109 / 668
それはまさに
しおりを挟む
白い体毛に金の鬣・・・尻尾にも毛が・・・手!前足か?・・・肉球がある・・・爪は!?出し入れ可能・・・待てマテまてマテェ!
「どうしました?ポチさん。先程から百面相なさってますが、まだお体が本調子でないからですか?それならまだ横になって休んでらしても・・・」
なんやこのVIP待遇は!
「お嬢様、もしかしたら今の状況に混乱なさってるのではないでしょうか?落ち着くまでこの・・・これを・・・フ~リフリ・・・サササ」
なんや・・なんや?野生?眠ってた本性が刺激される・・野生ってなんや?でも・・・抗えない欲求・・・・えぇぇぇい!
右・左・右・からの上そして・・・
「何やらかすんじゃぁぁぁ!ハァハァ・・・ワイは猫じゃなぁぁぁぁい
!」
「メイ!貴方なんて・・・こと・・を
私にもそれを貸しなさい!」
マテェぃ!
「ポチさん・・・ホーラホラホラ サッサッサッサ」
だ、だめや。抗えん!ぬぉぉぉぉぉ!
「ほんまもうやめてハァハァハァ・・・」
「「つい・・」」
「ついで病み上がりに無茶させんといてや・・・また寝込むで・・・ほんま・・・」
「ただいま。ナナ、食事の時間には間に合ったかな?」
「おかえりなさいませ、お父様。時間調整ありがとうございます」
「何を言ってるんだい、可愛い娘のお誘いだ、皇帝のお世話だって放り出して帰ってくるよ」
「旦那様、それは些か不敬では?」
「ハハハ、聞かなかったことにしてくれ。それよりも食事にしようか」
「ほぅ?今日は異世界メニュなのだね?」
「はい、先日新たに生産され始めた新メニューです。安全確認などは既に終わってますので、ただいまより調理させていただきます」
なに?今から調理だと?これをか?どうやって・・・いや、それを待つのも醍醐味と聞いたことがあるぞ
「では、頼む」
「それでは僭越ながら・・・」
(調理中)
ピピピピ
「出来ました。本来はこちらのカトラリーを使用するそうなのですが、習熟に時間がかかるので、本日はこちらを・・・」
なんと、専用のカトラリーを必要とするのか!それはぜひ時間のある時に練習をせねば。
それでは
「「いただきます」」
「ほぉ!これは見事な・・・熱いな。目の前で調理するからこそこの熱量と出来立ての味が楽しめるのだな?」
「お父様!これは大変素晴らしいものです!これなら私でも・・・」
「「ごちそうさま」」
「久々に満足する味だったな」
「それはつまりこれまでの日々の食事は不味かったということでしょうか?旦那様」
メイさん?それも不敬に当たるんじゃないかな?
「お父様!」
「どうしたんだい?ナナ。急に大きな声を出して、淑女たる・・・うんぬん・・・」
「申し訳ありませんでしたお父様。今日は食事だけでなくお父様にお願いがありまして」
ほぉ、普段あまり物をねだったり、お願いすることも少なかったんだが、人らしくなったというか・・・で、メイ?なんで空の給仕台をセッティングし出したのかな?
「ポチ様!」
メイが知らぬ名前を呼ぶと、部屋の奥から何かが走ってきて・・・跳んだ!?前方回転してメイが準備した給仕台の上に降り立った?メイはこのためにこれを?
「お初にお目にかかる御当主殿。ワィ・・・自分はポチというモノ、先日よりお嬢様方に介抱されておりもうした。ナナお嬢様からお願いがあるということで、どうか聞き届けてくださりませぬか」
(´⊙ω⊙`)
喋ったぁぁぁぁぁ∑(゚Д゚)
「どうしました?ポチさん。先程から百面相なさってますが、まだお体が本調子でないからですか?それならまだ横になって休んでらしても・・・」
なんやこのVIP待遇は!
「お嬢様、もしかしたら今の状況に混乱なさってるのではないでしょうか?落ち着くまでこの・・・これを・・・フ~リフリ・・・サササ」
なんや・・なんや?野生?眠ってた本性が刺激される・・野生ってなんや?でも・・・抗えない欲求・・・・えぇぇぇい!
右・左・右・からの上そして・・・
「何やらかすんじゃぁぁぁ!ハァハァ・・・ワイは猫じゃなぁぁぁぁい
!」
「メイ!貴方なんて・・・こと・・を
私にもそれを貸しなさい!」
マテェぃ!
「ポチさん・・・ホーラホラホラ サッサッサッサ」
だ、だめや。抗えん!ぬぉぉぉぉぉ!
「ほんまもうやめてハァハァハァ・・・」
「「つい・・」」
「ついで病み上がりに無茶させんといてや・・・また寝込むで・・・ほんま・・・」
「ただいま。ナナ、食事の時間には間に合ったかな?」
「おかえりなさいませ、お父様。時間調整ありがとうございます」
「何を言ってるんだい、可愛い娘のお誘いだ、皇帝のお世話だって放り出して帰ってくるよ」
「旦那様、それは些か不敬では?」
「ハハハ、聞かなかったことにしてくれ。それよりも食事にしようか」
「ほぅ?今日は異世界メニュなのだね?」
「はい、先日新たに生産され始めた新メニューです。安全確認などは既に終わってますので、ただいまより調理させていただきます」
なに?今から調理だと?これをか?どうやって・・・いや、それを待つのも醍醐味と聞いたことがあるぞ
「では、頼む」
「それでは僭越ながら・・・」
(調理中)
ピピピピ
「出来ました。本来はこちらのカトラリーを使用するそうなのですが、習熟に時間がかかるので、本日はこちらを・・・」
なんと、専用のカトラリーを必要とするのか!それはぜひ時間のある時に練習をせねば。
それでは
「「いただきます」」
「ほぉ!これは見事な・・・熱いな。目の前で調理するからこそこの熱量と出来立ての味が楽しめるのだな?」
「お父様!これは大変素晴らしいものです!これなら私でも・・・」
「「ごちそうさま」」
「久々に満足する味だったな」
「それはつまりこれまでの日々の食事は不味かったということでしょうか?旦那様」
メイさん?それも不敬に当たるんじゃないかな?
「お父様!」
「どうしたんだい?ナナ。急に大きな声を出して、淑女たる・・・うんぬん・・・」
「申し訳ありませんでしたお父様。今日は食事だけでなくお父様にお願いがありまして」
ほぉ、普段あまり物をねだったり、お願いすることも少なかったんだが、人らしくなったというか・・・で、メイ?なんで空の給仕台をセッティングし出したのかな?
「ポチ様!」
メイが知らぬ名前を呼ぶと、部屋の奥から何かが走ってきて・・・跳んだ!?前方回転してメイが準備した給仕台の上に降り立った?メイはこのためにこれを?
「お初にお目にかかる御当主殿。ワィ・・・自分はポチというモノ、先日よりお嬢様方に介抱されておりもうした。ナナお嬢様からお願いがあるということで、どうか聞き届けてくださりませぬか」
(´⊙ω⊙`)
喋ったぁぁぁぁぁ∑(゚Д゚)
93
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる