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※
あれからしばらくたちまして……
ナオ君のおでこのケガはだいぶよくなり、先日、縫っていた糸も抜きとってもらいました。
痛みはもうありません。
けれど、先生の言ったとおり、傷あとは少し残ってしまい、鏡で見ると右のまゆげの上にもう一つうすいまゆげがあるようにも見えました。
ナオ君自身はたいして気にしておらず、むしろ「マンガの主人公みたいでかっこいい」とさえ思っているのですが、そんなふうに思っていない人もいます。
ミユキお姉さんです。
お姉さんは、ナオ君からおまじないの秘密を教えてもらっていました。
だからあの日、家に帰って自分のおでこからケガがすっかり消えていることに気づいたとき、すぐにナオ君のおまじないだとわかったのです。(このことをお母さんにもお医者さんにも話したそうですが、不思議がるばかりで信じてはもらえなかったようです)
それからお姉さんは、ナオ君の傷を見るたびに涙を浮かべてあやまるのです。
「私のせいで、ごめんね」と。
ナオ君はこまってしまいました。
ケガを自分にうつしたのはお姉さんの泣いている顔を見たくないからだったのに、会うたびに泣かれてしまうのです。
「おまじないで、ケガを私にもどしてよ」
そう言われても、指輪はあのときにこわれてしまったので戻すことはできません。
それに、もし指輪があったとしても絶対に戻さなかったでしょう。
なぜなら、お姉さんからうつしたこの傷あとが、ナオ君にとって大切なものになっていたからです。
※
今日は日曜日。
ナオ君は公園でケンタ君たちとサッカーをしています。
サッカーと言ってもゴールがないので、ただボールのとりあいっこをするだけですが、みんなは必死です。
とったりとられたりしているうちに、ボールがナオ君のところへ転がってきました。
実はナオ君、サッカーが得意です。
背は小さいけれどすばしこいので、なかなかボールをとらせません。
あっちへ逃げ、こっちへかわし、ちょこちょこ動き回ります。
その様子を、公園のベンチに座って見ている人がいました。
ミユキお姉さんです。ナオ君が「見せたいものがあるから」と言って、むりにつれきたのでした。
『見せたいもの』のひとつは、サッカーがうまいところ。
ケンタ君たちをヒラリとよけるナオ君に、お姉さんも感心して拍手をします。
とてもいい気分。
でも、一番『見せたいもの』はべつにありました。
「ナオ、まて!」
あんまりボールがとれないものだから、ケンタ君たちはだんだんムキになってきます。
「このっ!」
アキラ君が、ナオ君のボールをとろう足をだしてきました。
それをヒョイとよけたところへ、今度はタケシ君。
またまたヒョイとよけると、最後にケンタ君がつっこんできました。
よけようと思えば、きっとよけることができたでしょう。
でもナオ君はよけませんでした。
「あっ!」
ケンタ君の大きな体がぶつかると、ナオ君の小さな体はつきとばされ、思いきり転んでしまったのです。
ズルリとした感触。焼けるような痛さ。
起き上がったナオ君が見てみると、右のヒザにすり傷ができていました。
みるみる血がにじみだし、あのズキズキとした痛みがやってきます。
「ナオ君!」
ベンチで見ていたミユキお姉さんが、ハッとなってさけびました。
いつものように、ナオ君がワンワン泣きだしてしまうと思ったのです。
ところが。
ナオ君は泣きませんでした。
泣くどころか涙さえ見せず―― ただ、どういうわけかおでこをしきりになでながら―― ヒョイと立ち上がってみせたのです。
しかも、その様子を見ておどろいたのはミユキお姉さんだけ。
「ケンタ、今のファールだぞ」
アキラ君が言うと、ケンタ君はぶすっとして「悪かったよ」とあやまるし、タケシ君は「傷バンやるから、水で洗ってこいよ」とナオ君に傷バンを差し出したりして。
誰も、ナオ君が泣くとは思っていないようでした。
そう。
ナオ君がお姉さんに一番『見せたいもの』は、このことだったのです。
※
水道で傷口を洗っているナオ君のところへ、ミユキお姉さんがかけよってきました。
「ナオ君、だいじょうぶ?」
「うん」
ナオ君は笑顔でうなずきます。
それから、
「ボク、泣かなかったでしょ」
と、ちょっとほこらしげに言いました。
「うん。泣かなかったね」
「どうしてだか、わかる?」
お姉さんは首をふります。
「おまじないを使ったからだよ」
「おまじない? ……あっ!」
お姉さんはあの『おまじない』を思い出して、ナオ君のヒザを見ました。
けれど、そこにはちゃんと傷があって、どこにもいっていません。
「おまじないなんて使ってないじゃない。ナオ君、ケガしたままだよ」
「そのおまじないじゃないよ。新しいおまじない」
そう言うと、ナオ君は前髪をめくりあげました。
「ほら、これ」
指さしたのは、右のまゆげの上にもう一つうすいまゆげがあるように見える、傷あと。
「それって、ナオ君が私からうつしたケガじゃない」
「そうだよ。この傷あとが新しいおまじないなんだ」
「え?」
ミユキお姉さんはさっぱりわからず、首をかしげます。
「転んでケガをしたときとかにね、こうして傷あとをなでて」
言いながら、傷あとをなではじめるナオ君。
それを見て、お姉さんは思い出しました。さっきケガをしたとき、ナオ君が同じことをしていたと。
「傷あとを、こうやってなでながらね。聞くんだよ」
「聞く?」
「これより痛い? って」
そのケガの痛さを、お姉さんはよく知っています。何しろ自分のケガだったのですから。
「そうするとね 『この痛さに比べたらちっとも痛くないぞ』 って思って、泣くのをがまんできるんだ」
「…それが、ナオ君の新しいおまじない?」
「うん。新しいおまじないはね、お姉ちゃんのケガがないとが使えないんだ」
ナオ君はお姉さんを見て言います。
「だから、返さなくていいよね」
「え?」
「おまじないが使えないと、ボクはまた泣き虫にもどっちゃうよ」
ナオ君は考えてきたことを、いっしょうけんめいに言います。
「お姉ちゃん、泣いてるボクより笑ってるボクのほうがカッコイイって言ったよね」
「…うん」
「じゃあ、泣き虫なボクよりかっこいいボクのほうがいいよね」
お姉さんは、ナオ君をじっと見つめました。ナオ君もお姉さんをじっと見つめます。
そして、ずいぶん長い間そうしたあとで、お姉さんは久しぶりの笑顔をみせてうなずきました。
「そうだね。かっこいいナオ君のほうがいいな」
「決まり! このケガはボクのものだ」
「うん」
「みてて。ボク、サッカー得意なんだから」
ナオ君はニッコリ笑うと、洗ったヒザに傷バンをはりつけてみんなのところへ走りだしました。
その後ろ姿に、お姉さんがあわてて声をかけます。
「ありがとう、ナオ君!」
ナオ君は振り返って手をふろうとしました。ところが、地面から顔をだしていた石につまづき、また転んでしまいます。
でも。もう、だいじょうぶ。
ナオ君はすぐに立ち上がると、笑顔でお姉さんに手をふって言いました。
「ほら、泣かないよ!」
もうかたほうの手で、おでこの傷をなでながら。
おしまい
あれからしばらくたちまして……
ナオ君のおでこのケガはだいぶよくなり、先日、縫っていた糸も抜きとってもらいました。
痛みはもうありません。
けれど、先生の言ったとおり、傷あとは少し残ってしまい、鏡で見ると右のまゆげの上にもう一つうすいまゆげがあるようにも見えました。
ナオ君自身はたいして気にしておらず、むしろ「マンガの主人公みたいでかっこいい」とさえ思っているのですが、そんなふうに思っていない人もいます。
ミユキお姉さんです。
お姉さんは、ナオ君からおまじないの秘密を教えてもらっていました。
だからあの日、家に帰って自分のおでこからケガがすっかり消えていることに気づいたとき、すぐにナオ君のおまじないだとわかったのです。(このことをお母さんにもお医者さんにも話したそうですが、不思議がるばかりで信じてはもらえなかったようです)
それからお姉さんは、ナオ君の傷を見るたびに涙を浮かべてあやまるのです。
「私のせいで、ごめんね」と。
ナオ君はこまってしまいました。
ケガを自分にうつしたのはお姉さんの泣いている顔を見たくないからだったのに、会うたびに泣かれてしまうのです。
「おまじないで、ケガを私にもどしてよ」
そう言われても、指輪はあのときにこわれてしまったので戻すことはできません。
それに、もし指輪があったとしても絶対に戻さなかったでしょう。
なぜなら、お姉さんからうつしたこの傷あとが、ナオ君にとって大切なものになっていたからです。
※
今日は日曜日。
ナオ君は公園でケンタ君たちとサッカーをしています。
サッカーと言ってもゴールがないので、ただボールのとりあいっこをするだけですが、みんなは必死です。
とったりとられたりしているうちに、ボールがナオ君のところへ転がってきました。
実はナオ君、サッカーが得意です。
背は小さいけれどすばしこいので、なかなかボールをとらせません。
あっちへ逃げ、こっちへかわし、ちょこちょこ動き回ります。
その様子を、公園のベンチに座って見ている人がいました。
ミユキお姉さんです。ナオ君が「見せたいものがあるから」と言って、むりにつれきたのでした。
『見せたいもの』のひとつは、サッカーがうまいところ。
ケンタ君たちをヒラリとよけるナオ君に、お姉さんも感心して拍手をします。
とてもいい気分。
でも、一番『見せたいもの』はべつにありました。
「ナオ、まて!」
あんまりボールがとれないものだから、ケンタ君たちはだんだんムキになってきます。
「このっ!」
アキラ君が、ナオ君のボールをとろう足をだしてきました。
それをヒョイとよけたところへ、今度はタケシ君。
またまたヒョイとよけると、最後にケンタ君がつっこんできました。
よけようと思えば、きっとよけることができたでしょう。
でもナオ君はよけませんでした。
「あっ!」
ケンタ君の大きな体がぶつかると、ナオ君の小さな体はつきとばされ、思いきり転んでしまったのです。
ズルリとした感触。焼けるような痛さ。
起き上がったナオ君が見てみると、右のヒザにすり傷ができていました。
みるみる血がにじみだし、あのズキズキとした痛みがやってきます。
「ナオ君!」
ベンチで見ていたミユキお姉さんが、ハッとなってさけびました。
いつものように、ナオ君がワンワン泣きだしてしまうと思ったのです。
ところが。
ナオ君は泣きませんでした。
泣くどころか涙さえ見せず―― ただ、どういうわけかおでこをしきりになでながら―― ヒョイと立ち上がってみせたのです。
しかも、その様子を見ておどろいたのはミユキお姉さんだけ。
「ケンタ、今のファールだぞ」
アキラ君が言うと、ケンタ君はぶすっとして「悪かったよ」とあやまるし、タケシ君は「傷バンやるから、水で洗ってこいよ」とナオ君に傷バンを差し出したりして。
誰も、ナオ君が泣くとは思っていないようでした。
そう。
ナオ君がお姉さんに一番『見せたいもの』は、このことだったのです。
※
水道で傷口を洗っているナオ君のところへ、ミユキお姉さんがかけよってきました。
「ナオ君、だいじょうぶ?」
「うん」
ナオ君は笑顔でうなずきます。
それから、
「ボク、泣かなかったでしょ」
と、ちょっとほこらしげに言いました。
「うん。泣かなかったね」
「どうしてだか、わかる?」
お姉さんは首をふります。
「おまじないを使ったからだよ」
「おまじない? ……あっ!」
お姉さんはあの『おまじない』を思い出して、ナオ君のヒザを見ました。
けれど、そこにはちゃんと傷があって、どこにもいっていません。
「おまじないなんて使ってないじゃない。ナオ君、ケガしたままだよ」
「そのおまじないじゃないよ。新しいおまじない」
そう言うと、ナオ君は前髪をめくりあげました。
「ほら、これ」
指さしたのは、右のまゆげの上にもう一つうすいまゆげがあるように見える、傷あと。
「それって、ナオ君が私からうつしたケガじゃない」
「そうだよ。この傷あとが新しいおまじないなんだ」
「え?」
ミユキお姉さんはさっぱりわからず、首をかしげます。
「転んでケガをしたときとかにね、こうして傷あとをなでて」
言いながら、傷あとをなではじめるナオ君。
それを見て、お姉さんは思い出しました。さっきケガをしたとき、ナオ君が同じことをしていたと。
「傷あとを、こうやってなでながらね。聞くんだよ」
「聞く?」
「これより痛い? って」
そのケガの痛さを、お姉さんはよく知っています。何しろ自分のケガだったのですから。
「そうするとね 『この痛さに比べたらちっとも痛くないぞ』 って思って、泣くのをがまんできるんだ」
「…それが、ナオ君の新しいおまじない?」
「うん。新しいおまじないはね、お姉ちゃんのケガがないとが使えないんだ」
ナオ君はお姉さんを見て言います。
「だから、返さなくていいよね」
「え?」
「おまじないが使えないと、ボクはまた泣き虫にもどっちゃうよ」
ナオ君は考えてきたことを、いっしょうけんめいに言います。
「お姉ちゃん、泣いてるボクより笑ってるボクのほうがカッコイイって言ったよね」
「…うん」
「じゃあ、泣き虫なボクよりかっこいいボクのほうがいいよね」
お姉さんは、ナオ君をじっと見つめました。ナオ君もお姉さんをじっと見つめます。
そして、ずいぶん長い間そうしたあとで、お姉さんは久しぶりの笑顔をみせてうなずきました。
「そうだね。かっこいいナオ君のほうがいいな」
「決まり! このケガはボクのものだ」
「うん」
「みてて。ボク、サッカー得意なんだから」
ナオ君はニッコリ笑うと、洗ったヒザに傷バンをはりつけてみんなのところへ走りだしました。
その後ろ姿に、お姉さんがあわてて声をかけます。
「ありがとう、ナオ君!」
ナオ君は振り返って手をふろうとしました。ところが、地面から顔をだしていた石につまづき、また転んでしまいます。
でも。もう、だいじょうぶ。
ナオ君はすぐに立ち上がると、笑顔でお姉さんに手をふって言いました。
「ほら、泣かないよ!」
もうかたほうの手で、おでこの傷をなでながら。
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