クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?

ばふぉりん

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寝袋発見

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 たぶん香織のファスナーに入ってたんだろうな。我慢しきれずに自分から出てきたようだ

黒曜クロ!忘れるわけないじゃないか。久しぶり、といってもそっちはそんなに経ってないんだったな。元気か?」

「クロはいつもげんきだよ~!ご主人はげんきだった~?」

「ぉぅ、気分が乗らない時とかはあったけど、概ね元気だぞ?向こうじゃあまり走ったりできなかったからこっちではおもいっきり走ってもいいぞ?それこそ大きい状態でも可能だ」

「すご~い!むこうだとおおきくなるだけでおおさわぎだったもんね~」

 言ってる間に元の大きさ(四トントラック)くらいの大きさになり・・・え?

「クロ?君もう少し小さくなかったっけ?」

「なんかね~こっちにきてからくうきがあう?ってかんじでちからがみなぎるんだ~」

「そ、そうか・・・合わないよりはマシだしな。他の子達も元気か?」

 クロが出てきたファスナーから色とりどりの猫がたくさん出てきた。最初と比べるとその数は倍以上になっていた。勿論四姉妹の猫もみんな居た

「この世界にも猫という種族はいるから、安心するといい。
 ただ、猫状態は所謂未成年という扱いなんだ。
 十五歳から成人の儀というものを経て獣人という人型に変化するらしい。
 お前達がどうなのかはわからないけど、一応この世界での常識らしいから、頭に入れといてくれ。
 そういえば、少し前に出会った子はワンコ状態でも喋ってたな・・・その辺りのことを聞くのも含めて今度顔出しに行かないとな・・・かなり気まずいが」

「その獣人は女の子ですね?」

「香織さん?どうしたの?」

「ショウ様はす~ぐ新しい女の子を引っ掛けますからね・・・」

 そんな僕から積極的に行ってるわけじゃないのに・・・そういえば

「そういえば、香織もこっちじゃ獣人って扱いになるんだよな?
 その辺の常識も含めてセレスと面通ししておいたほうがいいかな?」

「セレスというんですね?その雌猫は」

「いや、猫じゃなく犬なんだが・・・」

「「獣人っていろんな種類がいるんですか?」」

「そりゃいるさ、実際何種類いるかはわからないけど」

 犬や猫、狼といった動物から人型へ成った種族を獣人と呼称し、エルフやドワーフ等は亜人と呼称される。しかしエルフやドワーフ達は自分達のことを亜人と呼ばれることを極端に嫌っているため、会った時は注意が必要だが、そんな前情報を知らないでおくほうが、安全かもしれないから、敢えて伝えるようなことはしないほうがいいだろう

「それと、獣人に対してなんの種族かは聞かないほうがいいぞ?間違ってると要らぬ諍いが発生するからな?」

 猫系と勝手におもって接すると実は虎だったり・・・犬系と思ったら狼だったとか・・・

「ということで、香織はどうする?変化で人族ってことにしておてもらえるか?実際、狐族がいるのかわからないのと、場合によっては神聖視されてる場合もあるからな?
 そうなってた場合色々ややこしいことになりかねないので」

 いっそ今から行くか?転移ポイントはメモはしてあるし、クロが戻ったら行くか・・・

「早速で悪いんだが、懸念事項は早めに解消しておくに限るから、クロが満足して帰ってきたら一度全員で獣人国家当主に会いに行くぞ?
 香織の立場の確認と、クロ達の立ち位置も確認しといたほうがいいだろう?
 いつまでも子供扱いされるのも可哀想だしな」

 えーぼくたちこどもあつかいでもいいよー

 そんな声も聞こえるが、子供の獣人なら攫っても・・・なんて考える輩がいないとは限らないからな?ま、そうなった場合は手痛い仕返しをもれなく受けるとは思うが、煩わしいのは勘弁である



「クロお帰り。どうだっt・・・何をお持ち帰りしてきたのかな君は・・・」

「もどるときにたおれてた~。まだいきがあるからほっておけなくて~。だめ?」

 四トントラックサイズの猫が首を傾げてくるのは、知らないものであれば恐怖の対象だが、僕にとってはちょっと大きくなった程度で、元から可愛いので・・・

「見せてみろ、ゆっくり降ろせよ・・・って・・・エルフ?」

「エロフですって!?」

「ソコ!腐った発想を撒き散らさない!たとえ意味が分からなくてもそんな顔で言われたら不審者確定だからな!」

 まったく、美鈴さんが一番の残念さんかもしれないな・・・

「ざんねんびじん?」

「クロ~?美鈴さんにそれ言っちゃダメだからね?」


 まぁ、耳の長さでエルフとかハーフエルフとかハイエルフとか別れるんだっけか?後は肌の色でダークエルフ・・・小説での知識だから実際に擦り合わせしないと、とんでもない勘違いになるかもしれないけどな・・・とりあえず

「神奈さん!ちょっといいかな?この子が男か女か調べてもらえるかな?僕がやると要らぬ事を言われかねないから・・・」

「ん、わかった。怪我の具合も見ておくから、ひどいようなら回復を頼む」

 インベントリから簡易コテージを出して、その中に神奈さんに運んでもらい、けがの様子を見てもらう。その間に外にテーブルやらを設置して軽食の準備をしておく。もちろんクロ達の分も出しておくが、その前に

「クロ~、とりあえず小さくなっておいてもらえるか?さっきの子が回復して出てきてそのサイズじゃぁまた倒れかねないからな」

「わかった~、これでいい?」

 いつもの子猫サイズになり、足に擦り寄ってくる。全力でモフりたいが、回復が必要な場合すぐに行かないといけないので、ガマンガマン・・・

「翔くん!すぐにきてくれ!」

 何事だろう!?

「どうした?」



 コテージの中に入ると神奈さんが首筋に短剣を押し当てられた状態で後ろから羽交い締めにされている・・・半裸のエルフに・・・ちらっと見えた胸の・・・どっちだぁぁぁぁ?華奢な男の子なのか?発育前の女の子なのか?わからん・・・

「落ち着け!そこのエルフ・・・?」

「なんでそこで首を傾げるんだ!」

「いやごめんね?実は僕この世界に来て日が浅いから、その耳がエルフなのかハイエルフなのかハーフエルフなのか分からないんだよ。だから疑問系になっちゃって・・・えっと、ごめんね?それに・・・」

「まだ何かあるのか!?」

「君が男の子なのか女の子なのか男の娘なのか分からなくてさ、どう対処していいものか・・・」

「なんか最後のおとこのこはニュアンスが違ったような・・・・いやそうじゃなくて!なんでボクは脱がされてるんだ!」

 ボクっ子だったのか?いやまだ男の子の僕って可能性も・・・

「ボクはまだ決まってないんだ!」

「「・・・」」

 ボクと神奈さんは硬直した。まだ決まってないだと?

「とりあえず落ち着こうか。君はこの近くに倒れていて、僕の使い魔が君を発見してここまで連れてきたんだ。その時点でまだ君の性別がはんべつできてなかったから、そこの神奈さんに介抱をお願いしたところ、今に至るというわけだ。よって君に危害を加えるつもりはない。もしあるなら連れて来る前にそうなってるはずだろう?」

「そうだね、ボクも気が立ってたようでごめんなさい。お姉さんもごめんなさいね。後でボクを連れてきてくれた使い魔さんにもお礼言わなきゃ・・・」

「後でなくてもいいぞ?今君の足元にいるのがその使い魔だ。それと僕も神奈さんも君の謝罪を受け入れるから」

「にゃー」

「クロも受け入れるってさ」



「そんなちびっ子猫がどうやってボクを運んできたのさ!」

 ちび猫クロは受け入れてもらえなかったので、上着を着てもらい外に出たところで、クロに大きくなってもらうと

「ごめんなさいでしたorz」となった

「それで、外傷が見当たらないんだけど、なんで倒れてたんだ?」

「それは・・・・クゥ~」

「「「・・・」」」


「おーい、消化にいいもの何点かお願いしまーす。ただの腹ぺこだ!」



 空腹倒れだった。

 重湯にはじまり、お粥、雑炊と続き、常温のポ○リとか少し温めたリポ○とかを与えて、明日までゆっくりするように言いつけた。もっと肉肉しいものを食べたがっていたが、倒れるほどの空腹状態にそんなものを与えれば吐くだけだから、明日様子を見てから~ということで納得させ、コテージで寝るように説得した。

 翌朝、けたたましい叫び声のようなもので目が覚めると・・・昨日のボクっ子の腹の音であった。昨日の健康食でお腹が元気を取り戻したようだ。

「どうやらお腹の調子も良くなったようだな。これならもう少し固形物を入れても良いだろう」

 一応の確認で、エルフは肉を食べてもいいのか?と聞くと、肉食べないでどうやって生きていくのさ?って答えたので、安心して肉を与えることにした。

「これなんて肉だ!?うまい?食べたことない!こんな食べ方あるんだ!」

 どうやら受け入れてもらえたようだ。
 
「ははは、それは何よりだ。まだ色々あるから無理ない程度に食べてくれ」

 欠食児童か・・・この世界の食文化をどうのいうつもりはないが、一度一般的な生活水準を学んだほうが良さそうだな

「クロ達も食べてるか?」

「ごしゅじ~んこれうま~い」

「そうかそうか、ならぼくも・・・っとっておきを」

「ぎゃー!生じゃないのかそれ?それとその鍋の中身・・・普通捨てる部位じゃないのか?変態だな・・・まさか!今食べてるこの肉も実は・・・」

 なんかエルフっ子が引いてるんだが・・・

「どうし・・・あぁ、コレか。これはモツ鍋といって、新鮮な内蔵を丁寧に処理したやつで、煮込んで食うと美味いんだ。それとこっちの・・・生肉は、馬刺しといってな?馬なんだよ。多少の賛否は分かれるが、ボクは好きなんだよね」

 生肉を食べる風習は危ないけど、馬刺しは別らしい。それに、馬刺しを食べるときの醤油がちょっと特殊で、甘いんだよね。これじゃなきゃ・・・

「コレばっかりは仕方ないさ。キチンと処理さえすれば美味いんだけどね」

 通常の刺身もあるんだが、ここは山間部?平野だから、魚関係は干物くらいしか・・・干物あるかな?

「最初に会った時に言ったと思うんだけど、はこの世界に来て日が浅いんだ。だから、この世界の常識から若干外れた食文化を持ってるんだよ。ソコは諦めてくれ」

「ふ~ん。でもそのおかげでボクは助かったわけだし、美味しいお肉を食べれたってことだから、本当に感謝してるよ。で、ついでの質問なんだだけど、ソレも食べるの?」

 それ?あぁきっとこいつらだな

「もつ鍋と言ったら〆の雑炊orちゃんぽん麺だろ!」
 
 ボクはちゃんぽん麺で〆た後、さらに雑炊にする派だ!

「それってワームじゃないの?それにその白いのってハ・「やめろ!それ以上言うと・・・」」

 思わす殺気を飛ばしてしまった。勿論本気の数%だが、それだけでも一般人には堪えるらしい。エルフっ子は生まれたての子鹿のようになった。だが、言ってはならぬ事もあるからね

「食文化の違いと言ったろ?それにこの細いのは[麺]という小麦粉で作った食材で、この白いのは[米]という穀物だ。サンプルとして持ってるこの・・・」

 脱穀前の稲穂を出して見せると

「それ家畜の餌じゃーん、そんなのが美味しいの?」

 家畜の餌・・・うん、食文化・・・仕方がないのか・・・

「まぁこれの旨さは食べてみんと分からないだろうしな。言葉で説明するより・・・ほら、食べてみろ」

 〆のちゃんぽん麺を少しと、雑炊を作ってから小さめの器によそってあげると、最初はドキドキしてたが、ひと口食べると夢中でかき込んでいた

「やっぱ啜る技術はないよなぁ」

 とはいっても、モツ鍋の〆のちゃんぽん麺を啜ると、間違いなく服に飛び散るから、あまりお勧めはできないんだけどね。

「さて、エルフ君?何があったのか、お話してもらってもいいかな?とはいっても、それだけ食べたらその内眠くなるだろうから、今日のところはゆっくり風呂に入って休むといいよ。香織、案内してあげてくれるかな?」

「はい、ショウ様。こちらにどうぞ」

 エルフっ子は香織に連れられてコテージに入っていくのであった

「さて、どんな話が聞けるかな」
 





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