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第10話※
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「んっ……はあっ」
クリス様の指が私の中で上下に擦るようにして激しく動く。粘膜と体液が擦れると水音が起きる。それにしても息がだんだんと変になる。
(もっと、もっと気持ちよくなりたい)
ふと、何気なくそのような欲に駆られた。しかし、気持ちいいって何だろう……
頭の中が混乱していく中、クリス様が指を抜いて私の目の前にある切り株に手をついて四つん這いの格好をするようにと言ってくる。私は言われた通りにすると、クリス様へお尻を突き出すような、そんな構図になる。
(なんだか、恥ずかしいかもしれない)
すると、クリス様は私の服の裾を外し、お尻を露出させる。そして少し間を置くと私の中にずどんと何かが入ってくるような感覚と圧を覚える。その感覚と圧を覚えた瞬間、私の頭の中が真っ白になって、声が出た。苦しいのにそこに不快感や嫌悪感は無くて、むしろ気持ちが良い。不思議な感覚だ。
「ああっ……!」
「動く、よ」
「クリス様、これは……」
「申し訳ないけど、早く済ませるから。こっちも初めてだからうまく行かなかったら、ごめん」
「は、はい……」
クリス様が、私の腰からお尻にかけてぱんぱんと自身の下腹部を押し付けて来る。という事は、今私の中に入っているのはクリス様の男根だ。彼の指よりも圧がすごくて、硬い。それに中心部から熱が放たれているのが分かる。
(熱い)
ぱんぱんぱんという皮膚が当たる音と、中で粘膜と体液がぐちゃぐちゃに濡れて擦れているような水音に、私の声とクリス様の吐息が森の中で響いている。奥の方を何度も突かれ、更にぐりぐりと当てこすられる度に、更に頭の中がおかしくなるような感覚に襲われる。これを絶頂と言うのだろうか。
「はあっ!」
「ん……」
「あっ、んっ……」
痛みも無くなって、気持ちいいというものしかない。これが男女の交わりなのか。これが……
「マリーナ、そろそろ……」
という声の後、クリス様は私の中に精と魔力と解き放った。彼が放った魔力の流れが、竜巻のように私の中から内臓を貫き、更に脳天まで達する。
「ああ……」
私がその場に崩れ落ちそうになったのを、クリス様が腕を掴んで支えてくれた。さっきまで感じていた気持ちよさがどこかに消えた。クリス様は服を直すと、改めて私の額を見て、淫魔印が消えているかを確認してくれた。
「もう大丈夫だ。消えてる」
「よ、良かったです……」
「歩けるか?」
「はい。なんとか」
「じゃあ、先を急ごう」
クリス様の手を取って、私は草が生い茂る地面を踏み歩く。うっそうとした森の中で、小鳥の鳴き声が一瞬だけ響いた。
クリス様の指が私の中で上下に擦るようにして激しく動く。粘膜と体液が擦れると水音が起きる。それにしても息がだんだんと変になる。
(もっと、もっと気持ちよくなりたい)
ふと、何気なくそのような欲に駆られた。しかし、気持ちいいって何だろう……
頭の中が混乱していく中、クリス様が指を抜いて私の目の前にある切り株に手をついて四つん這いの格好をするようにと言ってくる。私は言われた通りにすると、クリス様へお尻を突き出すような、そんな構図になる。
(なんだか、恥ずかしいかもしれない)
すると、クリス様は私の服の裾を外し、お尻を露出させる。そして少し間を置くと私の中にずどんと何かが入ってくるような感覚と圧を覚える。その感覚と圧を覚えた瞬間、私の頭の中が真っ白になって、声が出た。苦しいのにそこに不快感や嫌悪感は無くて、むしろ気持ちが良い。不思議な感覚だ。
「ああっ……!」
「動く、よ」
「クリス様、これは……」
「申し訳ないけど、早く済ませるから。こっちも初めてだからうまく行かなかったら、ごめん」
「は、はい……」
クリス様が、私の腰からお尻にかけてぱんぱんと自身の下腹部を押し付けて来る。という事は、今私の中に入っているのはクリス様の男根だ。彼の指よりも圧がすごくて、硬い。それに中心部から熱が放たれているのが分かる。
(熱い)
ぱんぱんぱんという皮膚が当たる音と、中で粘膜と体液がぐちゃぐちゃに濡れて擦れているような水音に、私の声とクリス様の吐息が森の中で響いている。奥の方を何度も突かれ、更にぐりぐりと当てこすられる度に、更に頭の中がおかしくなるような感覚に襲われる。これを絶頂と言うのだろうか。
「はあっ!」
「ん……」
「あっ、んっ……」
痛みも無くなって、気持ちいいというものしかない。これが男女の交わりなのか。これが……
「マリーナ、そろそろ……」
という声の後、クリス様は私の中に精と魔力と解き放った。彼が放った魔力の流れが、竜巻のように私の中から内臓を貫き、更に脳天まで達する。
「ああ……」
私がその場に崩れ落ちそうになったのを、クリス様が腕を掴んで支えてくれた。さっきまで感じていた気持ちよさがどこかに消えた。クリス様は服を直すと、改めて私の額を見て、淫魔印が消えているかを確認してくれた。
「もう大丈夫だ。消えてる」
「よ、良かったです……」
「歩けるか?」
「はい。なんとか」
「じゃあ、先を急ごう」
クリス様の手を取って、私は草が生い茂る地面を踏み歩く。うっそうとした森の中で、小鳥の鳴き声が一瞬だけ響いた。
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