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ep.47-2 シェスティーナお嬢様のお見合い。人工ダイヤ

　おっ、出て来た。人工ダイヤのネックレスかッッ




　ピロリ

　人工ダイヤモンドネックレス　×　１　「購入」




「はいはぁ～い♪　伊佐木商会が今回もご紹介しまぁーすッ！　今回は人工ダイヤのネックレスになりまーーーす♪」

「人工ダイヤは、不純物が一切なし！　透明感のあるきれいなダイヤです！！！」

「そのダイヤを当社の熟練の職人が、きれいなお嬢さまが身を飾るために、素敵にスマぁートに、すばらしいデザインで、きれーーいに作っておりまぁーーす♪」




「どぉーでしょう？　このダイヤの透明感！　まさしく、貴婦人にふさわしいネックレスとなっております～♪♪」

「お値段はなんと、一個で８０万になりまぁーーす♪　是非、是非！！！　お買い上げくださいませぇーー♪　絶対損はさせません！　もう！　バッチリです！！！！」




　シェスティーナお嬢様は人工ダイヤのネックレスを観て、身体に身に着けて言った。

　キラキラ☆彡　キラキラぁー☆彡




「どうかしら？　私に似合うかしら。この人工ダイヤ」

　キラキラ☆彡　キラキラぁー☆彡




「もっちろんです！！！！　最高にお似合いですよ♪　シェスティーナさまっ」

　よいしょ。よいしょ～♪　いえい。イエーイ！




「まぁあ～、すばらしいわ。確かにこのネックレスなら、わたくしがつけてもふさわしいと思います。８０万。買いましょうッ。後、他に、３点用意してもらえるかしら？」

「もっちのロンでございまぁーーーす♪　３点で、２４０万のところ、今なら、ドドン！　２３０万です！」

「まあ！　まあ！　まあ！　さすが、伊佐木ですわ。おほほほほ」




　うはは。喜色満面のシェスティーナお嬢様の胸元にきれいな人工ダイヤ☆彡　むふふ。こりゃ、すごいやっ！！！




　ピロリ

　人工ダイヤモンドネックレス　×　３　「購入」




　よっし！　バッチリ。お嬢様に人工ダイヤのネックレスを売ることが出来たぞ。お嬢様、王太子さまとのお見合いがんばってね！　僕もあなたも幸せになりましょうっ！


　おっ、坊さんの立てカンバンがある。ゲンかつぎに観てみよう。


我々の世界は魔道機械があります。そこで、今の技術を育てれば、すべての人が遊んで暮らせる世界ができます。
そこで、魔道機械で暮らすため、未来に仕事がないと思っています。
ですが、大切なのは、人の苦痛を取ること。人を地獄から救うこと。これを仕事にすることです。
これに無限のお金を効率的に作り出し、無限のお金の運用を考え、紙幣発行して今から国際的に作りましょう。我々は無限に痛み、無限に地獄に落ちます。
それらを救う技術を無限に作り出すことは、我々にとってとてつもなく重要なことです。今、仕事にあぶれている人は、未来と現在のため、この仕事をすべきです。
信仰に力を。

アーメン・インシュアラー・梵

　へええ。坊さん、魔道機械で、無限に人間が遊んで暮らせる世界の先のことまで見てるんだ～。

　そのためには、無限の紙幣の運用方法とか考えるのが正しいんだね～。

　人間って、お金以外でまともに働いたりしないものだから、

　無限の紙幣を作った上で、人間が自分たちの地獄を改善するために動くように人を動かす必要があるんだね。

　あぶれてる人がいるって話だけど、

　無限に地獄があるなら、仕事があぶれてる人って、ほんとはいないのかも知れないよね？



　人間って数限りない地獄の世界にパラレルワールドだと落ちる危険性があるから、

　たった一人の人間でも、無駄な人はいなくて、

　そういうすべての人たちに無限のお金で動いてもらって、

　全員が幸福に行ける場所に行かなきゃならないって話だろうか？



　坊さん、がんばってるな～。


　受付嬢のルーンさんが僕を褒めてくれた。

「女性にとって、自分を飾るものを用意してくれる人って、すごく大事なのよ～♪　だから、そういうの探して売ってくれる伊佐木さん、私、尊敬するなー★　カッコイイね。伊佐木さん～っ」




　えへへ。すっごい褒められてうれしいよー。ルーンさん、大好き。