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「……初めておまえにキスしたときから、ずっと……こうしたいと思っていた」
ぎゅう、とあたしを抱き締める蒔田さん。そのぬくもり。声がすべて……心地いい……。
「軽蔑するか?」
そんなはずがない。……こんなにあたしを導いておいて今更。
「あたしも、……うん。ずっとずっと、こうしたかった……。
蒔田さんとずっとずっとえっちしたくってたまらなかったの。
あなたにお姫様抱っこをされたときから……ううん……その前から、ずっとずっと、あなたに夢中で……」
腰を揺らす蒔田さんのリズムにまた快楽が暴れ出す。「んぅ……っ」
吐息は、蒔田さんの口の中に飲み込まれる。両の口を同時に刺激する男。あたしの隠し持つ本能を暴き出し、淫らに狂わせる、執拗な怪物。
今宵もこの男の奏でる調べに酔わされる。
く、く、とあたしのなかを深く突く蒔田さんのその動きが好きで。たまらなくなって、あたしもしがみついて、腰なんか揺らしてしまう……恥ずかしい……こんなひとじゃなかったはずなのに……あたし……。
赤面するあたしにあなたは笑いかける。「おれ、紘花の腰遣い、すげえ好き」
「馬鹿……好き……っ……」
何度キスを重ねても飽きることがない。永遠のリズムであなたと踊る。
*
流石にお腹が空いたので台所で味噌汁を温めていると、
「……んぅ!」
「おまえのエプロン姿、そそる」
背後から胸をわしづかみにする蒔田さん。片手で火を消すからこの後の展開が読める。「んもう……味見しようと思っていたのに……出来ないじゃない……!」
「おれは、おまえが、食べたい」
かちゃかちゃと急いたリズムでベルトを外す音。素早い開封音。出来る男は仕事もセックスも手筈がいい。
「ん――あぁ!」一気になかまでくし刺しにされ、カウンターに手をつく。ぐったりとしたあたしに、更に押し込んでいく。「ああ、……んああ! あっ……」
繋がったまま腰を持って器用に、危なくない火のないカウンターの左端にあたしを持っていくと、思い切り――抽挿を繰り広げる。
この男の。
タイピングをする手つきがピアニストみたいに流麗で。
パソコン画面を見る時の険しい顔つきが端正で。
歩く姿も無駄がなく。喫煙するさまはまるで映画俳優のように、優美で妖艶で。
女が目の前で転んだら一ミリも表情筋を動かさないくせにさっと手を差し伸べる男。
そういうところが、大好きで……。
「大嫌い、……なんて、言いたく、……んああ! ……あっ……あぁ……っ! ……」
がくりとくずおれるあたしを背後から抱き締める。「可愛い子」と髪をかき分け、うなじに口づける。
「そうだ。……いっている最中にすまないが、おまえにはこれが、足りていなかったよな」
エプロンの下のニットを下からたくし上げ、ブラを押し下げるとむきだしのそれを掴む。「んあっ……!」
ふるえる。官能の楽器となった自分。この男の絶技に酔わされて。狂わされて。淫らな自分が実在する。
「あっ……、あっ……ああっ……あんっ……」
びくびくとふるえるこの余韻もこの男はたっぷりと堪能する。彼自身をぐ、ぐ、と押し込み、ひとが叫ぶのを見て愉楽に浸る。
快楽主義者。どS男。鬼畜。
いくら頭の中で罵ろうが彼の品性があたしのなかで損なわれることは金輪際ないわけで。――もう、離れられない……。
背後から求められながらたわわな右胸だけを揉まれていると、気づいたようだ。蒔田さんは、くいとエプロンの肩ひもを下げ、
「もういい」
なんだこの邪魔な布は、と言わんばかりの手つきで、性急にあたしのトップスを脱がせ、ぱちん、とブラを外し、
「あああ!」
叫ばせたのちに、しっかりと、あたしの生の乳房を味わいこむ。その、仕事が出来る両手で。
息を荒くする蒔田さんが、快楽のあまり、カウンターに倒れこむあたしに覆いかぶさる。どんなに逃げても執拗にこの男は追いかけてくる。逃げることを許さない。自分の本能に着実に誠実に。あまりの快感に耐えかねて涙を流しても、この男はこの永遠の炎から逃してはくれないのだ。――どこまでも気高く、しぶといこの男。
「いやぁ……助けて……っ、蒔田さん……ああっ……」
ぐちゅぐちゅと濡れそぼったそこを刺激しながらも、手が忠実に動く。こんな……胸だけで……また。
自分のやわらかさとあたたかみを教えてくれたのはこの世でたったひとり、蒔田一臣のみ。
すっかり熟れ切ったそこは、触れられるだけで到達する精神を身に着けてしまった。新たな自分をどんどん植え付けるこの男。
毎日、ブラをつけるときに、自分の胸が大きく柔らかくなっていることに驚く。そして、あなたとのプレイを思い出してときめいてしまう。感じる……。
あなたがいないと、あたしは成り立たない。
あたしのリミッターをぶっ壊す。あなたがいないと。
自分で触ってみてもちっとも気持ちよくなんかなくて、あなたに触って貰えないとこの胸は死んでしまう。だから……
もっと、触って。
あたしを――愛して。
「っ……あっ……」
耐えきれない。こんなに気持ちよくて。
でもあなたは分かっていて手を止めないの。決まってあなたは声をかけてくれる。絶頂にふるえぐったりとするあたしを支え、
「……おまえ、どれだけいけば気が済むんだよ」ちゅ、とあたしのむき出しの肩に口づけ、ぱくっと食む。「可愛い紘花。おれの紘花。永久に、もう、逃さない……」
腰が狂うたびに自分の中で壁がぶっ壊れる。正気を保てない。――狂う……。
「ひっ、あぁ……っ、あっ、あっ、あんっ……」
「――おまえの声が、好き」
激しい抽挿をぴたと止め、あたしの背骨を舌で舐めあげるこの男は、
「えっちなからだも好き。こころも好き。生意気なところが好き。全部好き。……好きで好きでたまんねえ。
もっと、……壊れた紘花が、見たい……」
そうして狂おしい情欲の嵐に焦がされ、自分を見失った先に、あなたがいる。いくら叫んでも逃さない、永遠の炎。今宵も暴れ狂う獣たち。
そういえばここはキッチンだったな、と思い出すのは、三十一回目の絶頂を迎えた頃。
ただのカウンターキッチンでさえも、この男の手にかかれば妖艶な舞台と化す。生きている限り、逃れられないのが必須。
ぎゅう、とあたしを抱き締める蒔田さん。そのぬくもり。声がすべて……心地いい……。
「軽蔑するか?」
そんなはずがない。……こんなにあたしを導いておいて今更。
「あたしも、……うん。ずっとずっと、こうしたかった……。
蒔田さんとずっとずっとえっちしたくってたまらなかったの。
あなたにお姫様抱っこをされたときから……ううん……その前から、ずっとずっと、あなたに夢中で……」
腰を揺らす蒔田さんのリズムにまた快楽が暴れ出す。「んぅ……っ」
吐息は、蒔田さんの口の中に飲み込まれる。両の口を同時に刺激する男。あたしの隠し持つ本能を暴き出し、淫らに狂わせる、執拗な怪物。
今宵もこの男の奏でる調べに酔わされる。
く、く、とあたしのなかを深く突く蒔田さんのその動きが好きで。たまらなくなって、あたしもしがみついて、腰なんか揺らしてしまう……恥ずかしい……こんなひとじゃなかったはずなのに……あたし……。
赤面するあたしにあなたは笑いかける。「おれ、紘花の腰遣い、すげえ好き」
「馬鹿……好き……っ……」
何度キスを重ねても飽きることがない。永遠のリズムであなたと踊る。
*
流石にお腹が空いたので台所で味噌汁を温めていると、
「……んぅ!」
「おまえのエプロン姿、そそる」
背後から胸をわしづかみにする蒔田さん。片手で火を消すからこの後の展開が読める。「んもう……味見しようと思っていたのに……出来ないじゃない……!」
「おれは、おまえが、食べたい」
かちゃかちゃと急いたリズムでベルトを外す音。素早い開封音。出来る男は仕事もセックスも手筈がいい。
「ん――あぁ!」一気になかまでくし刺しにされ、カウンターに手をつく。ぐったりとしたあたしに、更に押し込んでいく。「ああ、……んああ! あっ……」
繋がったまま腰を持って器用に、危なくない火のないカウンターの左端にあたしを持っていくと、思い切り――抽挿を繰り広げる。
この男の。
タイピングをする手つきがピアニストみたいに流麗で。
パソコン画面を見る時の険しい顔つきが端正で。
歩く姿も無駄がなく。喫煙するさまはまるで映画俳優のように、優美で妖艶で。
女が目の前で転んだら一ミリも表情筋を動かさないくせにさっと手を差し伸べる男。
そういうところが、大好きで……。
「大嫌い、……なんて、言いたく、……んああ! ……あっ……あぁ……っ! ……」
がくりとくずおれるあたしを背後から抱き締める。「可愛い子」と髪をかき分け、うなじに口づける。
「そうだ。……いっている最中にすまないが、おまえにはこれが、足りていなかったよな」
エプロンの下のニットを下からたくし上げ、ブラを押し下げるとむきだしのそれを掴む。「んあっ……!」
ふるえる。官能の楽器となった自分。この男の絶技に酔わされて。狂わされて。淫らな自分が実在する。
「あっ……、あっ……ああっ……あんっ……」
びくびくとふるえるこの余韻もこの男はたっぷりと堪能する。彼自身をぐ、ぐ、と押し込み、ひとが叫ぶのを見て愉楽に浸る。
快楽主義者。どS男。鬼畜。
いくら頭の中で罵ろうが彼の品性があたしのなかで損なわれることは金輪際ないわけで。――もう、離れられない……。
背後から求められながらたわわな右胸だけを揉まれていると、気づいたようだ。蒔田さんは、くいとエプロンの肩ひもを下げ、
「もういい」
なんだこの邪魔な布は、と言わんばかりの手つきで、性急にあたしのトップスを脱がせ、ぱちん、とブラを外し、
「あああ!」
叫ばせたのちに、しっかりと、あたしの生の乳房を味わいこむ。その、仕事が出来る両手で。
息を荒くする蒔田さんが、快楽のあまり、カウンターに倒れこむあたしに覆いかぶさる。どんなに逃げても執拗にこの男は追いかけてくる。逃げることを許さない。自分の本能に着実に誠実に。あまりの快感に耐えかねて涙を流しても、この男はこの永遠の炎から逃してはくれないのだ。――どこまでも気高く、しぶといこの男。
「いやぁ……助けて……っ、蒔田さん……ああっ……」
ぐちゅぐちゅと濡れそぼったそこを刺激しながらも、手が忠実に動く。こんな……胸だけで……また。
自分のやわらかさとあたたかみを教えてくれたのはこの世でたったひとり、蒔田一臣のみ。
すっかり熟れ切ったそこは、触れられるだけで到達する精神を身に着けてしまった。新たな自分をどんどん植え付けるこの男。
毎日、ブラをつけるときに、自分の胸が大きく柔らかくなっていることに驚く。そして、あなたとのプレイを思い出してときめいてしまう。感じる……。
あなたがいないと、あたしは成り立たない。
あたしのリミッターをぶっ壊す。あなたがいないと。
自分で触ってみてもちっとも気持ちよくなんかなくて、あなたに触って貰えないとこの胸は死んでしまう。だから……
もっと、触って。
あたしを――愛して。
「っ……あっ……」
耐えきれない。こんなに気持ちよくて。
でもあなたは分かっていて手を止めないの。決まってあなたは声をかけてくれる。絶頂にふるえぐったりとするあたしを支え、
「……おまえ、どれだけいけば気が済むんだよ」ちゅ、とあたしのむき出しの肩に口づけ、ぱくっと食む。「可愛い紘花。おれの紘花。永久に、もう、逃さない……」
腰が狂うたびに自分の中で壁がぶっ壊れる。正気を保てない。――狂う……。
「ひっ、あぁ……っ、あっ、あっ、あんっ……」
「――おまえの声が、好き」
激しい抽挿をぴたと止め、あたしの背骨を舌で舐めあげるこの男は、
「えっちなからだも好き。こころも好き。生意気なところが好き。全部好き。……好きで好きでたまんねえ。
もっと、……壊れた紘花が、見たい……」
そうして狂おしい情欲の嵐に焦がされ、自分を見失った先に、あなたがいる。いくら叫んでも逃さない、永遠の炎。今宵も暴れ狂う獣たち。
そういえばここはキッチンだったな、と思い出すのは、三十一回目の絶頂を迎えた頃。
ただのカウンターキッチンでさえも、この男の手にかかれば妖艶な舞台と化す。生きている限り、逃れられないのが必須。
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