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武器屋でお説教
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「なんじゃそりゃあああああああああ!!!」
先ほど僕の武器の真の能力を披露したところ、親方さんがフリーズし、数分後大絶叫しだした。
「これがボクの隠し手です。誰しも内緒の秘密技ってもってますよね?」
「ねぇよ!そんなのねぇよぉ!」
あれ?
「それ以前にその武器!最初の状態でもこの王都で入手不可能なくらいの業物だったってぇのに、なんだよその隠し機能!そこまで行ったら間違いなく国宝級だよ!王様に献上しなきゃいけないほどに!」
「えー?ただの震える剣ですよ?」
「その震える機能も不思議だが、それが生み出す相乗効果がすげーんだよ!なんで鉄の鎧を紙みたいに切り裂けるんだよ!しかもこの断面!バターを切ったみたいに滑らかじゃねぇか!」
「え?王都にはバターあるんですか?」
「そこじゃねぇよ!食いつくの!」
「親方さん、落ち着きましょう。これ良く冷えた飲み物です」
ポーチからキンキンに冷えたビールとグラスを出し、注いで親方さんに渡すと
「???」
となりつつもグラスを手に取り「冷たっ!」といいつつ一気に飲み・・・ほ・・・した
「ッカーー!うめえええええ!なんだこの飲み物は!」
「親方さん落ち着きましたか?」
「ってそうじゃねぇぇぇぇぇぇ!」
「もう一杯ですか?」
「おう、たのまぁ・・・・・・・じゃねぇぇぇぇ!」
この親方さんノリがいいなぁ
「まぁまぁ、親方さんだから話したんですよ?」
「そういわれると弱いな・・・でも他で言うんじゃねえぞ?間違いなく厄介事に発展するから」
「もちろんです。秘密の共有をしたからには、ほかの相談も親方さんにお願いしますね」
「・・・」
「・・・」
「「ハハハハハ」」
「「・・・」」
「まぁ、武器の話は置いておいて、さっきの飲み物は何だよ!しかも、どこから出した!」
「あ、これも内緒でお願いしますね。親方さんが内緒にしてくれてたら、また気が向いたときにだしますから」
「仕方ねぇな、またの機会を心待ちにしておくよ」
「それじゃぁ、武器の手入れ方法のご教授ありがとうございました。冒険者登録が終わったらまた来ますね」
「おう、またな。それと、防具屋の方にも顔出してくれよ」
「はい、今から行ってみます」
そして武器屋を後にしたボクは、防具屋の中へ入り
「すみませーん。防具見させてもらってもいいですか?」
「はーい、いらっしゃーい。かわいい子が来たわね。でもボクにはまだ早いんじゃないかな?」
お店の中でスラっとした女性が対応してくれたが・・・
先ほど僕の武器の真の能力を披露したところ、親方さんがフリーズし、数分後大絶叫しだした。
「これがボクの隠し手です。誰しも内緒の秘密技ってもってますよね?」
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あれ?
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「その震える機能も不思議だが、それが生み出す相乗効果がすげーんだよ!なんで鉄の鎧を紙みたいに切り裂けるんだよ!しかもこの断面!バターを切ったみたいに滑らかじゃねぇか!」
「え?王都にはバターあるんですか?」
「そこじゃねぇよ!食いつくの!」
「親方さん、落ち着きましょう。これ良く冷えた飲み物です」
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「???」
となりつつもグラスを手に取り「冷たっ!」といいつつ一気に飲み・・・ほ・・・した
「ッカーー!うめえええええ!なんだこの飲み物は!」
「親方さん落ち着きましたか?」
「ってそうじゃねぇぇぇぇぇぇ!」
「もう一杯ですか?」
「おう、たのまぁ・・・・・・・じゃねぇぇぇぇ!」
この親方さんノリがいいなぁ
「まぁまぁ、親方さんだから話したんですよ?」
「そういわれると弱いな・・・でも他で言うんじゃねえぞ?間違いなく厄介事に発展するから」
「もちろんです。秘密の共有をしたからには、ほかの相談も親方さんにお願いしますね」
「・・・」
「・・・」
「「ハハハハハ」」
「「・・・」」
「まぁ、武器の話は置いておいて、さっきの飲み物は何だよ!しかも、どこから出した!」
「あ、これも内緒でお願いしますね。親方さんが内緒にしてくれてたら、また気が向いたときにだしますから」
「仕方ねぇな、またの機会を心待ちにしておくよ」
「それじゃぁ、武器の手入れ方法のご教授ありがとうございました。冒険者登録が終わったらまた来ますね」
「おう、またな。それと、防具屋の方にも顔出してくれよ」
「はい、今から行ってみます」
そして武器屋を後にしたボクは、防具屋の中へ入り
「すみませーん。防具見させてもらってもいいですか?」
「はーい、いらっしゃーい。かわいい子が来たわね。でもボクにはまだ早いんじゃないかな?」
お店の中でスラっとした女性が対応してくれたが・・・
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