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第七十一話 か弱き善良な市民
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むちうちになりそうな衝撃と共に視界が傾いた。
首が曲がった!? いや違う、車の片輪が浮いて車自体が傾いている。
「くそっ取り付かれた」
油断、失態、暢気にアクセルを緩めている場合じゃ無かった。アクセルベタ踏みで死にものぐるいで逃げるべきだった。これは避けられたトラブルだ。
鬼は車の左側に張り付き、その丸太の如く太い腕が窓をぶち破りジャンヌを引きづりだそうと車内をまさぐっている。
どうする!どうする?どうすればいい? 何の奇跡か走っているが、遠からず車は倒れるだろう。左に倒れれば持ち直し、右に倒れれば横転イコール足を失い嬲り殺し。
こんな時はどうすればいいんだ? ハンドルを切るのか? ブレーキを踏むのか? アクセルを踏み込むのか?
気が張り焦る俺の気が抜けるむにっと柔らかいものが押しつけられた。
押しつけられた左を見ればジャンヌがライダースーツがぴっちりと張り付き膨らむ胸が潰れるほどに俺に密着してきている。
「おぅお・・・」
「何もするなっ」
色仕掛けでも甘い展開でもありゃしない。鞭を入れられたかの如く体が引き締まるジャンヌの厳命が耳に響くと同時に俺の足がアクセルごと踏みつけられた。
メーターは一気に振り切れ、唸るエンジンに加速度を感じると同時に横から伸びるジャンヌの手がハンドルを小刻みにくっくと回しコントロールする。
四輪の車が二輪になっているというのに、転げること無くぐんぐんと速度を上げて山道を下っていく。
どんなドラテクだよ。
感心する間にもジャンヌに鬼の腕が伸びてくる。
今ジャンヌの邪魔をさせるわけには行かない、俺は暇になった手でシガーライターを引き抜くと伸びる鬼の手に押しつけた。
鬼の手がぎゃっと引っ込められる。
「上出来だっ」
ここでジャンヌがハンドルを大きく回し車の体勢が直った。これで横転の心配は無くなったが、オーバーゾーンがレッドゾーンになったくらいで危険な状態には変わりない。依然として鬼は車に張り付き命を脅かす。鬼は窓から引きづり出すのはまどろっこしいとドアを引き千切ろうとひしゃげていく金属音が耳に痛い。
振り落としたいが、がっちりとがぶりつかれ生半可な事じゃ無理だ。このままならいずれ車内に乗り込まれてジャンヌ共共挽肉にされるだろう。
くそっ。あそこはそのまま見逃して一旦仕切り直す流れだろ。引き際を弁えないで深追いの追撃戦で森を突っ切って強襲してくるとは、そんなにも俺の首が欲しいか。
いや違うだろ。それは思い上がりだ。
俺はチラッと横でハンドル操作をするジャンヌの顔を見る。
俺はおまけに過ぎない、金魚の糞。金魚から切り離されれば誰からも見向きもされずに漂うのみ。
脱出の糸口は其処だな。
光明が見えた俺に陽光が降り注がれ一瞬視界が白くなったが、目が慣れれば川辺が広がっていた。
山道を抜けたようだ。
陽光を遮る木々は無く開けた川辺に川は流れ、暗示の如く上流と下流、道は二つ示される。
おまけで殺されるのは御免被る。俺の自尊心が決断させた。
「川沿いに下流に行けば街がある」
「何を言っているのだ?」
脈絡も無く言い出した俺をジャンヌが訝しげに見る。
「これからはシートベルトはちゃんとしろよっ」
忠告と同時に俺はジャンヌの足を撥ね除け、ブレーキを踏み込んだ。
「くっ」
タイヤが軋み慣性の法則でフロントガラスから飛び出しそうになるのをシートベルトに託し、俺は突然のGに対処が数舜遅れたジャンヌの背中を突き飛ばした。
「えっ」
ジャンヌはカタパルト発進するかの如くフロントガラスから飛び出していった。
放物線を描いて落下していくジャンヌの目と一瞬だけ合い、その目は非難より何でと?問いかけてくる。
「ちっ」
悪いが答えている暇は無い、横を見れば鬼は車から振り落とされなかったようで未だしがみついている。
俺はアクセルを踏み込み上流にハンドルを切った。
山道と違い開けた場所でなら遠慮無く振り回せる。俺はハンドルを右に左に振り回し、鬼を右に左に振り回してやる。それでも振り落とされずしがみついている鬼が嘲りと共に問いかけてくる。
「自己犠牲のつもりか?」
「はっ何を勘違いしているんだ。よく見ろ馬鹿、俺に拘っていると獲物が逃げちまうぞ」
バックミラーを覗けばアドバイス通りジャンヌは下流に向かって走り出していた。雌豹のように美しく走る姿を見れば、予想通りとはいえ車から投げ出されて足一つ挫くこと無く着地を決めたのが分かる。ある意味あの女も化け物だな。
「女を囮にしたと言うのか」
「驚くなよっ。
自分が助かる為なら生け贄を差し出す、実にか弱き一般市民らしい行動だろうが」
そう虐めを見ても自分に火の粉が降りかかるのを恐れて見ない聞かない関わらない。酷ければ、荷担すらする。それが中世の魔女狩りから続くか弱き善良な市民って奴さ。
「お前を殺してから女を追うことだって出来るぞ」
「二頭追う者は一頭も得ずだぜ」
鬼と俺、数秒睨み合う。
さあ、どうする?
ジャンヌを追うか? 両方を追うか?
もっとも俺も簡単には命をくれてやらない、相応の代償は払って貰うぜ。
覚悟を込めて睨み付ける。
「くうっく、その気持ちを忘れずにこれからはせいぜい怯え隠れて暮らすんだな」
鬼は手を放し高速の車から飛び降りたというのに難なく着地を決め、そのまま逃げたジャンヌに向かって俺に背を向け走り出した。
「そのか弱き善良な市民こそ。俺が最も嫌う者なんだよ」
サイドブレーキを引いて180°ターン、サイドブレーキを解除してアクセル全開、背中を見せた鬼に全質量、全運動エネルギーを叩きつけた。
鬼は俺のことを侮りすぎていた。だから背後で爆音が響いても俺が逃げる音だと思って振り向きもしなかった。
その代償を鬼の背中に全て叩きつける。
「がはっ」
エアバックが作動するほどの衝撃に達磨落としの如く鬼は吹っ飛んでいく。
「まだまだ」
衝撃に脳がシェイクされ吐き気と霞む視界で狙いを絞り、再度アクセルを踏み込み鬼に猛追する。
俺が鬼に勝てる目は今しか無い。ここを逃したら負けて殺されるだけ。後は事は考えないここで全力全開を出し切る覚悟で体の発するあらゆるアラームをねじ伏せる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
起き上がろうとした鬼に再度激突したっ。
がくんがくんとエアバックに頭をぶつけるが、まだまだーーとアクセルを踏み込むが何かを巻き込んだのか車輪は空回りするのみ。
ならば。
俺は給油口を開くと共にシガーライターを引き抜き車から降りる。
「お前お前お前―――――――――――――――――――」
前輪に腕が巻き込まれ拉げている鬼が恨みを吼える。その顔は異形そのもの恐怖そのもの。人間じゃ無い。
「そう滾るなよ。古来より鬼成敗は騙し討ちが上等だろ。何より俺は嫌な奴なんでな」
本当に良かったよ。お前が人間だったらここまで出来なかった。俺は給油口にシガーライターを投げ込むと同時に川に飛び込んだ。
首が曲がった!? いや違う、車の片輪が浮いて車自体が傾いている。
「くそっ取り付かれた」
油断、失態、暢気にアクセルを緩めている場合じゃ無かった。アクセルベタ踏みで死にものぐるいで逃げるべきだった。これは避けられたトラブルだ。
鬼は車の左側に張り付き、その丸太の如く太い腕が窓をぶち破りジャンヌを引きづりだそうと車内をまさぐっている。
どうする!どうする?どうすればいい? 何の奇跡か走っているが、遠からず車は倒れるだろう。左に倒れれば持ち直し、右に倒れれば横転イコール足を失い嬲り殺し。
こんな時はどうすればいいんだ? ハンドルを切るのか? ブレーキを踏むのか? アクセルを踏み込むのか?
気が張り焦る俺の気が抜けるむにっと柔らかいものが押しつけられた。
押しつけられた左を見ればジャンヌがライダースーツがぴっちりと張り付き膨らむ胸が潰れるほどに俺に密着してきている。
「おぅお・・・」
「何もするなっ」
色仕掛けでも甘い展開でもありゃしない。鞭を入れられたかの如く体が引き締まるジャンヌの厳命が耳に響くと同時に俺の足がアクセルごと踏みつけられた。
メーターは一気に振り切れ、唸るエンジンに加速度を感じると同時に横から伸びるジャンヌの手がハンドルを小刻みにくっくと回しコントロールする。
四輪の車が二輪になっているというのに、転げること無くぐんぐんと速度を上げて山道を下っていく。
どんなドラテクだよ。
感心する間にもジャンヌに鬼の腕が伸びてくる。
今ジャンヌの邪魔をさせるわけには行かない、俺は暇になった手でシガーライターを引き抜くと伸びる鬼の手に押しつけた。
鬼の手がぎゃっと引っ込められる。
「上出来だっ」
ここでジャンヌがハンドルを大きく回し車の体勢が直った。これで横転の心配は無くなったが、オーバーゾーンがレッドゾーンになったくらいで危険な状態には変わりない。依然として鬼は車に張り付き命を脅かす。鬼は窓から引きづり出すのはまどろっこしいとドアを引き千切ろうとひしゃげていく金属音が耳に痛い。
振り落としたいが、がっちりとがぶりつかれ生半可な事じゃ無理だ。このままならいずれ車内に乗り込まれてジャンヌ共共挽肉にされるだろう。
くそっ。あそこはそのまま見逃して一旦仕切り直す流れだろ。引き際を弁えないで深追いの追撃戦で森を突っ切って強襲してくるとは、そんなにも俺の首が欲しいか。
いや違うだろ。それは思い上がりだ。
俺はチラッと横でハンドル操作をするジャンヌの顔を見る。
俺はおまけに過ぎない、金魚の糞。金魚から切り離されれば誰からも見向きもされずに漂うのみ。
脱出の糸口は其処だな。
光明が見えた俺に陽光が降り注がれ一瞬視界が白くなったが、目が慣れれば川辺が広がっていた。
山道を抜けたようだ。
陽光を遮る木々は無く開けた川辺に川は流れ、暗示の如く上流と下流、道は二つ示される。
おまけで殺されるのは御免被る。俺の自尊心が決断させた。
「川沿いに下流に行けば街がある」
「何を言っているのだ?」
脈絡も無く言い出した俺をジャンヌが訝しげに見る。
「これからはシートベルトはちゃんとしろよっ」
忠告と同時に俺はジャンヌの足を撥ね除け、ブレーキを踏み込んだ。
「くっ」
タイヤが軋み慣性の法則でフロントガラスから飛び出しそうになるのをシートベルトに託し、俺は突然のGに対処が数舜遅れたジャンヌの背中を突き飛ばした。
「えっ」
ジャンヌはカタパルト発進するかの如くフロントガラスから飛び出していった。
放物線を描いて落下していくジャンヌの目と一瞬だけ合い、その目は非難より何でと?問いかけてくる。
「ちっ」
悪いが答えている暇は無い、横を見れば鬼は車から振り落とされなかったようで未だしがみついている。
俺はアクセルを踏み込み上流にハンドルを切った。
山道と違い開けた場所でなら遠慮無く振り回せる。俺はハンドルを右に左に振り回し、鬼を右に左に振り回してやる。それでも振り落とされずしがみついている鬼が嘲りと共に問いかけてくる。
「自己犠牲のつもりか?」
「はっ何を勘違いしているんだ。よく見ろ馬鹿、俺に拘っていると獲物が逃げちまうぞ」
バックミラーを覗けばアドバイス通りジャンヌは下流に向かって走り出していた。雌豹のように美しく走る姿を見れば、予想通りとはいえ車から投げ出されて足一つ挫くこと無く着地を決めたのが分かる。ある意味あの女も化け物だな。
「女を囮にしたと言うのか」
「驚くなよっ。
自分が助かる為なら生け贄を差し出す、実にか弱き一般市民らしい行動だろうが」
そう虐めを見ても自分に火の粉が降りかかるのを恐れて見ない聞かない関わらない。酷ければ、荷担すらする。それが中世の魔女狩りから続くか弱き善良な市民って奴さ。
「お前を殺してから女を追うことだって出来るぞ」
「二頭追う者は一頭も得ずだぜ」
鬼と俺、数秒睨み合う。
さあ、どうする?
ジャンヌを追うか? 両方を追うか?
もっとも俺も簡単には命をくれてやらない、相応の代償は払って貰うぜ。
覚悟を込めて睨み付ける。
「くうっく、その気持ちを忘れずにこれからはせいぜい怯え隠れて暮らすんだな」
鬼は手を放し高速の車から飛び降りたというのに難なく着地を決め、そのまま逃げたジャンヌに向かって俺に背を向け走り出した。
「そのか弱き善良な市民こそ。俺が最も嫌う者なんだよ」
サイドブレーキを引いて180°ターン、サイドブレーキを解除してアクセル全開、背中を見せた鬼に全質量、全運動エネルギーを叩きつけた。
鬼は俺のことを侮りすぎていた。だから背後で爆音が響いても俺が逃げる音だと思って振り向きもしなかった。
その代償を鬼の背中に全て叩きつける。
「がはっ」
エアバックが作動するほどの衝撃に達磨落としの如く鬼は吹っ飛んでいく。
「まだまだ」
衝撃に脳がシェイクされ吐き気と霞む視界で狙いを絞り、再度アクセルを踏み込み鬼に猛追する。
俺が鬼に勝てる目は今しか無い。ここを逃したら負けて殺されるだけ。後は事は考えないここで全力全開を出し切る覚悟で体の発するあらゆるアラームをねじ伏せる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
起き上がろうとした鬼に再度激突したっ。
がくんがくんとエアバックに頭をぶつけるが、まだまだーーとアクセルを踏み込むが何かを巻き込んだのか車輪は空回りするのみ。
ならば。
俺は給油口を開くと共にシガーライターを引き抜き車から降りる。
「お前お前お前―――――――――――――――――――」
前輪に腕が巻き込まれ拉げている鬼が恨みを吼える。その顔は異形そのもの恐怖そのもの。人間じゃ無い。
「そう滾るなよ。古来より鬼成敗は騙し討ちが上等だろ。何より俺は嫌な奴なんでな」
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