ニッチなまーったりな、異世界、楽々のーんびり通販生活♪

さよなら。TOYBEE

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ep.33 異世界で買い物を楽しむ

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 レッツ♪ レッツぅーーー♪ レッぅぅう~~~♪

 わはは~♪ わはは~♪ ウハハぁー♪


 買い物しようよっーーーーー♪ 買い物しようよっーーーーー♪

 れっつごーしょっぴんぐぅーーー★ Let's go shopping★ Let's go shopping~~~♪



 あっ、坊さんの立て看板がある。読んでみよ~。

我々人類は無限に資源がある環境、無限に食料がある環境を自分たちが望めば作ることができる。
ただし、それは、現状今、我々が存在する世界とは別の世界で行えるという話であり、
今、我々が食べ物が不十分で、資源が枯渇する世界があったらば、
その資源枯渇した世界をなくすことはできない。
ゆえに我々が望まぬ不幸な世界があり、そこに我々が存在するならば、
我々はその世界を受け入れた上で、その世界のリソースの中で幸福に生きる道を作らなければならない。
ただし、その世界の制限においては、我々はできるかぎりの力でもって、我々が幸福になるように
力を使うことができる。ただし、それは次元反動を加味した上で、我々は幸福な世界を作らなければならない。
信仰を信じよ。

アーメン・インシュアラー陀仏


 へえーーー。

 なるほど。パラレルワールドがある世界って、無限に資源を作れたり、無限に食料作れたりするんだって。

 でも、次元反動っていうのがあるみたい。

 なんでも望めるから、望んだとおりに、資源作ったり、無限に食料作ると、結構、色々大変な想いするって話かな?

 例えば、他の世界から資源奪って、その世界の人間に恨まれて、地獄にされたり。

 例えば、神の食糧を奪って、神を怒らせたりとか。

 そういう風なのかな?

 とにかく、無限に資源作ったり、無限に食料作ったりするのは、気を付けないとならないって話?



 地面があって、そこに肥料と水があって、食糧っていうのはできてるのが普通の世界だから、

 それ以外でなんらかの力を使うと、なんらかの影響を考慮しないとならないみたい。


 ただ、無限に食料がある世界作っても、

 やっぱり、食糧のない世界っていうのは残ってるって話で、

 それはなんらかの方法で、なにか食料の都合をつけようって話みたい。


 なるほどね~。難しいけど、新しい世界を転生すると作れるって話かな?

 でも、よっぽどのことがない限り、

 世界って増やすべきじゃないと思ったりして。



 なんていうか、人間みてて思うんだけど、ワガママで自分勝手な人間が、

 どれほど世界増やしても、それって結局ひどい世界にしかならない気がするんだよね~。


 おっ、もう一個立てカンバンだ。

愛とはなにか?
肉欲で語られる愛が愛ではないとは思わない。
ただ、それでも、広い愛が必要なのだ。
人は世界を愛するようにはできていないから。
人が世界を愛するように、世界を愛していないものが、世界を愛する愛を作らなければならない。

アーメンズ・インシュアラー・ユイ

 なるほど~。

 世界を愛さない人って、世界を救わないから、

 でも、世界を愛してない人が、世界を愛することを広げないと、

 世界を愛する人ができないって話か~。


 ユイはいいこと言ってるな~。


 うーーーーん。

 世界を愛するってどういうことだろ?


 普通に考えて、不幸な人って、世界大嫌いだって思って当たり前だよね?

 ただ、その状態だと、みんな世界壊す人間しかできなくなっちゃうから、

 世界を愛する人間を、世界を嫌いな人間が、世界を人が愛せるように広げることが大事だって話かな?



 おっ、僕はこのファンタジーの世界を愛してるゾ~。




 おっと。よそごと。よそごと。今はメルティちゃんたちとの買い物デートだ。



「ほんとにどんなものを買ってもいいんですか? 私、買い物とかあんまりしたことないんですけど。そんなわたしでも色々買っていいんですか?」

 青髪の12歳のメルティちゃんが僕に聞いてきたッッ☆彡




「うん! いいよ。なんでも買って。メルティちゃんにも、ルフラちゃんにも、お店がんばってもらってるし、そのお礼として、どんなものでもプレゼントしちゃうから。好きに買ってよ」

 黒髪の同じく12歳のルフラちゃんが目をキラキラと輝かせた☆彡




「うわあ! すごいです。伊佐木さん。ありがとうございます。大好きです」

 僕は、今、ローデルムの市場に12歳の売り子の女の子二人と来ている。

 そこで、普段のお仕事のお礼に、ぱーーーっと、メルティちゃんと、ルフラちゃんに買い物を楽しんでもらおうと思ったんだッッ☆彡




 ローデルムの中央の南側にある、市場は今日もにぎわっている。

 食べ物や、雑貨、生活用品、冒険者道具、あらゆるものが売られていて、その中で、大勢の商いをする人間が出店を出して、その中に、いろいろな層の人が行き交って、出店を次々に覗いている。

 そんな中、僕は、メルティちゃんと、ルフラちゃんと手を繋ぎながら、市場を廻っているッッ☆彡




「人が多くて、迷子になるといけないからね。しっかり手はつないで」

「「はい!!!」」

 ぎゅっ

 ルフラちゃんは、服屋の出店で、空色のリボンと、チェックのリボンを見比べて、悩んでいる☆彡

「・・・どっちもかわいいんですけど、私に似合うかなって思って・・・。どっちにしようかなぁ」
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