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24 すみずみまで丁寧に(2)
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千影は「夕美がのぼせたら可哀想だから我慢する」と言って、一緒に湯船を出た。
見えてしまった彼のモノは想像以上に大きく反り立っていて、思わず目を逸らしてしまったほどだ。
旅行の際はお尻にあてられていただけなので、今、初めて見たのだが……。
(あんなに大きいのが私のナカに挿入るの……? 心配になってきたけど、でも、早く受け入れたい自分もいる。私いつからこんなにいやらしくなっちゃったんだろう……)
罪悪感を覚えながらも、これは前に進めている証なんだと、自分をポジティブに励ました。
そして冷静になることもやめた。「推しとこんなことを……」などと考え出したら、何もできなくなってしまうからだ。
洗い場が広いので、ふたり同時に使っても余裕がある。
「千影さん、とても優しく洗うのね」
「人の髪を洗ったことなんて初めてだから、傷つけてしまったらと思うと、どうしてもね」
「大丈夫よ。すごく気持ちいい……」
うっとり夢心地で目を閉じた。
推しに髪を洗ってもらうなど、バチが当たりそうだが、千影がどうしてもやりたいと言うので任せた。
恥ずかしいので後ろを向き、シャワーも流してもらう。彼の手は本当に丁寧で、もちろん不快なことなど何もない。何もないのだが……。
(かなり時間をかけてくれるけど、疲れないのかな?)
と、心配になるほどだった。
コンディショナーを終えて、今度は千影の番だ。湯船のへりに座ってもらい、彼の髪を洗う。
「めちゃめちゃ気持ちいい……」
シャンプー中にうっとりと目をつぶる顔がとても可愛くて、思わずそっと頬にキスをした。彼は「ん?」と言っただけで、夕美がキスをしたことに気づいていない。そんな千影が余計に愛おしくて、夕美は彼に負けないくらいに優しく丁寧に髪を洗い上げた。
次に、お互い泡のボディソープを手に乗せた。
まず夕美が千影の上半身を手のひらで洗う。そのあとはどうすれば……と迷っていると、彼に後ろを向かされた。
そして千影の手が、マッサージするように夕美の体を洗い始める。ぬるぬるした感触が夕美を襲った。
「あっ、あの……、んんっ」
丁寧を通り越した過剰な動きに、思わず腰をくねらせた。
「どうしたの? 体を洗ってるだけなのに、そんなに喘いじゃって」
「だって、千影さん……っ」
「そんなにふにゃふにゃしてると、上手く洗えないなぁ」
「んっ、も、もう自分で洗う、から……っ」
「ダメだよ。まだ洗ってないところ、たくさんあるんだから。夕美もほら、掴んで」
「っ!?」
右手を導かれて握らされたのは、彼の大きくなったモノだった。
「僕のも洗って。……ゆっくりね」
泡のついた手で、硬く熱い肉棒を上下にしごく。そのたびに、彼の荒い息が夕美の耳元をくすぐった。
千影に胸の先端をくるくると洗われながら、もう限界だという時。彼の手が、夕美の下腹から下へ移動する。
「あっ、そこダメ……! やっ、あぁ……っ」
彼の指先が敏感な突起を二、三度往復しただけで、夕美はあっという間に達してしまう。
びくんびくんと体が震え、膝から崩れ落ちそうになるところを、千影が支えた。
「あれ? もしかしてイッちゃったの?」
「う……、うぅ……、ごめ、なさ……」
「謝ることないよ。夕美、すごく可愛い」
後ろから支える千影が、夕美の耳を甘噛みする。
「旅行の時も思ったけど、感じやすいんだね。……本当に初めて?」
「ち、千影さんに嘘なんて、つかない」
甘い感覚に襲われながら、息も絶え絶えに否定する。
「わかってる。もし夕美が他の男に触れられてたらって想像しただけで、嫉妬で気が狂いそうになっちゃって」
千影の声が苦しげなものに聞こえた。彼の顔を見たくて体の向きを変えると、首にそっと両手をあてられる。
「……ごめんね、夕美」
こちらを見下ろす千影の顔は、なぜか切なげで、悲しそうだった。
「全部、千影さんが初めてなの……」
告白すると同時に、彼が唇を寄せる。
「夕美、好きだよ、夕美……!」
「千影さ、んっ、んうう……っ」
出しっぱなしにしたシャワーを浴びながら、長いキスが始まった。唇を押し付け合い、舌を絡ませ、唾液を啜り合う。
彼の硬いモノを下腹にぐいぐいと押しつけられて、夕美も溢れる蜜が止まらない。
十分に体が昂ぶり合った時、「早くつながりたい」という千影に手を取られて、慌ただしくバスルームを出た。
見えてしまった彼のモノは想像以上に大きく反り立っていて、思わず目を逸らしてしまったほどだ。
旅行の際はお尻にあてられていただけなので、今、初めて見たのだが……。
(あんなに大きいのが私のナカに挿入るの……? 心配になってきたけど、でも、早く受け入れたい自分もいる。私いつからこんなにいやらしくなっちゃったんだろう……)
罪悪感を覚えながらも、これは前に進めている証なんだと、自分をポジティブに励ました。
そして冷静になることもやめた。「推しとこんなことを……」などと考え出したら、何もできなくなってしまうからだ。
洗い場が広いので、ふたり同時に使っても余裕がある。
「千影さん、とても優しく洗うのね」
「人の髪を洗ったことなんて初めてだから、傷つけてしまったらと思うと、どうしてもね」
「大丈夫よ。すごく気持ちいい……」
うっとり夢心地で目を閉じた。
推しに髪を洗ってもらうなど、バチが当たりそうだが、千影がどうしてもやりたいと言うので任せた。
恥ずかしいので後ろを向き、シャワーも流してもらう。彼の手は本当に丁寧で、もちろん不快なことなど何もない。何もないのだが……。
(かなり時間をかけてくれるけど、疲れないのかな?)
と、心配になるほどだった。
コンディショナーを終えて、今度は千影の番だ。湯船のへりに座ってもらい、彼の髪を洗う。
「めちゃめちゃ気持ちいい……」
シャンプー中にうっとりと目をつぶる顔がとても可愛くて、思わずそっと頬にキスをした。彼は「ん?」と言っただけで、夕美がキスをしたことに気づいていない。そんな千影が余計に愛おしくて、夕美は彼に負けないくらいに優しく丁寧に髪を洗い上げた。
次に、お互い泡のボディソープを手に乗せた。
まず夕美が千影の上半身を手のひらで洗う。そのあとはどうすれば……と迷っていると、彼に後ろを向かされた。
そして千影の手が、マッサージするように夕美の体を洗い始める。ぬるぬるした感触が夕美を襲った。
「あっ、あの……、んんっ」
丁寧を通り越した過剰な動きに、思わず腰をくねらせた。
「どうしたの? 体を洗ってるだけなのに、そんなに喘いじゃって」
「だって、千影さん……っ」
「そんなにふにゃふにゃしてると、上手く洗えないなぁ」
「んっ、も、もう自分で洗う、から……っ」
「ダメだよ。まだ洗ってないところ、たくさんあるんだから。夕美もほら、掴んで」
「っ!?」
右手を導かれて握らされたのは、彼の大きくなったモノだった。
「僕のも洗って。……ゆっくりね」
泡のついた手で、硬く熱い肉棒を上下にしごく。そのたびに、彼の荒い息が夕美の耳元をくすぐった。
千影に胸の先端をくるくると洗われながら、もう限界だという時。彼の手が、夕美の下腹から下へ移動する。
「あっ、そこダメ……! やっ、あぁ……っ」
彼の指先が敏感な突起を二、三度往復しただけで、夕美はあっという間に達してしまう。
びくんびくんと体が震え、膝から崩れ落ちそうになるところを、千影が支えた。
「あれ? もしかしてイッちゃったの?」
「う……、うぅ……、ごめ、なさ……」
「謝ることないよ。夕美、すごく可愛い」
後ろから支える千影が、夕美の耳を甘噛みする。
「旅行の時も思ったけど、感じやすいんだね。……本当に初めて?」
「ち、千影さんに嘘なんて、つかない」
甘い感覚に襲われながら、息も絶え絶えに否定する。
「わかってる。もし夕美が他の男に触れられてたらって想像しただけで、嫉妬で気が狂いそうになっちゃって」
千影の声が苦しげなものに聞こえた。彼の顔を見たくて体の向きを変えると、首にそっと両手をあてられる。
「……ごめんね、夕美」
こちらを見下ろす千影の顔は、なぜか切なげで、悲しそうだった。
「全部、千影さんが初めてなの……」
告白すると同時に、彼が唇を寄せる。
「夕美、好きだよ、夕美……!」
「千影さ、んっ、んうう……っ」
出しっぱなしにしたシャワーを浴びながら、長いキスが始まった。唇を押し付け合い、舌を絡ませ、唾液を啜り合う。
彼の硬いモノを下腹にぐいぐいと押しつけられて、夕美も溢れる蜜が止まらない。
十分に体が昂ぶり合った時、「早くつながりたい」という千影に手を取られて、慌ただしくバスルームを出た。
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