5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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それはまさに

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 白い体毛に金の鬣・・・尻尾にも毛が・・・手!前足か?・・・肉球がある・・・爪は!?出し入れ可能・・・待てマテまてマテェ!

「どうしました?ポチさん。先程から百面相なさってますが、まだお体が本調子でないからですか?それならまだ横になって休んでらしても・・・」

 なんやこのVIP待遇は!

「お嬢様、もしかしたら今の状況に混乱なさってるのではないでしょうか?落ち着くまでこの・・・これを・・・フ~リフリ・・・サササ」

 なんや・・なんや?野生?眠ってた本性が刺激される・・野生ってなんや?でも・・・抗えない欲求・・・・えぇぇぇい!

 右・左・右・からの上そして・・・

「何やらかすんじゃぁぁぁ!ハァハァ・・・ワイは猫じゃなぁぁぁぁい
!」



「メイ!貴方なんて・・・こと・・を
 私にもそれを貸しなさい!」

 マテェぃ!

「ポチさん・・・ホーラホラホラ サッサッサッサ」

 だ、だめや。抗えん!ぬぉぉぉぉぉ!



「ほんまもうやめてハァハァハァ・・・」


「「つい・・」」

「ついで病み上がりに無茶させんといてや・・・また寝込むで・・・ほんま・・・」



「ただいま。ナナ、食事の時間には間に合ったかな?」

「おかえりなさいませ、お父様。時間調整ありがとうございます」

「何を言ってるんだい、可愛い娘のお誘いだ、皇帝のお世話だって放り出して帰ってくるよ」

「旦那様、それは些か不敬では?」

「ハハハ、聞かなかったことにしてくれ。それよりも食事にしようか」



「ほぅ?今日は異世界メニュなのだね?」

「はい、先日新たに生産され始めた新メニューです。安全確認などは既に終わってますので、ただいまより調理させていただきます」

 なに?今から調理だと?これをか?どうやって・・・いや、それを待つのも醍醐味と聞いたことがあるぞ

「では、頼む」

「それでは僭越ながら・・・」

    (調理中)   

 ピピピピ

「出来ました。本来はこちらのカトラリーを使用するそうなのですが、習熟に時間がかかるので、本日はこちらを・・・」

 なんと、専用のカトラリーを必要とするのか!それはぜひ時間のある時に練習をせねば。
 それでは

「「いただきます」」


「ほぉ!これは見事な・・・熱いな。目の前で調理するからこそこの熱量と出来立ての味が楽しめるのだな?」

「お父様!これは大変素晴らしいものです!これなら私でも・・・」



「「ごちそうさま」」

「久々に満足する味だったな」

「それはつまりこれまでの日々の食事は不味かったということでしょうか?旦那様」

 メイさん?それも不敬に当たるんじゃないかな?

「お父様!」

「どうしたんだい?ナナ。急に大きな声を出して、淑女たる・・・うんぬん・・・」

「申し訳ありませんでしたお父様。今日は食事だけでなくお父様にお願いがありまして」

 ほぉ、普段あまり物をねだったり、お願いすることも少なかったんだが、人らしくなったというか・・・で、メイ?なんで空の給仕台をセッティングし出したのかな?

「ポチ様!」

 メイが知らぬ名前を呼ぶと、部屋の奥から何かが走ってきて・・・跳んだ!?前方回転してメイが準備した給仕台の上に降り立った?メイはこのためにこれを?

「お初にお目にかかる御当主殿。ワィ・・・自分はポチというモノ、先日よりお嬢様方に介抱されておりもうした。ナナお嬢様からお願いがあるということで、どうか聞き届けてくださりませぬか」


(´⊙ω⊙`)
喋ったぁぁぁぁぁ∑(゚Д゚)
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