4 / 14
第四話
しおりを挟む
「ホギャァ!?オギャァ・・・」
赤ちゃん転生・・・これは・・・精神的に耐えれないかもしれないな・・・称号生成・・・【5歳で覚醒せし者】っと・・・
「・・・ん?」
「あなた!翔が目を覚ましたわ!」
「何!翔!わかるか!?翔!」
ボクにとって一瞬だったが、キッチリ5歳まで刻を進めることに成功したようだ・・・だが、覚醒というのは突然起こるもので、前もって準備ができていることはそうそうない。後に母から聞いた話では、5歳の誕生日に家族で公園に遊びに来ているとき、ジャングルジムから落下して、三日間経ったとのことだ。恐らくジャングルジム上で覚醒し、脳内アップデート等で身体機能がズレて落下したんだろう・・・今は・・・経過観察ということであまり派手には動けないが、身体能力の確認とスキルや魔法、能力値のテストなども・・・しかし最初から飛ばしても仕方が無いので、いつでも外せるリミッターを設定しつつも能力上限に制限をかけ・・・ちょっと非力な子供を演じている。
◇そして数年後の現在◇
幼少期や小中高大学と・・・当たり障りのない一般的な人生を歩み、大学中に出会ったとあるネットゲーム・・・それにハマり上げたボクは、大学卒業後就職してからも、仕事と食事の時間以外はほとんどをそのゲームにあてていた。
もともとの能力で頑丈にはしていたはずだが、ついつい自堕落な方向に進み・・・結果・・・
「・・・あれ?この世界って・・・」
見渡す限りの白い世界が広がっていた・・・
「・・・へ?ボク死んだの???」
おぉ○○よ死んでしまうとは情けない
「・・・え?」
しばらく思考が追いついてこなかった・・・
あなたは死にました。ここは死後の世界です・・・なんて説明されて混乱しているのではなく、またこの空間にきた事と、自らの死因について混乱していた・・・が
「・・・ま、いっか。またやり直せばいいんだし!」
転生先も選べる。能力値も・・・あれ?これってもしかしてあれもできるんじゃないか???
そして・・・
◇とある場所◇
「ようこそ。ここは初心者修練所受付となります。こちらではお名前をお伺いし、軽い質問をさせていただきます。その結果であなた様の適正職業の参考とさせていただきます。しかし、あくまで参考でしかないので、修練所卒業時に再度お決めになってください。毎年なんにんかはその段階でも選ばれずに、卒業後の経験から職業を決められる方もいらっしゃいますので、そこまで気負わなくても大丈夫ですよ?」
「はい・・・名前は・・・ショウと言います」
ここは生前ハマりにハマっていたとあるネットゲームの最初の画面だ。異世界転生や現実転生・・・なら、ネットゲームによく似た世界に転生もできるんじゃないかと・・・調べた結果出来たっぽいんだけど、何かが違う・・・まぁ・・・もう少しやってみれば判明するだろう。
「はい。ショウ様ですね?それでは質問に入らせていただきます・・・」
そしてボクは7つの質問にYES or NOで答えた結果
「ショウ様の適正職業は【剣士】です。しかし、先ほども申しました通り、、あくまで現時点での適正です。この先の修練所での成績次第でどうとでもなるので、頑張ってください。それと、一応これも案内にあるのでお伝えいたしますが、この先の修練所に向かいますか?それともこのまま冒険に出発いたしますか?」
と聞かれるが、これは本作でも同じで、基本操作や一般常識等々を習う意味での初心者修練所であるが、アカウント制限で2キャラ、3キャラ目ともなれば、この先をスキップしてそのまま冒険本編から始めることが可能・・・という意味である。
しかし元々はマウスやキーボード操作でやってたゲームを・・・転生という形でVRへと切り替わった・・・なら?操作系は?体感は?バックグラウンドや隠し要素・・・色々知ってはいるが、基本操作が違うのであれば・・・ある意味初ゲーと同じだ・・・なら・・・
「もちろん初心者修練所でお願いします」
の選択以外ないでしょ?新しいゲーム機体に懐かしのゲームがリメイクされれば・・・当然ボタンの数が違い、割り振りも違う・・・なら?ね?
「分かりました。それでは門の先へお進み下さい。中の者が説明を引き継ぎますので」
そう言って門を開け、その先を・・・
「ありがとうございます。じゃぁ行ってきます」
そう言って案内のお姉さんに挨拶をして・・・
「・・・マジかぁ・・・」
そこには・・・生前慣れ親しんだ・・・2D画面がVR視点で広がっていた・・・
「え?これ会話できんの???」
試しに近くのNPCに話しかけてみると・・・
『ここは初心者修練所だ。案内が必要か?』
と・・・言葉や音声でなく吹き出しがNPCの頭上に現れた
「・・・え?マジ?」
生前では何も不思議に思わなかった画面・・・しかし・・・実際にその世界に転生・・・つまりはボクもNPC状態?なら・・・言葉を発したら頭上に出るのかな???
赤ちゃん転生・・・これは・・・精神的に耐えれないかもしれないな・・・称号生成・・・【5歳で覚醒せし者】っと・・・
「・・・ん?」
「あなた!翔が目を覚ましたわ!」
「何!翔!わかるか!?翔!」
ボクにとって一瞬だったが、キッチリ5歳まで刻を進めることに成功したようだ・・・だが、覚醒というのは突然起こるもので、前もって準備ができていることはそうそうない。後に母から聞いた話では、5歳の誕生日に家族で公園に遊びに来ているとき、ジャングルジムから落下して、三日間経ったとのことだ。恐らくジャングルジム上で覚醒し、脳内アップデート等で身体機能がズレて落下したんだろう・・・今は・・・経過観察ということであまり派手には動けないが、身体能力の確認とスキルや魔法、能力値のテストなども・・・しかし最初から飛ばしても仕方が無いので、いつでも外せるリミッターを設定しつつも能力上限に制限をかけ・・・ちょっと非力な子供を演じている。
◇そして数年後の現在◇
幼少期や小中高大学と・・・当たり障りのない一般的な人生を歩み、大学中に出会ったとあるネットゲーム・・・それにハマり上げたボクは、大学卒業後就職してからも、仕事と食事の時間以外はほとんどをそのゲームにあてていた。
もともとの能力で頑丈にはしていたはずだが、ついつい自堕落な方向に進み・・・結果・・・
「・・・あれ?この世界って・・・」
見渡す限りの白い世界が広がっていた・・・
「・・・へ?ボク死んだの???」
おぉ○○よ死んでしまうとは情けない
「・・・え?」
しばらく思考が追いついてこなかった・・・
あなたは死にました。ここは死後の世界です・・・なんて説明されて混乱しているのではなく、またこの空間にきた事と、自らの死因について混乱していた・・・が
「・・・ま、いっか。またやり直せばいいんだし!」
転生先も選べる。能力値も・・・あれ?これってもしかしてあれもできるんじゃないか???
そして・・・
◇とある場所◇
「ようこそ。ここは初心者修練所受付となります。こちらではお名前をお伺いし、軽い質問をさせていただきます。その結果であなた様の適正職業の参考とさせていただきます。しかし、あくまで参考でしかないので、修練所卒業時に再度お決めになってください。毎年なんにんかはその段階でも選ばれずに、卒業後の経験から職業を決められる方もいらっしゃいますので、そこまで気負わなくても大丈夫ですよ?」
「はい・・・名前は・・・ショウと言います」
ここは生前ハマりにハマっていたとあるネットゲームの最初の画面だ。異世界転生や現実転生・・・なら、ネットゲームによく似た世界に転生もできるんじゃないかと・・・調べた結果出来たっぽいんだけど、何かが違う・・・まぁ・・・もう少しやってみれば判明するだろう。
「はい。ショウ様ですね?それでは質問に入らせていただきます・・・」
そしてボクは7つの質問にYES or NOで答えた結果
「ショウ様の適正職業は【剣士】です。しかし、先ほども申しました通り、、あくまで現時点での適正です。この先の修練所での成績次第でどうとでもなるので、頑張ってください。それと、一応これも案内にあるのでお伝えいたしますが、この先の修練所に向かいますか?それともこのまま冒険に出発いたしますか?」
と聞かれるが、これは本作でも同じで、基本操作や一般常識等々を習う意味での初心者修練所であるが、アカウント制限で2キャラ、3キャラ目ともなれば、この先をスキップしてそのまま冒険本編から始めることが可能・・・という意味である。
しかし元々はマウスやキーボード操作でやってたゲームを・・・転生という形でVRへと切り替わった・・・なら?操作系は?体感は?バックグラウンドや隠し要素・・・色々知ってはいるが、基本操作が違うのであれば・・・ある意味初ゲーと同じだ・・・なら・・・
「もちろん初心者修練所でお願いします」
の選択以外ないでしょ?新しいゲーム機体に懐かしのゲームがリメイクされれば・・・当然ボタンの数が違い、割り振りも違う・・・なら?ね?
「分かりました。それでは門の先へお進み下さい。中の者が説明を引き継ぎますので」
そう言って門を開け、その先を・・・
「ありがとうございます。じゃぁ行ってきます」
そう言って案内のお姉さんに挨拶をして・・・
「・・・マジかぁ・・・」
そこには・・・生前慣れ親しんだ・・・2D画面がVR視点で広がっていた・・・
「え?これ会話できんの???」
試しに近くのNPCに話しかけてみると・・・
『ここは初心者修練所だ。案内が必要か?』
と・・・言葉や音声でなく吹き出しがNPCの頭上に現れた
「・・・え?マジ?」
生前では何も不思議に思わなかった画面・・・しかし・・・実際にその世界に転生・・・つまりはボクもNPC状態?なら・・・言葉を発したら頭上に出るのかな???
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
19
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる