国王ほど不自由なモノはない

榎本 ぬこ

文字の大きさ
9 / 41

きゅう

しおりを挟む


「なぁ、おい?お前のご主人様は誰だ、あ?」
 ベシッと尻を叩かれ、それさえも気持ちいいと感じてしまう。
「ゆ、ユリスっ…!」
「ミリスとヤるとはなぁ。…なぁ、欲しいか?ここに」
「っ……は、い」
「それならちゃんとお願い、しないとな?俺はミリスのように甘くはないけどなぁ」
「ユリスの、くだ、さい」
「ユリス、だ?おい、俺のことは何て呼ぶんだ?」
 さっきよりも強く叩かれ、また矯声をあげた。
「感じてんじゃねぇよ、このドM。ご主人様、だろ」
「ご、ご主人様ぁっ」
 やばいやっぱ最高。
「この駄犬が!!誰にでも尻尾ふってんのか、あ?」
「申し訳ございませんっ」
「お前の心も身体も、誰のモンだ?」
「ご主人様、です…っ」
「っ……この、ビッチが…!」
 ミリスなんかとは比べ物にならないほどの指使いで、いとも簡単に感じる場所を当てる。
「何でもくわえ込みやがって!ふざけんなッ!!」
 執務室の机の上に置いていた書簡用の筒で、思いきり貫かれる。
「駄犬にはこれで十分だろ!!」
「あ、やぁっ…」
「はっ、よく言う…!これだけで、イケるくせに…っ!」
 ズブズブと出たり入ったりを繰り返すうちに、限界がきて目の前が真っ白になる。
「あ、あぁ、あっ…!!」
「…この、クソビッチ…!」
 その言葉すらも、御褒美ですが…。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

運命じゃない人

万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。 理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

処理中です...