26 / 34
本編
---ガイル視点②---
しおりを挟む
まだ夜も開け切らぬ内に、イズが身動いだ気配を感じた。
起きるには、まだ早い。
もう少し、寝る様に、イズの髪に指を滑らせながら、頭を撫でる。
ふわふわと柔らかい髪に、時折、指を絡ませながら、寝かしつける。
寝る気配は無いが、大人しく、身を任せるイズに、もっと触れたいという欲求が湧き出てくる。
撫でていた手を、そのまま後頭部に回し、上を向いたイズの唇に、口付けを落とす。
イズの薄い唇は、温かく、とても柔らかで、しっとりと吸い付く様だった。
ここで、止めようと思えば、止められたが、もっと触れたい、もっと味わいたいと、欲はとめどなく溢れてくる。
小さな舌に、絡め、吸い付き、口内を蹂躙する。
徐々に、イズが昂りを見せ始めて、俺も止まることが出来なかった。
イズの足の間に、足を滑り込ませて、腰を引き寄せる。
擦れることで、徐々にイズの昂りも硬度を増していく。
あぁ、俺で感じてくれてる。
薄らと目を開き、イズを見つめると、潤んだ瞳から、ポロポロと涙を零しながらも、快楽に溺れているのを感じた。
あぁ、可愛い。
このまま、抱き潰したい。
イズが、達し、体から力が抜けたところで、俺の腕から解放してやる。
ゆっくりと静かに、ベッドから抜け出すイズの後ろ姿を見つめながら、先ほどの情事を思い出す。
「はぁ、可愛いが過ぎるだろ。俺も、大分限界だ。いてぇ」
痛いほど張り詰めた物を、先ほどのイズを思い出しながら、発散する。
早く、イズの全てが欲しい。
俺の全てをイズにやるから、イズも俺のものになってくれ。
いつもの起床時間になり、ベッドから降りて、リビングへ向かう。
少しぎこちない笑顔を向けたイズに、挨拶をして、席に着く。
イズは、いつも通りにしようとしても、目が少し泳いでいたり、耳が赤くなっていたりと、挙動不審だったが、それもまた可愛い。
本当に、イズは、可愛いしかないな。
朝食を済ませて、冒険者ギルドに顔を出そうと家を出ようとしたところで、クマに呼び止められた。
『冒険者。ちょっといいかな?』
「なんだ?」
『坊ちゃんの同意なく、手は出さないんじゃなかったかな?』
「・・・・・・あー、手・・・手は出してないな」
足と口は出したが。
『・・・・・・』
「いやっ、確かに、ちょっとやりすぎたかなとは思ってるんだ」
『やりすぎ?坊ちゃんからは、口付けをしたと聞いた』
口付け・・・それ以上の事は、話さなかったのか?
恥ずかしくて言えなかったとかか。
「そうだな。口付けたが、少し深く口付けたからな、少しやり過ぎたなと」
『なるほど。坊ちゃんは、そういう知識が乏しいのと、恋愛と言うものが何かを分かってないから、手加減してあげて欲しい』
「まさかと思うが、口付けも初めてだったのか?」
『当然』
うわっ、それは・・・すげぇ、嬉しい。
イズの初めてが俺か。
これから、イズの初めては全て俺でありたい。
「分かった。今回の事は、俺も少し暴走したからな。ほどほどにするさ」
口付けぐらいなら許されるか・・・?
『坊ちゃんは、冒険者が寝惚けて口付けをしてきたから、覚えてないと思っているよ』
「そっか。じゃ、それも知らないふりをした方がいいか。俺が覚えてるって知ったら、恥ずかしがって、顔も合わせてくれなさそうだしな」
『それがいいと思う。本当に、程々にしてよね』
「はいはい、じゃ、行ってくる」
今朝のイズを思い出しては、顔が緩みそうになるのを、引き締め、ギルドへ向かった。
起きるには、まだ早い。
もう少し、寝る様に、イズの髪に指を滑らせながら、頭を撫でる。
ふわふわと柔らかい髪に、時折、指を絡ませながら、寝かしつける。
寝る気配は無いが、大人しく、身を任せるイズに、もっと触れたいという欲求が湧き出てくる。
撫でていた手を、そのまま後頭部に回し、上を向いたイズの唇に、口付けを落とす。
イズの薄い唇は、温かく、とても柔らかで、しっとりと吸い付く様だった。
ここで、止めようと思えば、止められたが、もっと触れたい、もっと味わいたいと、欲はとめどなく溢れてくる。
小さな舌に、絡め、吸い付き、口内を蹂躙する。
徐々に、イズが昂りを見せ始めて、俺も止まることが出来なかった。
イズの足の間に、足を滑り込ませて、腰を引き寄せる。
擦れることで、徐々にイズの昂りも硬度を増していく。
あぁ、俺で感じてくれてる。
薄らと目を開き、イズを見つめると、潤んだ瞳から、ポロポロと涙を零しながらも、快楽に溺れているのを感じた。
あぁ、可愛い。
このまま、抱き潰したい。
イズが、達し、体から力が抜けたところで、俺の腕から解放してやる。
ゆっくりと静かに、ベッドから抜け出すイズの後ろ姿を見つめながら、先ほどの情事を思い出す。
「はぁ、可愛いが過ぎるだろ。俺も、大分限界だ。いてぇ」
痛いほど張り詰めた物を、先ほどのイズを思い出しながら、発散する。
早く、イズの全てが欲しい。
俺の全てをイズにやるから、イズも俺のものになってくれ。
いつもの起床時間になり、ベッドから降りて、リビングへ向かう。
少しぎこちない笑顔を向けたイズに、挨拶をして、席に着く。
イズは、いつも通りにしようとしても、目が少し泳いでいたり、耳が赤くなっていたりと、挙動不審だったが、それもまた可愛い。
本当に、イズは、可愛いしかないな。
朝食を済ませて、冒険者ギルドに顔を出そうと家を出ようとしたところで、クマに呼び止められた。
『冒険者。ちょっといいかな?』
「なんだ?」
『坊ちゃんの同意なく、手は出さないんじゃなかったかな?』
「・・・・・・あー、手・・・手は出してないな」
足と口は出したが。
『・・・・・・』
「いやっ、確かに、ちょっとやりすぎたかなとは思ってるんだ」
『やりすぎ?坊ちゃんからは、口付けをしたと聞いた』
口付け・・・それ以上の事は、話さなかったのか?
恥ずかしくて言えなかったとかか。
「そうだな。口付けたが、少し深く口付けたからな、少しやり過ぎたなと」
『なるほど。坊ちゃんは、そういう知識が乏しいのと、恋愛と言うものが何かを分かってないから、手加減してあげて欲しい』
「まさかと思うが、口付けも初めてだったのか?」
『当然』
うわっ、それは・・・すげぇ、嬉しい。
イズの初めてが俺か。
これから、イズの初めては全て俺でありたい。
「分かった。今回の事は、俺も少し暴走したからな。ほどほどにするさ」
口付けぐらいなら許されるか・・・?
『坊ちゃんは、冒険者が寝惚けて口付けをしてきたから、覚えてないと思っているよ』
「そっか。じゃ、それも知らないふりをした方がいいか。俺が覚えてるって知ったら、恥ずかしがって、顔も合わせてくれなさそうだしな」
『それがいいと思う。本当に、程々にしてよね』
「はいはい、じゃ、行ってくる」
今朝のイズを思い出しては、顔が緩みそうになるのを、引き締め、ギルドへ向かった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
119
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる