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第2話 アパートでの二次会
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「上がって上がって」
「お、お邪魔します」
ぎこちなくなってしまった。女性の…それも一人暮らしの部屋に上がることになるとは……
何か女性らしい、いい匂いがするし。
「須藤君はビール?レモンサワーとかもあるけど」
「あっ、じゃあレモンサワーで」
そして二人で床に座り、2度目の乾杯。
「何かテレビでも点けよっか…あっ、お笑いやってる」
美桜さんは、男を家に上げたことに関して何とも思っていないようだ。まあ、男に見られてないだけかもしれない。
変に気を遣っても悪そうだし、美桜さんが気にしてないなら普通に楽しもう。
それから2時間くらい、仕事の話から、どうでもいい話までテレビを観ながらダラダラとしゃべった。
「あはは、それでさー、課長ったらメガネどこだーって言って自分の頭に上げてるの気づいてなかったんだよ!」
「それはまた……課長ってああ見えて結構やらかしタイプですよね」
そんなくだらない話もしていたのだが、美桜さんもだいぶ酔いが回ったのか話が徐々に変わっていき
「須藤君ってさー、彼女いるの?」
「いませんよ。大学の時にいましたけど、就職してからはそれどころじゃなくて別れました」
「ええー、せっかく稼いでたんだから、色々と楽しめるのにー」
多分この時、俺も酔いが回ってたんだと思う。不意に
「美桜さんこそ、彼氏とかいるんですか?美桜さんモテそうだし」
そんなことを聞いてしまった。
「私は……というか、えっと…」
美桜さんには珍しく歯切れが悪い。変な事聞いちゃったかな。
「話変えましょ!…えっと今日の飲み会の課長なんですけど…」
「須藤君!」
「はっ、はい!」
「…聞いてくれる?私の話……」
えっ?私の話?
ん?どういうことだ。えっ、もしかして美桜さん、俺のこと……
「実は…私ね……」
ドキドキと心臓の鼓動が聞こえる。
「……バイなの……」
はい?
「正確にはレズ寄りのバイなんだけど………」
えっと………はい?
「……もしかして知らない?」
「……はい」
「バイって言うのはバイセクシュアルの略で、意味は両性愛者……簡単に言うと男の人も女の人も両方好きってこと。私はその中でもレズ……えっと女性に対しての性的指向が強いというか…」
真っ赤になりながら説明する美桜さん。
そう言えば先程の飲み会でも
「早川さん?ああ、やめとけやめとけ。あの人は美人だし、仕事も出来るし、性格もいい。正に理想の女性だけど、入社してから、一度も浮いた話がないんだよ。何人か会社の同僚がアタックしてたけど、ことごとく振られてるしな」
てことを先輩が言ってた。
本人の証言を聞くと色々と腑に落ちる点がある。
「この事、なかなか人に相談できなくて……須藤君なら聞いてくれるかなって!ちょっと唐突過ぎたよね?ごめん、引いちゃった?」
「そんなことはないですよ。人の指向なんてそれぞれでしょうし」
「ありがと!須藤君ならそう言ってくれると思ってた」
つまり、俺を家に上げたのも、俺に好意があるわけではなくて、単にこの話を聞いて欲しかったってことか……
まあ、それだけ信用されるのは正直嬉しいんだけど…、
「ふぅーー、緊張したー」
「緊張?何で…あっ!もしかして変な事期待してた?やだー、須藤君のエッチ!」
「しょ、しょうがないじゃないですか!俺だって男なんですから、一人暮らしの女性の家に招かれた時点で期待はしちゃいますよ!」
まったくもう!と俺は目をつむりながら喋る。多分顔はさっきの美桜さんのように真っ赤になってるだろう。
「ふふふ、ごめんね。でも期待はしてくれてたんだ……ねえ、須藤君。そのまま目をつむってて」
ん?と思いながらも言われた通り目を閉じていると、シュルと衣擦れの音が……
あっ、美桜さんのいい匂いが……
チュッ
思わず目を開けてしまった。
美桜さんが俺の唇にキスをしてきたから
そして俺から少し離れた美桜さんは女の子座りをしていて…
下着姿になっていた。
ドクン!と鼓動が跳ねる。
いつものポニーテールを解いて広がった真っすぐ癖の無い髪は肩甲骨辺りまである。
「み、美桜、さん?」
「いいよ?私は須藤君とHなことするの」
「でも、美桜さんはレズなんじゃ……」
「さっきも言ったけど私はバイだから、女の子とイチャイチャは当然したいけど、男の人ともするのは好きだよ…だから…須藤君さえ良ければ……しよ?」
改めて、美桜さんの全身を見る。
真っ赤で扇情的な下着に隠された胸は大き過ぎず小さ過ぎず張りがある…触り心地が良さそうだ
腰はキュッとくびれていて、少し透けているパンツから伸びるムッチリとした太もも。
「それとも、私みたいなのは嫌?」
「そ、そんなことあるわけ……!」
「じゃあいいじゃん。私は須藤君にめちゃくちゃにされたいなー。だから……一緒に大人のSEX……しよ?」
その言葉で理性が飛んだ。
俺は美桜さんを抱きしめて横にあるベッドに押し倒した。
「お、お邪魔します」
ぎこちなくなってしまった。女性の…それも一人暮らしの部屋に上がることになるとは……
何か女性らしい、いい匂いがするし。
「須藤君はビール?レモンサワーとかもあるけど」
「あっ、じゃあレモンサワーで」
そして二人で床に座り、2度目の乾杯。
「何かテレビでも点けよっか…あっ、お笑いやってる」
美桜さんは、男を家に上げたことに関して何とも思っていないようだ。まあ、男に見られてないだけかもしれない。
変に気を遣っても悪そうだし、美桜さんが気にしてないなら普通に楽しもう。
それから2時間くらい、仕事の話から、どうでもいい話までテレビを観ながらダラダラとしゃべった。
「あはは、それでさー、課長ったらメガネどこだーって言って自分の頭に上げてるの気づいてなかったんだよ!」
「それはまた……課長ってああ見えて結構やらかしタイプですよね」
そんなくだらない話もしていたのだが、美桜さんもだいぶ酔いが回ったのか話が徐々に変わっていき
「須藤君ってさー、彼女いるの?」
「いませんよ。大学の時にいましたけど、就職してからはそれどころじゃなくて別れました」
「ええー、せっかく稼いでたんだから、色々と楽しめるのにー」
多分この時、俺も酔いが回ってたんだと思う。不意に
「美桜さんこそ、彼氏とかいるんですか?美桜さんモテそうだし」
そんなことを聞いてしまった。
「私は……というか、えっと…」
美桜さんには珍しく歯切れが悪い。変な事聞いちゃったかな。
「話変えましょ!…えっと今日の飲み会の課長なんですけど…」
「須藤君!」
「はっ、はい!」
「…聞いてくれる?私の話……」
えっ?私の話?
ん?どういうことだ。えっ、もしかして美桜さん、俺のこと……
「実は…私ね……」
ドキドキと心臓の鼓動が聞こえる。
「……バイなの……」
はい?
「正確にはレズ寄りのバイなんだけど………」
えっと………はい?
「……もしかして知らない?」
「……はい」
「バイって言うのはバイセクシュアルの略で、意味は両性愛者……簡単に言うと男の人も女の人も両方好きってこと。私はその中でもレズ……えっと女性に対しての性的指向が強いというか…」
真っ赤になりながら説明する美桜さん。
そう言えば先程の飲み会でも
「早川さん?ああ、やめとけやめとけ。あの人は美人だし、仕事も出来るし、性格もいい。正に理想の女性だけど、入社してから、一度も浮いた話がないんだよ。何人か会社の同僚がアタックしてたけど、ことごとく振られてるしな」
てことを先輩が言ってた。
本人の証言を聞くと色々と腑に落ちる点がある。
「この事、なかなか人に相談できなくて……須藤君なら聞いてくれるかなって!ちょっと唐突過ぎたよね?ごめん、引いちゃった?」
「そんなことはないですよ。人の指向なんてそれぞれでしょうし」
「ありがと!須藤君ならそう言ってくれると思ってた」
つまり、俺を家に上げたのも、俺に好意があるわけではなくて、単にこの話を聞いて欲しかったってことか……
まあ、それだけ信用されるのは正直嬉しいんだけど…、
「ふぅーー、緊張したー」
「緊張?何で…あっ!もしかして変な事期待してた?やだー、須藤君のエッチ!」
「しょ、しょうがないじゃないですか!俺だって男なんですから、一人暮らしの女性の家に招かれた時点で期待はしちゃいますよ!」
まったくもう!と俺は目をつむりながら喋る。多分顔はさっきの美桜さんのように真っ赤になってるだろう。
「ふふふ、ごめんね。でも期待はしてくれてたんだ……ねえ、須藤君。そのまま目をつむってて」
ん?と思いながらも言われた通り目を閉じていると、シュルと衣擦れの音が……
あっ、美桜さんのいい匂いが……
チュッ
思わず目を開けてしまった。
美桜さんが俺の唇にキスをしてきたから
そして俺から少し離れた美桜さんは女の子座りをしていて…
下着姿になっていた。
ドクン!と鼓動が跳ねる。
いつものポニーテールを解いて広がった真っすぐ癖の無い髪は肩甲骨辺りまである。
「み、美桜、さん?」
「いいよ?私は須藤君とHなことするの」
「でも、美桜さんはレズなんじゃ……」
「さっきも言ったけど私はバイだから、女の子とイチャイチャは当然したいけど、男の人ともするのは好きだよ…だから…須藤君さえ良ければ……しよ?」
改めて、美桜さんの全身を見る。
真っ赤で扇情的な下着に隠された胸は大き過ぎず小さ過ぎず張りがある…触り心地が良さそうだ
腰はキュッとくびれていて、少し透けているパンツから伸びるムッチリとした太もも。
「それとも、私みたいなのは嫌?」
「そ、そんなことあるわけ……!」
「じゃあいいじゃん。私は須藤君にめちゃくちゃにされたいなー。だから……一緒に大人のSEX……しよ?」
その言葉で理性が飛んだ。
俺は美桜さんを抱きしめて横にあるベッドに押し倒した。
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