5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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報酬と宿屋

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「先ほどは失礼いしました。薬草の査定結果、とても上質なものでしたので、これは登録後の買取の方がよろしいかと判断し、今回は特例で買い取りの手付金として金貨2枚をお渡しすることとなりました。これはあくまで手付金なので、買い取りの報酬とは別となりますので、ご了承ください」

 ん?

「買取は不可でしたか?」

「いえ、逆に薬草類の状態もとてもよく、通常査定金額からマイナスするのも申し訳なくなるほどです。現状の冒険者に採取依頼を出しても、あそこまで採取状態の良いものは見たことがありません。それに、ほかの買取品も解体してみなければわかりませんが、とてもいい状態とお見受けします。なので、お時間がかかるのと、それ以上の見込み価格としてこちらでと」

 なるほど、そういうことね

「わかりました。それではまた二日後に。ありがとうございました」

「はい、お待ちしております」

 

 出て左手に向かって・・・あたこれか

「雀の穂亭・・・っと、いい匂いがしてくるな」

 どうやら一階左手が飯屋&飲み屋で、二階と三階が宿屋のようだ。なかにはいるとカウンターにいた女の子が

「いらっしゃいませ。宿泊ですか?お食事は現在休憩と仕込み中なので、十七時からの営業となります」

 同い年くらいの女の子がそう営業トークを繰り出し、とても気持ちのいい笑顔で迎えてくれた

「宿泊でおねがいします」

「はい、宿泊ですね。宿泊ですと一泊銀貨二枚となります。食事をご希望でしたら朝夕それぞれ銅貨五枚となります。また、お風呂は別途かかります。何泊なさいますか?」

「とりあえず三泊お願いします。食事付きで」

「ありがとうございます。では三泊で銀貨九枚になります。お風呂代はその都度お声をかけてください」

「はい、それじゃぁ・・・金貨しかないけど大丈夫ですか?」

「大丈夫です。それでは銀貨一枚のお返しになります。食事はまだ仕込み中なので十七時からとなりますがよろしいですか?」

「大丈夫です」

「それではお部屋に案内します。こちらへどうぞ」

 部屋は2階の奥だった

「部屋の鍵をなくされますと、金貨一枚の追加が発生するのでご注意ください。それと申し遅れました、わたしはミリスといいます。よろしくお願いします」

「こちらこそ名乗り忘れてました。ショウといいます。とりあえず三日間よろしくお願いします」

 部屋に入ると簡素なベッドと机と椅子、窓はあるがハメ殺しで風取り込み用の格子が横に空いてるだけだが、よく掃除された清潔な部屋で安心した。まぁ、ギルドがおススメするくらいだから、変な宿なわけはないだろうけどね。

「さて、夕食まで時間もあるし、王都の中を見て回ろうかな」




 
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