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第十三話 こういう時どう慰めたらいいんだろう
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サリオスの誘いに対し、私は自然に笑みがこぼれた。彼と共に自室へと入るとワインを机に置いてそのままもつれ合うようにしてベッドの上で絡み合う。
互いに服を脱ぎ、体を晒し合い、欲を求める。
「っ…」
「んっ…」
(推しとのエッチ、最高すぎる…)
サリオスに身を任せたまま時間は過ぎていく。行為の途中、私はふとサリオスが見せていた表情に目が留まった。
(なんか寂しそうだ)
私はその言葉をサリオスに投げかけた。するとサリオスの腰の動きがぴたっと止まった。
「…すまないな」
「いえ、サリオス様は悪くは無いかと」
「正直に言うと、家でいるよりここでお前といる方が楽なんだ」
サリオスのその言葉は、私の胸を矢のように貫いた。
サリオスは妻子持ちである。その彼が妻子がいる家でいるよりも、私といる方が楽と語っているのだ。
「そういえば、お前との婚約が先だったな」
そう語るサリオスの瞳は憂いを帯びている。私はそんなサリオスをどうにかしたいと言う一心に駆られるも取るべき行動が中々脳裏に出て来ない。
(こういう時、どう慰めたらいいんだろ)
すると突如部屋のドアから誰かがノックする音が聞こえた。サリオスを制し私一人で部屋のドアをミリ単位で開けると、そこにいたのはガウン姿のリズだった。
「リズ?!」
「マーレごめん、今からクラウドの相手お願いできる?!」
「はあ?」
互いに服を脱ぎ、体を晒し合い、欲を求める。
「っ…」
「んっ…」
(推しとのエッチ、最高すぎる…)
サリオスに身を任せたまま時間は過ぎていく。行為の途中、私はふとサリオスが見せていた表情に目が留まった。
(なんか寂しそうだ)
私はその言葉をサリオスに投げかけた。するとサリオスの腰の動きがぴたっと止まった。
「…すまないな」
「いえ、サリオス様は悪くは無いかと」
「正直に言うと、家でいるよりここでお前といる方が楽なんだ」
サリオスのその言葉は、私の胸を矢のように貫いた。
サリオスは妻子持ちである。その彼が妻子がいる家でいるよりも、私といる方が楽と語っているのだ。
「そういえば、お前との婚約が先だったな」
そう語るサリオスの瞳は憂いを帯びている。私はそんなサリオスをどうにかしたいと言う一心に駆られるも取るべき行動が中々脳裏に出て来ない。
(こういう時、どう慰めたらいいんだろ)
すると突如部屋のドアから誰かがノックする音が聞こえた。サリオスを制し私一人で部屋のドアをミリ単位で開けると、そこにいたのはガウン姿のリズだった。
「リズ?!」
「マーレごめん、今からクラウドの相手お願いできる?!」
「はあ?」
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