5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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OHANASHI

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「ここまで一気にしゃべらせてもらいましたが、発言をどうぞ」

 不敬罪で断罪確定コース

「王様、先に話すことをお許しください」

 まずはギルマスからか

「この様な流れになったことは申し訳なかった。
 最初はショウがギルドに来たらワシの部屋に来る様伝えて、そこで話し合いの後、衛兵の詰所へ一緒に向かう手筈だったんだが、受付に連絡が行き届いてなかったようで、この様な形になった。城壁外での事とはいえ、当事者は全員冒険者だ。どの様な理由があろうと不介入はあり得ないことを宣言しておく」

 ボクだけで詰所に行ったのは悪手っと。連絡不足は完全にギルド側の落ち度ですよね?

「大丈夫ですよ(ニコッ)ギルマスさん」

「王様はどうされましたか?城下での些細な冒険者同士の出来事ですが・・・そうだ・・・『アポーツ』・・・この小剣全然役に立たなかったですね。お返しします」

 頭の中で明確にイメージができ、物理的に不可能でなければ、手のひらサイズのものを引き寄せる魔法だ

「今の発言も含めて不敬罪で処分してくださって構いませんよ?」

「その前に汚物は処分しますが」

 背後に振り返ると、当事者+αと目が合う

「悪魔がいい?天使がいい?」

「こ・・・この悪魔め!」

「はい、悪魔コース入りました~♪」


<ポチ>

 つまり、アイシャも家族になるっちゅうことやな。
 なにゃったっけ・・・『これは傾向だ』だっけ?あれ?『渓谷』だっけ?・・・念話で・・・いや、今のショウの邪魔はアカン。ハウスされるのだけは嫌や!次の角を曲がって最初に見えたのが男なら『渓谷』女なら『傾向』それ以外やったら『警告』でええやろ!



「アラ可愛い猫ちゃんね」



 ギルドに着いたが、アイシャはどこだ?受付の席にはいないが・・・あ、奥から出てきた!顔色が悪いな・・・

「アイシャ!」受付の席に座ったアイシャの目の前のカウンターに飛び乗り声をかけた。

「ポチ・・・さん?どうしたの?ショウ君のところにいなくて大丈夫なの?」

「大丈夫や。それよりもショウからアイシャに渡すものを預かってきたんや」

「私に?」

 ワイは獅子形態から人型に変形し

「コレや。コレを渡すっちゅうことは、アイシャも家族の一員って事やろ?」

「!」

「渡したからな?そなら、次の用事に移行せなな・・・」

 カウンターから飛び降りたワイはショウに言われた通り・・・

「先ずはファイナル○ュージョン!」

「か~ら~の~ガ○バー!」

「んでギガン○ィック!エク○ード」


 
 突如としてギルドホールには四メートル弱の異形の巨人が・・・

「なんでや!?ショウは見上げるほどの巨人になってたのに、なんでワイはこんなサイズなんや!」

 元が1/144だからだよ・・・

「まぁいい、このサイズでも十分かな?
 今この場にいるものよ心して聞け」

 少し溜めて・・・

『これは警告だ!』

 
 え~っと、あとは歩いて一直線で無人島に向かえばよかったんだよな・・・


 結果、誰もポチに襲い掛からなかったため、ポチのフラストレーションが溜まるだけだった
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