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ep.54 またしてもモテ期到来。ギルド受付嬢どのデート

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 僕は思っていたぁーーーーーー♪

 僕の夢を叶えるゾーーーーー!!!! いえい!

 ハーレム王を目指す~~~~♪ ハーレム王を目指す~~~~♪

 エイミング・とぅー・ざ・はーれむ・きぃーーーーーんぐぅーーーー♪

 Aiming to be the Harem Kingっ♪ Aiming to be the Harem Kingっ~~♪

 いえい! いえーーーーい♪




 あっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。


初級ダンジョンには、いい感じのプリズンというモンスターがいる。
いい感じのプリズンは、なんかいい感じで、きれいな縞々のオシャレの服を着ている。
オシャレ勝負を挑むと、勝つと、いい感じのズボンをくれるので、初級冒険者は生活安定に利用して欲しい。
すべての信仰の力を。

アーメン・インシュアラー・南無


 あっ、坊さんが冒険者にお得情報を配信してる~。

 坊さん、頑張ってるなあ~。

 おっ、冒険者の掲示板がある。観てみよう~。


――――

冒険者の掲示板 自由に書いてください。3日で消します。チョークは設置してあります。


> オシャレって、冒険者なかなかできないよな?

> まあ、戦闘で俺たち生きてるしな。冒険に邪魔なオシャレはできねえわな。

> ただ、初級ダンジョンで、私は、常にいい感じのプリズンと勝負して鍛えてるわ。

> 女冒険者はけっこうオシャレ頑張るよな。

> まあ、いい男捕まえるのも、女冒険者の冒険のうちだしな。

> いい感じのプリズンに勝てたコーデ教えてください。

> ルッカのイヤリング。星影のドレス。縞々のニーソ。ヘルメスの靴。

> ↑↑↑お前、それ金掛け過ぎじゃ?

> そんな装備、初級冒険者に買えるか!!!!

> やきにくだよ~♪ そんなことより焼肉だあ。

> にくにく。にくにく。

> 初級冒険者でも、俺、いい感じのプリズンに勝った。

> ↑↑↑装備を教えよ。

> だぼだぼのTシャツ。だぼだぼのズボン。木のネックレス。

> なんだ? 俺、その装備で負けたけど。

> 同じ装備でも、着こなしでなんとかなるのよお。BYびーこん

> ぴーこんって誰だ?

> 魔道テレビで、冒険者のオシャレチェックやってるオカマの冒険者。

> ぴーこんより、コスギの方がいい。コスギは映画紹介をやってる。

> 中級冒険者になると、魔道テレビが買えて、けっこうテレビ漬けになったりするよな?

> 初級で漫画。小説。中級で魔道テレビは、ひきこもり冒険者の憧れなのだ。

> 僕も引きこもり冒険者になるために、中級を目指しています。

> 中級冒険者になるとテレビが見れるんだよなあ。テレビ持っての生活って憧れる。

> テレビはなんだかんだ言って、お金が掛かられねえからな。俺はつまみを食べて、タバコを吸いながら、酒を飲み、そして、たまに冒険をしている。それが俺のライフバランス。

> ↑↑↑勝ち組だな。
> ↑↑↑負け組だな。
> 女より、テレビというのはあるな。負け組でもいい。

> ・・・どうでもいいな。
> ・・・確かにどうでもいい。なんかオカマの話はげんなりする。

> 最近の竜人連邦とビッグ・ドワーフ合衆国の戦争どうなってる?

> 一応停戦中みたい。ただ、小規模な戦闘が続いてるみたい。

> 魔道ミサイルは使われてないの?

> 魔道ミサイル。竜人連邦とビッグ・ドワーフが競って作った。なんか、星ごと8回は壊せる威力があるらしい。

> 星壊すほど威力を上げてどうするんだろう?

> 一応、エルフが使用を止めてるらしい。自分たちに打ち込まれそうになると、貨幣がおかしくなる。

> エルフは先に、合衆国と、竜人連邦が魔道ミサイルを作ったとき、貨幣を動かして、世界中で魔道ミサイルを持つことを、2国以外禁止した。それは、政情不安定になったとき、多くのものが魔道ミサイルを持つと、予期しない勢力が権力の座について、エルフに向かって魔道ミサイルを撃つから。合衆国と、竜人連邦に関してはエルフ資本が入っている状態で、エルフの国に魔道ミサイルを撃つことを静止できるから、二国に魔道ミサイルを持たせて、多国が魔道ミサイルを持つことを禁じているのが、現代の魔道ミサイル事情らしい。

> っていうか、魔道ミサイルを全面禁止にしろよ。エルフ!!!!

> ↑↑↑二国が魔道ミサイルを持っていないと、魔道ミサイルの開発を止められないというのが実情。ただ、その二国も危険はあるという。いつ、魔道ミサイルを合衆国が撃つかは、ひそかにひやひやの世界。

> ↑↑↑だから、魔道ミサイルを永遠に封印しろ。世界を8回も壊せるミサイルなど、人類が持つな!!!

> あいかわらず、エルフは貴族ユニオンを盾に悪だくみしてるのか?


 魔道ミサイル?


 なにか、核兵器みたいもんだろうか?

 人類って、なぜか、自分たちを絶滅したがるミサイルを持ちたがる。こういうのって、ファンタジーの世界でも変わらないんだなあ。

 こういうこと、止め方とか書きこみしておいたほうがいいだろうか?


 カキカキカキ

↑↑↑
魔道ミサイルの止め方を魔道ミサイルの危険性を持った人が、宝くじをやって、1億は宝くじ抽選にして。1億はアイディア賞という感じで、数限りなく量産してはいかがでしょうか? いずれにせよ、魔道ミサイルが、人類の脅威であることには変わりはないので、今の合衆国と、連邦が持った状態、それから、虫人共和国が持った状態、世界中が持った状態など、色々なバリエーションを作って、魔道ミサイルの止め方を、一般に募集しませんか? 僕らが本気で止めようとしない限り、魔道ミサイルの脅威は続きます。是非、ストップ魔道ミサイル宝くじを。

 カキカキカキ

 あっ、書き込みだ。


↑↑↑
公開にしてそれを募集するのは危険な気がする。

↑↑↑
公開でなきゃ動く人間ができない。

↑↑↑
ただ、公開するのは危険なので、酒場で流行らせろ。酒場の女の口説き方に【魔道ミサイルの止め方を教えてくれたら、セックスしてもいい】と流行らせろ。

↑↑↑
なるほど。


 なるほど~。

 酒場の女に「魔道ミサイルの止め方を教えてくれたら、セックスしてもいい」って、流行るといいな~。



 アーシャさんが、そのときの僕の描きこみを優しい目で見ていた。

「伊佐木・・・。お前はやはり、色々なことで動くヤツなんだな。魔道ミサイルの止め方を教えてくれたら、セックスしてもいいか。なるほど・・・。少し、男の騎士に相談して酒場で流行らせてみるか。酒場の女だって、魔道ミサイルで死にたくはないだろうからな」

 アーシャさんはそのまま、騎士たちを動かすために、騎士団の詰め所に入って行った。

 僕は気づかなかった。

 アーシャさんが僕の掲示板の書き込みを見て、よく動いてくれているのを。


 それよりは、僕は掲示板の色々なことを見ていた。


 おっ、なにか、冒険者ってオシャレな話題もするんだね。

 やっぱり中心なのは女子冒険者みたいだけど。

 でも、案外にオシャレって大事だったりするよね?

 みすぼらしい恰好をしてるだけで、人間って、その人間を下の人間だと思ったりするからね。

 冒険者の権利のためには、冒険者のオシャレも、けっこう大事だったりするんだろうなー。

 魔道テレビってあるのかあ。

 僕も家持ちだから、魔道テレビを入れたりできるんだよなあ。

 ただ、テレビを観てると、テレビだけの生活したくなっちゃうから、買うのはちょっと控えてるのが今の僕の正直なところ。

 引退したときにテレビは買おうとか思ったり。

 テレビよりは、やっぱり、エアコン入れたいなあ。ただ、エアコン、高いんだよね。王国って。

 やっぱり、DCモーターの扇風機だ。

 扇風機ぼぉおおおおおおお。



 後は、戦争・・・。まだ続いてるみたい。

 なにが起こって戦争を仕掛けるのか、なんで戦いあうのか?

 たぶん、結構な確率で、社会が不安定になってる状態が戦争を引き起こしてる原因だと思うけど。

 ただ、独裁者が平和な世界で無理矢理戦争を起こしたりもすることがあったりして。

 戦争はやっぱり止めたいよね?

 今の王国は、ビッグドワーフと、竜人の戦争に巻き込まれたりしないんだろうか?

 そういうとき、どうすればいいのかって、王様の判断だけに従うだけでいいのかな?

 そんなことを思ったりするけど、今の僕がなにを言っても戦争云々には権力も地位もないから、なにも言えないような?

 おっと、

 それより、今は僕の話だ。




 今日はギルドが休みの日だッッ☆彡

 メルティちゃんと、ルフラちゃんもお休みになって、僕も卸しの仕事を休んで、ゆっくりしようとしていたときだ。




 ピンポーーーン!

 僕の邸宅のチャイムがなり、そこから、ギルド受付嬢の4人が僕の家の前に来ていたッッ☆彡




 リリアさんが遠慮がちに言った。

「みんながお休みだし、伊佐木さんのところ遊びに行こうって言いまして。ご邪魔だったでしょうか?」

 ファイナさんが言った。

「はいはーい! 遊びに来ましたよ~♪ 伊佐木さん、デートしましょうよ。デート~♪」

 ルーンさんが言った。

「ふふふ。ファイナったら大胆~♪ そんなに伊佐木さんのこと好きなの~?」




 マリナさんが言った。

「私も伊佐木さんのこと好きだな。みんなでデートしましょっ~♪」




 僕はなんだか、女の人4人に囲まれてドキドキはらはら☆彡

 うーーーん。僕にまたモテ期だ。信じられない!




 そこから、4人でデートスポットである、中央区にある噴水のある公園に向かって歩き出した。

 春の優しい日差しの中、特別な美女に囲われて歩くのは楽しい。外を行き交う人たちも、リリアさんたちの容姿に思わず振り返り、僕をうらやましそうに見ている。

 そんな中、受付嬢の4人と町を歩きながら、話すッッ☆彡
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