5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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〇〇勇者

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「てめぇ!てめぇがあんなゴミをよこしやがったから罰金750マンとかなったんだぞ!お前が払えよ!
 勇者を助けることができるんだぞ!帝国民としてうれしかぎりだろうが!」

 ・・・

「ごめん、僕帝国民じゃないから、わかんないや」

「は?何言ってんのお前」

「僕さ、海の向こうの王国民なんだ。だから帝国の勇者に敬意?払う謂れも敬う必要性も感じないんだ~」

「でも、お前が俺にくれた死骸が痛んで・・・「もういいかな?」あ?」

 そう宣言した瞬間ギルドホールにスクリーンが現れ、一枚には何やら偉そうなおっさんが、もう一枚には  勇者奮闘記へっぽこR18     とタイトルが鎮座していた

「あーあーあー、聞こえますか?帝国勇者召喚責任者Aさん。こちら帝都冒険者ギルドですが」

 戸惑ってる戸惑ってる・・・現在先読みしてくれたドローンさんが双方向通信可能な状態にセッティングしてくれたのだ。信憑性を高めるために

「すまんな、俺は帝都ギルマスだ。勇者がとんでもない問題を起こしたんでな、確認作業に同席してくれや。大丈夫、今からそっちにもある隣の映像が数分流れるから黙って見ててくれ。加工はできない。全て真実だ。始めてくれ」

 今この場には勇者タケシ他パーティー四人全員が揃っている。他の冒険者が帰ってくると面倒なので、ギルド職員の一人が入り口を閉鎖した上で外で対応してくれている。後で何か食べ物でも・・・

 上映が開始されてしばらくすると、女の子が暴れ出したが、他の受付嬢さんが取り押さえてくれて、セクハラとか言われなくて済んだ。タケシもカズも暴れたが、タケシは両足の踝が破壊されて、右手もないから、容易に黙らせれた。それを見てカズも大人しくなった。
 へっぽこ勇者の奮闘記エンドロールの様子はタケシ以外がギルド前までワイバーンを引き摺る姿が映し出されており、ドローンさんが引き摺った跡をアップにすると、肉片やら内臓が落ちて、顔を顰めてる住人の様子も映されていた。

 上映終了後ギルマスが

「見てわかりましたかな?現在此方で勇者一行を拘束しておりますので、十分以内に此方に来ていただけますか?」

 と言って映像をカット。ドローンさん本気神!
 放心状態の勇者一行を反省室独房へ放り込んで、責任者の到着待ちと、ギルド入り口の開放。
 ただ、ホールは僕が生活魔法クリーンで先に掃除をしておいた。「だって臭いんだもん」・・・と笑ってると、到着したようで、外が騒がしくなった。

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