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ep.122-2 メルティちゃんとルフラちゃんと買い物冒険

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 2回戦だ。

「はーーーーい♪ じゃあ、買い物冒険第2回目。今度は市場の中で一番おいしいものを買い物冒険しちゃおーーーー! 一番おいしいものを見つけてくれた方に、美味しいものをおごっちゃうゾ」

「わかりました。店長っ」
「店長。私、がんばるっ」


 ルフラちゃんは、美味しいクレープのお店を見つけた。イチゴジャムが特別に甘くて、うすーーいクレープの皮が絶品なお店だっ。

「これが絶対、一番おいしいと思う。間違いない」


 一方、メルティちゃんはチョコレートのドーナッツのお店だ。ドーナッツに、チョコレートが掛かっていて、そこに、ナッツの欠片が砕かれて、サクサク載っている。

「絶対、これが1番おいしいはずっ。ルフラちゃんに勝つんだっ」



 僕の判定。

「うーーーーん。両方絶品でくらべられないよ。こりゃ、両方1番だな。両方買ってあげるよ。二人とも食べてみてよ」

「わーーーい。店長、ありがとう」
「店長、ありがとうございます。大好きです」


 3人でイチゴジャムのクレープと、チョコレートとナッツのドーナッツを食べる。

 あまーーい。あまーーい、イチゴのクレーム。とろーーーん。パクリ。

 サクサク、ふわふわのチョコレートのドーナッツをパクリ。

 うむ。美味しい。



「美味しいです。店長ありがとうございます。こんな美味しいもの食べたの産まれて初めて」
「ほんとに美味しい。店長っ。ありがとうございます! 大好きです!」


 わはは。買い物冒険大成功。


 メルティちゃんもルフラちゃんも楽しんでくれて、今日はすごく楽しかったぞ。



 帰りがけに、二人にほっぺにキスされた。

「店長。楽しい思い出ありがとう」
「店長。大好きです」

 ちゅ

 ちゅ

 むふふ。12歳のかわいいメルティちゃんとルフラちゃんにキスをされて、なんだか、今日は特別な日になった。

 すごく楽しかったぞ。



 おっ、坊さんの立てカンバンだ。観てみよう~。




私たちはひとつの事実を信仰として広めたい。
私利私欲で、パラレルにおける記憶統合を行って、自らの立場を多くの次元において不当に上げることは、自滅行為である。
また、力を行使して不当に立場を上げる仲間を作り、篭絡でもって、自分を害することを止めた上で、自分の立場を上げる行為はさらに自滅である。
現状、力を行使して不当に他者に不利益を与える行為は、自らの殺し続ける状態となっており、その仲間を作ることは、
その仲間に恨みを買うことになる。その仲間はあなたによって一時的に利益を得ることになるが、より多く不利益を被る。よって、篭絡が仇となる。
利益を得る場合は全体に利益を与えた上で、不当な恨みを全救済で軽減すべきである。また、悪意でもって、あなたを利用して、
立場を上げるものに関しては、その事実を教育した上で、立場を上げることを止めさせるべきである。なぜならば、悪意でもって、あなたを
利用して立場を上げたものは、あなたの仲間と同じであり、立場が落ちたときに、あなたによって不利益を被ったと逆恨みを完全にするからである。
力を持つということは、逆恨みは止めないのである。
私たちはその事実を広く信仰として広めたい。
神に力を。

アーメンズ・インシュアラー・陀仏



 なるほど~。

 天皇って自分が助かるためにいろいろやってるんだな~。

 次元の中で記憶を繋げて、仲間を作って大多数で、他を落として自分たちだけ好き放題な立場を作って。

 ただ、その仲間っていうのが、一番あなたを地獄に落としてるから無駄だって話だね~。

 うーーーん。絶望的な世界だな~。おっと。よそごとよそごと。



 今日はすごく楽しかったなぁ~。すっごいリフレッシュした~。





 だが!


 いきなり、家に帰って来たら、僕の執事のアーロンが慌てた風に言って来た。

「大変です。伊佐木さんっ! とんでもないことになって!」

「落ち着いて。なにがあったの? アーロン。話して見て」

「はいっ。実は孤児たちがグデロン公爵に殺されそうなんです! 伊佐木さんを伯爵から奴隷に落とすとも言っています! 僕の命はいらないから。みんなを助けてください! お願いします。伊佐木さんっ」



 ええええ。孤児を殺すって、どういうこと?

 僕を伯爵から奴隷に落とすってどういうこと! そんなのゆるせるのっ???

 グデロン公爵。何をやってくれちゃったのっ!
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