5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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大規模強制召喚

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 翌日。美樹さんと旦那さんの呼びかけでクラスメイト全員の両親と警察や日本政府のお偉いさんが一堂に会した。その中には車椅子に乗り憔悴した様子の澄姉もいて、拉致被害者の親がその姿を見ると強く詰め寄り

「なんで行方不明中の生徒より先に教諭のあなたがいるの!」
「見捨てたのか・・・?」
「人でなし!」
「返せ!息子を返してよ!」
「こいつ一人で逃げ出せたと思うか?」
「まさか・・」
「他のみんなは見せしめに殺されてるんじゃ」
「ぃゃああああああああああああああああ!!!」

    『喧しい!黙れ!』


 好き勝手に喋ってんじゃねぇ!
 とは言わずに、圧力をかけると周囲はぴたっと静まり・・・

「今からクラスメイトの大規模召喚を行います。これに関してはあくまでぼくのによる行動ですので、それに伴ういかなる結果やその後の経緯などに関しては一切の干渉を拒否します。これに異のある人は言ってください。全力で召喚を拒否して、彼方の世界に残れるよう努力しますので」

 意味のわからないことを言ってるように聞こえるだろうけどっp、あくまでこれは善意の行為だ。見返り?求めないよ?

「日本政府としてはどうですか?この善意は受けますか?勿論見返りもこれまでの数々の暴言に対する謝罪も必要はありません。召喚終了後からの一切の干渉をしないと約束して頂けるのなら・・・どうですか?」

 一瞬考えたようだが

「わかった。召喚終了からの一切の干渉を禁じ、日本政府からも拉致被害者の会からも一歳干渉しないと約束しよう。なんなら文章として残し「必要ない」ても・・・?」

「今現在の状況はウチの子達が録音録画しているからね?それで十分だ」

 途端に周囲をキョロキョロと警戒しだす政府の太達

「違反した時以外は表には出ないから安心してください。ただ、約束が守られなかった時は・・・本当に知りませんよ?これは日本政府だけのことでなく、全世界規模のことに発展する可能性もあると・・・理解しておいてください」

 余計に頭が混乱してるようだけど・・・召喚準備を開始する・・・といっても・・・彼方の世界に残してきたゴーレムにクラスメイトを『新生ハウス』に強制監禁してもらって、此方に出すだけだ・・・実は異世界間も繋がってたわけで・・・もうなにがなにやら・・・・・で、此方では恭しく・・・『召喚』!と言えば、クラスメイト全員が・・・この場に現れたわけで・・・見守ってた政府関係者や両親達は・・・完全に硬直してしまっていた。
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