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9.神官長ってこんな人??(※R18)
しおりを挟む※R18
身体が燃えるように熱い。
誰か……誰か……。
視界が霞む中、伸ばした手を誰かが握ってくれた。
「イーリス様、すでに魔力の揺らぎが相当大きくなっています。……これを鎮めるのは大変ですね。」
温かい体温に縋るように彼に身体を擦り付けた。
下半身が疼いて、頭がおかしくなりそう。
「神官長、わたしの身体を触ってください。もう、我慢出来ないです」
なりふり構っていられなかった。
「わかりました。イーリス様、触れることをお許しください」
そう言って顔を近づけた神官長の琥珀色の瞳には、情欲の炎が灯る。
神官長も性欲が強いと言っていたのを思い出して、一瞬怯んだけれど、もう身体は止められなかった。
「ああ、イーリス様、ずっと深くイッていないのでしょう?陰核だけの絶頂では、その場しのぎにしかなりません。身体の熱は収まりませんよ。ちゃんと深くイけるようお手伝いいたしましょう」
熱くて熱くて……。触れ合っている場所から神官長の体温を感じる。その他人行儀な触れかたがもどかしかった。もっと思いっきり触って欲しいのに……。
「て、手伝いって?」
「身体を深い絶頂に導くお手伝いですよ。イーリス様の魔力は強大ですから相当辛いでしょう?」
そう言って、彼は私の着ていたドレスをスルスルと脱がせた。複雑なコルセットの紐も丁寧にほどいていく。
時々指先が触れる感覚にすらビクンと身体が反応しちゃう。
「こ、こんなこと、恋人同士じゃなきゃだめなんだからあー」
脱がされて性行為をするのかと思い、急に駄目だと思った。
いやいやと力なく首を振る。
だって、恋愛経験のない私には、好きでもない人との行為には抵抗があった。
「では、止めますか?」
私の身体の熱は限界で……。梳かすように髪を優しく撫でながら見つめられる。
「わたしのこ、恋人になって。」
その時の判断は変だったと思う。そんな問題じゃない……。
熱に浮かされて……どうしていいのかも分からない。
だけど、今はその言葉しか思い浮かばなかった。
「私は嫉妬深いですよ。イーリス様を籠に閉じ込めてしまうかもしれません。こんな私で本当に良いのですか?」
「いい。いいのお。」
自分が浮気なんてするなんて思えないし、閉じ込められることも構わない。
それより、早く、この身体をどうにかして欲しい。
「それでは、イーリス、私と恋人になりましょう。」
「うん。だから早く……」
彼は私の頬に手を当て親指で唇を確かめるようになぞると、顔を近づけ耳元で囁いた。
「私の事はリアムと」
「リアム……」
彼は熱っぽい瞳で私を見つめ、顔を近づけた。
「っん……ぅぅ……ン……」
初めて……なのに、それは少し強引なキスだった。舌が唇を割って入り、咥内をまさぐる。
ぎゅっと身体を抱きしめられ、頭をよしよしと撫でられる。経験の無い私を宥めるように、その手つきは優しい。
なのに、その口づけは強引で……下唇を吸われ舌を絡めとられる。にちゅにちゅと舌を擦り合わせるその甘美な刺激に思考が蕩ける。
きもちいい……。
身体は火照り、どうしようもなく彼を求めてしまう。おそらくは、彼の肌を……。
「イーリス、どうして欲しいですか?」
リアムの瞳に嗜虐的な色が混じる。きっと全部分かってるのに、私に言わせたいんだ。
「ぁふぁ……?も、もっと……して……?」
「何を?」
「わかんない……からだ……きもちよく……して……。」
「ふふっ。仕方ないですね。こんなに顔をとろけさせて……。他の男を誘ってはいけませんよ?」
「……な……に……言って……(るの)?っん…ン……は……ぁ」
何度もちゅ、ちゅ、と唇を吸われる。そうしてる間も、彼の大きな手は首筋を辿り、背中を、腰を撫であげる。痺れるように疼いた肌はどこを触られても気持ち良くて、更なる刺激を求めて腰が揺れる。
「……ゃ……ン……ぁ……っっ」
彼が秘所に指を這わせる頃には、ソコはすっかり濡れそぼりヒクヒクと誘うように蠢いていた。
「はぁ……凄いですね。こんなに淫らでは恋人としては心配になります。早く私だけを求める身体にしないと……」
淫蜜で濡れた指を私に見せつけるように口に含んだ。
「……ぁあ……。」
そんなもの舐めないで欲しい。
「ふふ、美味しいですよ。イーリスの蜜は掻き出しても後から溢れてきますね。はぁー、心配です。早く私だけを求める身体に仕上げましょうね」
リアムは意地悪く私に囁く。恋人になったから?
神官長としての彼の顔とは別人みたい。
「私専用の身体にして、私でしか気持ちよくなれないようにしましょう。発情しても、私の名を呼びながら自分で慰めてください。私を思い出しながら、自分を慰めるイーリスを想像するとゾクゾクしますよ。」
なんて淫らな想像……。リアムってちょっとアレかも。
そんな会話をしている間も、リアムの手は私の胸の頂をクリクリと嬲る。摘まんだり、指の腹で擦ったり、とにかく執拗に責めたてる。爪で少し引っ掻かれると、痒いようなムズムズするような心地がして、同時にお腹の奥もキュンとした。
「……ぃや……」
私が拒否するような素振りを見せた途端、リアムは手を引いた。そしてニヤリと笑う。
「嫌なら止めますか?」
「……やあ……」
「我が儘ですね」
「おね……が……い」
「どうして欲しいです?言わないとしませんよ?」
「ナカに……欲しい……の。……も……挿れ……て」
涙目になりながらも必死にお願いした。もう限界。身体が熱い。この熱をどうにかして。
「イーリス、挿れますよ。私を見てください」
顎をとられ前を向かされる。いつの間にかリアムは服を脱いでいて……逞しい身体が私に覆い被さっていた。いつもフードに隠れていた顔は、思った以上に整っていて……恥ずかしくて目を反らす。
「イーリス、駄目です。目を反らさないで……。私に挿れられる時の顔を見せてください。」
「……はい」
琥珀色の瞳に囚われる。そして膣襞をめりめりと押し広げながら彼の勃立が私の秘裂に入ってきた。
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