9 / 668
報酬と宿屋
しおりを挟む
「先ほどは失礼いしました。薬草の査定結果、とても上質なものでしたので、これは登録後の買取の方がよろしいかと判断し、今回は特例で買い取りの手付金として金貨2枚をお渡しすることとなりました。これはあくまで手付金なので、買い取りの報酬とは別となりますので、ご了承ください」
ん?
「買取は不可でしたか?」
「いえ、逆に薬草類の状態もとてもよく、通常査定金額からマイナスするのも申し訳なくなるほどです。現状の冒険者に採取依頼を出しても、あそこまで採取状態の良いものは見たことがありません。それに、ほかの買取品も解体してみなければわかりませんが、とてもいい状態とお見受けします。なので、お時間がかかるのと、それ以上の見込み価格としてこちらでと」
なるほど、そういうことね
「わかりました。それではまた二日後に。ありがとうございました」
「はい、お待ちしております」
出て左手に向かって・・・あたこれか
「雀の穂亭・・・っと、いい匂いがしてくるな」
どうやら一階左手が飯屋&飲み屋で、二階と三階が宿屋のようだ。なかにはいるとカウンターにいた女の子が
「いらっしゃいませ。宿泊ですか?お食事は現在休憩と仕込み中なので、十七時からの営業となります」
同い年くらいの女の子がそう営業トークを繰り出し、とても気持ちのいい笑顔で迎えてくれた
「宿泊でおねがいします」
「はい、宿泊ですね。宿泊ですと一泊銀貨二枚となります。食事をご希望でしたら朝夕それぞれ銅貨五枚となります。また、お風呂は別途かかります。何泊なさいますか?」
「とりあえず三泊お願いします。食事付きで」
「ありがとうございます。では三泊で銀貨九枚になります。お風呂代はその都度お声をかけてください」
「はい、それじゃぁ・・・金貨しかないけど大丈夫ですか?」
「大丈夫です。それでは銀貨一枚のお返しになります。食事はまだ仕込み中なので十七時からとなりますがよろしいですか?」
「大丈夫です」
「それではお部屋に案内します。こちらへどうぞ」
部屋は2階の奥だった
「部屋の鍵をなくされますと、金貨一枚の追加が発生するのでご注意ください。それと申し遅れました、わたしはミリスといいます。よろしくお願いします」
「こちらこそ名乗り忘れてました。ショウといいます。とりあえず三日間よろしくお願いします」
部屋に入ると簡素なベッドと机と椅子、窓はあるがハメ殺しで風取り込み用の格子が横に空いてるだけだが、よく掃除された清潔な部屋で安心した。まぁ、ギルドがおススメするくらいだから、変な宿なわけはないだろうけどね。
「さて、夕食まで時間もあるし、王都の中を見て回ろうかな」
ん?
「買取は不可でしたか?」
「いえ、逆に薬草類の状態もとてもよく、通常査定金額からマイナスするのも申し訳なくなるほどです。現状の冒険者に採取依頼を出しても、あそこまで採取状態の良いものは見たことがありません。それに、ほかの買取品も解体してみなければわかりませんが、とてもいい状態とお見受けします。なので、お時間がかかるのと、それ以上の見込み価格としてこちらでと」
なるほど、そういうことね
「わかりました。それではまた二日後に。ありがとうございました」
「はい、お待ちしております」
出て左手に向かって・・・あたこれか
「雀の穂亭・・・っと、いい匂いがしてくるな」
どうやら一階左手が飯屋&飲み屋で、二階と三階が宿屋のようだ。なかにはいるとカウンターにいた女の子が
「いらっしゃいませ。宿泊ですか?お食事は現在休憩と仕込み中なので、十七時からの営業となります」
同い年くらいの女の子がそう営業トークを繰り出し、とても気持ちのいい笑顔で迎えてくれた
「宿泊でおねがいします」
「はい、宿泊ですね。宿泊ですと一泊銀貨二枚となります。食事をご希望でしたら朝夕それぞれ銅貨五枚となります。また、お風呂は別途かかります。何泊なさいますか?」
「とりあえず三泊お願いします。食事付きで」
「ありがとうございます。では三泊で銀貨九枚になります。お風呂代はその都度お声をかけてください」
「はい、それじゃぁ・・・金貨しかないけど大丈夫ですか?」
「大丈夫です。それでは銀貨一枚のお返しになります。食事はまだ仕込み中なので十七時からとなりますがよろしいですか?」
「大丈夫です」
「それではお部屋に案内します。こちらへどうぞ」
部屋は2階の奥だった
「部屋の鍵をなくされますと、金貨一枚の追加が発生するのでご注意ください。それと申し遅れました、わたしはミリスといいます。よろしくお願いします」
「こちらこそ名乗り忘れてました。ショウといいます。とりあえず三日間よろしくお願いします」
部屋に入ると簡素なベッドと机と椅子、窓はあるがハメ殺しで風取り込み用の格子が横に空いてるだけだが、よく掃除された清潔な部屋で安心した。まぁ、ギルドがおススメするくらいだから、変な宿なわけはないだろうけどね。
「さて、夕食まで時間もあるし、王都の中を見て回ろうかな」
921
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる