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第十四章 エルフに遭遇

5話

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「風呂にも入ったし、後は寝るだけだな」

先にグレンが風呂に入り、入れ替わりで今はマルクが風呂に入っている。
内心、一緒にガラス張りの風呂に入らずに済んだことをグレンは安堵していた。

「ふぁああ」

満腹感と風呂による体温の上昇でグレンは眠気に襲われていた。

「そんなことだろうと思ったよ」

微睡んでいるグレンの意識の中にマルクの声が飛び込んできた。

「ま、るく、もう、上がったのかよ」

「寝られちゃ困るからね」

マルクは水が滴るのもかまわず、ベットに乗っかってきた。

「マルク?んんっ」

グレンの唇を塞ぐと身にまとっていたバスローブをはだけさせてくる。

「はぁ、グレンっ」

マルクの髪から滴る雫がシーツを濡らしていく。

「んっ」

グレンはマルクの身体にしがみついた。

「今日も乗り気だね」

「そりゃ…まぁな」

マルクに指摘されて少し恥ずかし気に笑う。

「積極的なのは嫌いか?」

「ううん…大歓迎」

マルクはそのままグレンの唇を貪りつつ、器用にグレンの着衣を乱していく。
露わになった乳首をつまみ上げ、腹筋を撫で、その下にあるペニスにも触れる。

「マルクこそ…今日はせっかちだな、んんっ」

「そりゃあ朝からずっとこのことだけ考えてたからね」

ニヤリとからかうようにマルクが口角を上げた。

「ふはっ、変態だな」

「グレンだって、キスしただけでもうこんなになってて…変態だね」

「んあっ」

グレンのペニスは蜜をこぼし、しっかりと立ち上がっていた。
マルクは意地悪く、緩く扱いていく。

「もどかしいでしょ?」

「あ、あっ!もっと、激しく、しろよっ」

グレンが上目遣いで睨むと、マルクは満足そうにした。

「ではお望み通りに」

マルクの手に力が入り、扱かれるスピードも上がる。

「ああ、あああああ」

「おっと、まだイクなよ」

マルクはグレンの限界が近づくと手を止めてしまった。

「なんでだよっ」

グレンが再びマルクを睨む。

「こっちも触ってあげないと不公平でしょ?」

マルクの手がグレンの後ろに伸びる。





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