クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?

ばふぉりん

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鑑定結果

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 初日は緊張からか寝れない子達や、逆にテンションの跳ね上がった様子からか寝れない子が・・・いたようだが、数日経つと落ち着き始めたようで、現状何をすれば良いか者や、引きこもる者、身体を動かして気を紛らわせる者等、様々な様子だったがそれらは上辺だけのも、カラ元気の様で何かの拍子で瓦解しそうだ。特に・・・

「アリーゼ、最初に人数が合わないって言ってた少女のその後はどうだ?」

「あの子ね?表面上は落ち着いてるわ。ただ、何かを疑ってるわね。私たちが何か隠してるんじゃないかって」

 まぁそうなるわなー

「他の子達にバレないようにその子と話をしてみてくれないか?その居なくなった子がどんな子で、どんな関係なのかを。場合によっては事も視野に入れないといけないからな。そうしないと今後に支障が出ると思うんだ」

「隊長の勘はあたりますからねー。あの少年おことは話す話さないの選択は隊長のタイミングにお任せします。まずはあの子のケアを優先させますね」

「特別ボーナスを上に申請しとくから、よろしく頼むわ」

「隊長のそういうところ好きよ~」


「さ~て、侍女長いるんだろ?」

「呼びましたかアン?」

「その呼び方やめろっていってるだろーが!それと、背後から出てくるんじゃねぇよ!」

 この侍女長は呼べば現れる・・・絶対に暗部だろ!それ以前に何歳なんだこ・・・

「なにやら不穏な気配を感じたのですが・・・」

 いつの間にか自分の喉元にペーパーナイフが突きつけられていた

「嫌だなぁ~あいかわらずお若い。一体何歳なんだろうねぇ?って思ってさ・・・痛っ!少し刺さってる!刺さってるって!!」

「女の子の年齢を詮索するのはマナー違反ってもんだよ?アン坊?」



 失言が過ぎたようだ

あねさん、明日辺り召喚者のスキル鑑定をするから、侍女手足に伝えて、昼前・・・十時位に中庭に集まるよう連絡してもらえるかな?できれば引きこもってるヤツも含めて全員で」

「分かりました、アンソニー様」

「誰だよ!」




 翌日、昼前と頼んだ通り、徐々に集まってきて、全員が揃うのには時間通りだった

「さて、まだ納得のいってない者もいる様だが、先ずはこちらの作業も進ませてくれると助かる。
 皆が持ってるスキルについてだ。
 一応何名からか話は聞いているが、それを確実なものとしたい。
 ということで、こちらにいる侍女長は数少ない鑑定というスキル持ちだ。これで皆を鑑定させてもらいたい」

「あまり皆様とお会いする機会は少なかったかと思いますが、まずは鑑定させていただいてもよろしいでしょうか?鑑定とは別に両者の同意が必要ということはなく、見ようと思えば今この瞬間でも見れるのです。ただ、両者が納得してから見ると、より詳しく見れるのです。ちなみに、勝手に鑑定して見るのはマナー違反であり、バレた時は相応の罰が落ちますので、皆様お気をつけください」

 なんか最後自分の方見てなかったか?気のせいか・・・


 というわけで全員の鑑定が無事終わり、前情報で知ってた通り【ホンモノ】というスキルしかもってなかった。コレはどういうことなんだろうか?あの少年は色んなスキルを持っており、また使い方や練度も数十年の重が見られる。それこそ自分よりも長く習熟しているかのように。

「前情報の通りだが、これで全員のスキルを把握するとこができた。皆にはこの後・・・明日からだが、実際にスキルを用いたり戦闘に関する教育を受けてもらうこととなる。その中には対人戦闘や対魔物戦闘も含まれる。対魔物戦闘の場合は、集団戦となる場合が多いので、最大六名のパーティーを組んでもらって、連携といった訓練も受けてもらう様になるが、それは基礎戦闘ができる様になってからだから、まだ考えなくとも良い」

 聞いた話では彼らは戦闘という物をした事がないらしい。これならまだ成人の儀が終わり、冒険者になりたい子等の方がマシだ!だが、そうも言ってる暇はない。明日からは暫く木曽戦闘ではなく木曽体力の向上を優先しなければ、も持てそうにないからな

「さて、明日から訓練が始まるから、今日は食事後はなるべく早く休んで明日に備えるように!といってもまだ昼だったな。余裕のある者は修練場にて鍛錬を開始しても良いし、図書館にてスキル等の勉強をするも良し。怪我だけはしないように!解散!」


 さてどうなることやら・・・




「アリーゼ。どうだった?」

「隊長!ボーナスってどれくらいもらえるんですか!?あたっ!」

 開口一番それか・・・ひとまず小突いといたが

「バカもん!先ずは成果報告からだろうが!ボーナスはその報告次第に決まっとろうが!それとも、無しでもいいのか?むしろ減給でもいいか・・・?」

「ヒィッ!それだけは・・・orz」

「心配せんでもそんな事にはならんから、報告しろ!」

 あの少女の立場はクラス委員という四十人をまとめる立場にあったそうで、召喚される直前に四十人居ることをカウントしていたそうだ。そしてその少年との関係性はのクラスメイトだそうだが、アリーゼが対面で話した限りはそうでもなさそうだと・・・これは協力者という形でこちら側に引き込むのも手かな?となると、明日からの訓練のモチベーションのためにも今夜あたり話しておくか・・・

「アリーゼ!その嬢ちゃんを今夜俺の部屋に呼べるか?」

「ヒッ!た、隊長の少女趣味ロリコン!」

「誰がだ!本気で減給処分にするぞ!半年くらい!
 その嬢ちゃんをこちら側に引き込むから、あの少年の話を打ち明けるって意味だよ!」

「へ?」

「うん、お前の考えはよーくわかった。明日の訓練にはお前も参加な?フル行軍装備で模範になれ!コレは命令だ!」

「フル・・・へ?」

「そうだな、隣国へ単独偵察任務ということで往復分の食料と水も準備しとけよ?無理なら同重量のウェイトな?朝チェックするから誤魔化せんぞ?それじゃぁ夜十一時に連れてくるように。勿論話してる間はお前とギリムも同席だからな?」


 アリーゼが冷や汗なのか脂汗なのかをひっきりなしに流してるが、減給よりはマシだろう。それに訓練のいい模範となれば数日で許すつもりだしな。



 結果夜に連れてこられた時は色々警戒をしてたが、呼び出した理由と結果を話すと張り詰めていたものが解け、表情にお余裕が出だしていた。そこで改めてあの少年との関係をアリーゼから聞かせると、まぁ謂わゆる片想いだそうな。そりゃ気になるわーな。今の時点では何も確約はできないけど、数日・・・数ヶ月すればひょっこり姿を現しそうだと話すと

「これは内緒にしておいた方がいいんですよね?明日からの訓練頑張ります!彼が来た時にびっくりさせれるように!」

 微笑ましいものだ。その後も少し話をして、その場は解散となり、今後の計画を三人で朝(五時)までするのだった


「アリーゼ?準備できてるか?後三時間で訓練開始だぞ?」

「ふぇ?さっきまでのお話でソレは解除されたのでは?」

「誰がそんなこと言った?話し合いの途中でも明日のことをきちんと言えば、訓練に支障のない程度の時間で休めたんだが、これも自己管理の訓練だろうに?万全の体調で任務に臨むのは基本中の基本だろ?という間に二時間半後に訓練開始だぞ?しかも事前持ち物検索もするから三十分前集合・・・後二時間しかないぞ?」

「鬼がいる・・・」

「ん?準備は後一時間で十分だと?いい上官になれるぞ!」

「いーやーだー」

「じゃぁ朝七時集合!解散!」

「ぎゃあああ」


「隊長?それは俺もですか?」

「ギリムはノーマル装備でいいぞ? 時間は同じだけどな?それともお前も同じ装備で参加するか?男だから・・・重装歩兵装備、ロングパイクと近接兵装追加で・・・」

「た、隊長?」

「連帯責任な?安心しろ、自分も近接フル装備で参加してやるから」

「うぅ・・・・?って、隊長の近接フル装備って重量軽減と素早さ特化のスピードメイルじゃないですか!」

「バレた?」



 そして訓練の朝が始まる







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