5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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つまらぬものを・・・

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 ルナは目が点になっているけど、すぐに復活して、練習を始めていた。

「最初は少しだけね?それと前方方向だけね?上とか急な方向転換とかすると怪我じゃ済まないから」

 こちらの言うことに素直に頷き、少しだけ魔力を込めて、軽く跳ねたり、足の角度やタイミングを測っていた。しかも飲み込みが早く、1時間の個人授業枠のうち45分で使いこなして、最後にやったすれ違いざまの~も完全に再現していた。

「ルナはすごいね。なら次の段階だね?身体強化ブーストしてから、空中での方向転換もやってみようか?慣れれば完全なフェイントや・・・こう」

 完全に無動作でルナの背後に現れてみた

「こんな感じに背後もとれるんだ」

 これには全く反応できなかったようで、かなり驚かれたが、先の先を知っておけば、そこを目標に頑張れるからね。

「さてそろそろ1時間だ。次はハルかな?ルナはそのまま視界の範囲内でなら練習しててもいいよ?フィーは・・・渡したその盾を使いやすいように装備しててね?ただし、魔力は込めないように。フィーのやつが一番難しいかもしれないから」

 するとフィーは驚いたようだが、その後は満面の笑みでニヤニヤしながら盾を見つめていた。

「さて、ハルのそれはわかるかな?」

「ほうき?」

「魔法使いといえば箒!」

「なんで!?」

「まぁ、なんとなく?
 で、その箒なんだけど、当然ルナのをみててわかってると思うけど・・・飛べるんだ」

「跳ぶ?」

「違う、こっちのは飛ぶ方ね」

「・・・」

 魔女が箒に乗って飛ぶなんて、前世の記憶がなければ、僕だって首コテンだよ!だけど、収納からもう一本取り出して

「こんなふうにサドルっていう座席がついてるから、こう跨って・・・箒を掴んで・・・魔力を込めて調整すると・・・」

 徐々に浮かび上がり、ついには完全に足が地面から離れて。。。みんなの視線が徐々に上にいき・・・完全に見上げる高さまで浮かび上がると

「勿論浮かぶだけじゃなくてね?」

 基本は操縦桿と一緒で、前に押し込めば下降。引き起こせば上昇。左右でロールして、魔力量を込めれば加速。流石にバックはできないけど、前に押し込みすぎてそのまま半回転したあたりで加速すれば・・・水泳のターンのようにね?

「こんなふうに乗りこなせば、戦闘空域を広げて、戦えるでしょ?」

「・・・」

 固まっちゃったね・・・

「ハル?まずはやってみよう?補助もするし、なんならイメージトレーニングで箒で空を飛ぶ魔法使いのアニメもあるよ?」

 そもそもの概念が違いすぎたので「そうする」と言って室内に戻ったので、箒系魔法使いの映像をピックアップして、飲み物も準備して外に戻った。
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