺以外に触らせたくないんだけどな。家族はそうはいかないだろうから我慢してるんだよ。」
私の頬を触れながら愛しそうに話すカルに何も言えません。
本当に私に執着が凄くないですか?
こんなキャラでしたか??………わかりませんが、今のカルはとても私のことを想ってくれてることは伝わってきます。
「私はカルが好きですわ。」
今の私がカルに出来ることは素直な気持ちを伝えて安心させることだけです。
「俺もリティが好きだ。」
カルが私の唇にキスをしてきました。
軽めからだんだん深くなっていきそれから数十分間カルは私の唇を味わい落ち着いた声で聞いてきましたわ。
「で、リティはどうしてエストとあそこにいたのかな?」
カルに抱き締められていると急に景色が変わってここまで来ました……転移魔法が出来るのですね。
何故学園の敷地内では駄目なのでしょう?
何故カルの部屋なのですか??
疑問は沢山ありますが、カルの機嫌が悪くて………私も聞くに聞けないのです。
近くのソファーに座るとき、私はいつもの通りカルの膝の上に横向きに座ろうとしたら突然制止されました。
「カッカル????」
初めて制止されて拒絶されたのかと不安と悲しみで恐る恐るカルの顔を覗き混むと、カルが笑顔でとんでもないことを言いましたわ。
「リティ、今日は膝の上に跨いで座って。」
「はい?」
「俺の膝の上に跨いで座ろうね。」
……………聞き間違いではありませんでしたわ。
跨いでって……制服なのでいつものドレスと違って薄くてより密着しますよね。
「………さすがに恥ずかしいですわ。」
「さっきエストと密着しててとても冷静ではいられないから、エストに対してなにするかわからないよ。だから、よりリティを感じたいんだ。」
私は迅速にカルの膝に跨いで座りました。
恥ずかしさよりカルがエスト・グレニチェに何かしでかしたら大変ですもの。
本当にエスト・グレニチェは何かしたわけではないのですから。
「はぁ……リティに何かあったんじゃないかと心配した。」
ネックレスの異変ですかね?
今までこんな風に私が知らないところで守ってくれてたと思うと愛しさが増してきて、カルの首に腕を回してギュッーと抱き締めた。
「カル、ネックレスに加護をつけて私を今まで守ってくれてありがとうございます。聞いてとても嬉しかったですわ。」
「………エストに聞いたんだね。あのおしゃべりが。リティが喜んでくれるならよかったよ。これからもつけてくれる?」
「もちろんですわ。カルの愛情たっぷりの加護入りネックレスなんて素敵すぎますわ。」
「ははっ、よかった。リティ自らつけてくれることに意味があるからね。ちなみに、リティの家族や俺以外の男がリティに邪な気持ちで近づいてきたら触れる前に弾くから。」
「えっ!?」
ビックリしてカルの顔を見ると笑顔で見つめられましたわ。
それでイグルスは弾かれてたのでしょうか?
でも、イグルスには邪な気持ちはなかったはずですが………。
「リティ、イグルスはリティのことが好きだから当たり前なんだよ。」
見透かされたように答えられて何も言えなくなってしまいましたわ。
「本当はリティを俺以外に触らせたくないんだけどな。家族はそうはいかないだろうから我慢してるんだよ。」
私の頬を触れながら愛しそうに話すカルに何も言えません。
本当に私に執着が凄くないですか?
こんなキャラでしたか??………わかりませんが、今のカルはとても私のことを想ってくれてることは伝わってきます。
「私はカルが好きですわ。」
今の私がカルに出来ることは素直な気持ちを伝えて安心させることだけです。
「俺もリティが好きだ。」
カルが私の唇にキスをしてきました。
軽めからだんだん深くなっていきそれから数十分間カルは私の唇を味わい落ち着いた声で聞いてきましたわ。
「で、リティはどうしてエストとあそこにいたのかな?」
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