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第二章 24時間後に死ぬ?
しおりを挟む愛知県豊田市。
空が白み初めてきた。
冬の朝は寒さのため、体が強張り、膝が、肩が、それに首などの節々が痛くなる。
年齢と共に加齢臭が一段と増し、自分でも鼻を摘まむ時がある。
だが今は、それを消すかのように線香の匂いがこの部屋に漂っていた。
「等々今年も今日で終わりか。早いものだ」
白髪頭で、額が後退して、頭など所々に黒い斑点のようなシミがあり、顔中にもいくつかの皺が刻まれていた。老化が激しくなってきたが、今だに背筋だけはピーンとしていた。
その姿勢のいい老人が妻の仏壇に手を合わせていた。
「ルリ子、何だか最近な、自分の体がゆうことを効かなくてね、それに節々が悲鳴を上げるんだよ。
もう年だからしょうがないよな。でも、おかしいんだよ。何がおかしいんだ、と言われても上手く説明できないが、しいていえば、ちょっと歩いただけで息切れなんかしてね、それに眩暈もするんだよ」
仏壇には若かりし頃の妻のルリ子の写真が飾られていた。
彼女は五年前の六十七歳の時に、肺癌で他界した。
存命ならば川村浩一郎より二つ上なので七十二歳になっている。
「いけねな。こんな話は訊きたくないよな。歳を取ると愚痴ばかり呟いてしまうな、すまねえ。
ま、今日もそれなりに頑張るよ。それなりに。人間それなりに、がいいんだ」
その後、浩一郎はコーヒーメーカーに水をやり、豆をセットし、レンジに食パンを突っ込み、チンした。
しばらくするとコーヒー豆のいい匂いが部屋中を優しく包み込む。
この匂いを嗅ぐと癒される。浩一郎はこの世で、コーヒーの匂いが一番好きだ。
それから冷蔵庫の扉を開け、牛乳を取り出した。冷蔵庫の中からは野菜の匂いがした。
次に食器棚の上からコーンフレークの箱を取り出し、用意していたガラスの底の深い食器にサラサラと入れ、それに牛乳を注いだ。
綺麗好きのルリ子が見たら、きっと怒るだろうな。勝手に物を出さないで。
そんな風に牛乳を注ぐと、飛び散るでしょ。五年という月日が経ってもまだ耳に、ルリ子の声がこびりついている。
年末っていうのは、一人身には応える時期だね。
そりゃ、家族がいるところはいいさ。クリスマス、カウントダウン、それに新年といったイベントが目白押しで、さぞ楽しかろう。
デパートなんかに行くと皆が浮かれているのが分かる。そんな所に一人でいっても何が楽しいのか。
はあぁっ、嫌だね・・。
手早く次々に、朝食の準備をするが、ここでひどく息切れをしていることに気付く。
気分的に落ち込んでいることばかりではないようだ。
体調がかなり悪い。しばらくすると眩暈が激しくなり、テーブルに右手をつき、そのまましゃがみ込んでしまった。
そのテーブルは昨年購入したものだ。二人でいる時には丁度良かった四人掛けのテーブルも、一人となってからは広く感じ、もっとコンパクトなテーブルにした。それはまだ新しく、木の匂いがした。
だがこのテーブルに変えたことにより、食事をする場所はコンパクトになったが、逆に部屋を広く感じるようになった。
「少し休憩だ」
浩一郎はそう言って、ステレオコンポを付け、モーツワルトを聴くことにした。
「おかしいな。この一週間、こんなことの繰り返しだ。病院にでも行かなければならんのかな。
いや、病院は死期を早めるっていうじゃないか。自然治癒を目指し、もう少し様子をみよう」
朝食を終えた浩一郎はいつものように外に出た。
身震いをした。自然と歯がカチカチと鳴った。
今年の冬は寒く、二日前には雪も降っていた。今日も気温は低いが、まだ雪は降っていなかった。それでも分厚い雲が空を覆い、凍てつくような外気に身を曝していると、また雪でも降るのではないかと思わされる。
今日は一年の最終日、三十一日だ。年の瀬ということから皆どことなく慌しそうだった。
しかし、家族のいない、仕事のない、そして隠居生活の川村浩一郎は、今日が大晦日だろうとマイペースだ。
浩一郎は、三十三歳の時に購入したマイホーム、マンションの九階に住んでいる。
箒と塵取りを持ち、エレベーターに乗り、下まで行って、玄関先に出たところで腕時計に目をやった。
白い円形のカーブになった大きな門。オートロックで部外者には出入りが難しい。
九階に住んでいるため、防犯には心配ないが、年寄りの友達が訪ねて来るには煩わしいところだ。
だから浩一郎は時間通りに外に出てくるのだった。独りはマイペースでいいが、時には人恋しい時がある。
七時半だ。
外はすっかり明るくなっており、肌にまとわりつくような風が吹いていた。
社会が動き出していることが分かった。部屋の中にいれば暖かく、面倒はないが、このように一人身の生活をしていると、外に出てこない限りは、社会に取り残されているようで、時々不安を覚えることがある。
元気のいい子供たちの声が聞こえた。それだけで浩一郎の心が浮き立ってきた。
「おはよう」
「おはようございます」
低学年位の女の子が挨拶を返してくれた。
今では近所付き合いがないというが、まだまだ捨てたもんじゃない。
「じいさん、斜迎えの小田切さん家、」
今度は高学年の男の子だ。恐らく兄妹だろう。
浩一郎は、箒の手を止め、振り返った。
「門の上にコーラーの缶が乗ってたよ」
これは話をしてくれたのではなく、その缶を片付けろよ、という意味合いがある。
高学年ともなれば、それくらいの知恵もついてくるというものだ。
「分かったよ。後で片付けておく。それより、道を歩く時には車が来てないか右見て、左見て注意するんだぞ」
「分かった。分かったって。じいさん、いつも言ってるから、耳にタコができたよ。いってきます」
元気よく少年は駆けていった。
昔から俺は、このように人に使われていたよな。特に女性には。
浩一郎はひっそりと微笑を浮かべた。人から頼みごとをされると、いくら体が疲れていても断れ切れない。それで人生何度損をしたことか。
でも、喜んでくれる顔をみることで、それも吹っ飛んだ。それでよかったんだ。憎まれるよりも。
浩一郎はまた腕時計を見た。
もう少しで勝也がくるな。
でも体調が悪いから、今日は断ろう。
そう思った。面と向かって断るのと、そうでないのとでは、相手の、自分への印象がまったく違うはずだ。ちゃんと相手の目を見て断れば、きっと次も誘ってくれるはず。
「お~い」
遠くから声が聞こえてきた。よく通る声だ。
「浩一じいさん。もうすぐ時間だぞ」
いつもゲートボールをやる友人だ。
その後ろに夫人の智代もちゃんと付き添っていた。仲のいい夫婦だ。
何処に行くにも二人一緒だ。妻のルリ子が生きていたら、こんな風に何処に行くにも一緒だっただろう。
もう一度会いたいな、そしてまた、あの顔を見たい。でも彼女はもういないんだ。
犬でも飼おうと思ったが、この年で、俺の状況を考えると、死んだ時に困る。その犬が死んだら、どれ程の悲しみ、痛みを感じることか。多分、立ち直れなくなるだろう。
「何処に行くんだ?」
「決まってるじゃないか。公園だよ」
「この大晦日にかい?」
「毎年そうしてるじゃないか。おかしなことをいうもんだな」
「悪い、悪い、冗談だよ。今年の反省、又、来年はどのようにしてやっていくかっていう集まりで、仕事だったら、仕事納めというやつだよな。毎年恒例のやつだ」
浩一郎は言った。
「でもな、悪いが今日は断るよ」
「どうしたんだい?」
「眩暈がするんだ。どうも調子がよくない」
「あら、大丈夫?」
智代が心配そうな顔を向けた。
「そういえば、顔色も悪いわね」
「そうだな、年寄りは無理をしては駄目だ。又、元気になったら一緒にやろう。それじゃよい年を」
「よい年を」
「ちゃんとゆっくりするんだぞ」
「ああ。分かった。ありがとな、気にかけてくれて」
彼らが手を振って、線路を渡り、裏手に廻った所で、電車が来て、それが彼らの姿を消した。
浩一郎は逆の方に行き、箒で掃き掃除を始めようとしたが、立ち眩みを感じたので、辞めた。
彼らはそのまま集まりのある公園に向かっていったが、浩一郎は、部屋へ戻るべく、エレベーターへと向かった。
今日は体が重く、力が入らない。立っていることもままならず、それに息切れもする。おかしいな。
昼になったが、買い物にいく気力もない。このように布団の中に潜り込んだまま動くことができなくなってしまった。
外は雪ではなく、雨が降り出したようで、パチパチパチという窓を叩きつける音でそれを知った。
耳をその音に集中するようにそば立てると、段々と雨が激しくなっていくのが分かった。外が気になり、起き上がる。
しんどかった。すぐには立ち上がることができなかった。それでも立つと同時に眩暈を感じた。
ようやく窓のところに行き、外を眺めた。空は灰色で、下の方に目をやり、凝らしてみると木は雨の中で雫をポトポトと勢いよく落としていた。
その時、閃光が轟いた。風も強く、木が大きく揺れていた。
おいおい、一体どうしちゃったんだ。
何かが起こる、そんな胸騒ぎを感じた。もう一度青い閃光が瞬いた。外が暗いのもあり、家の中も暗かった。十二月にこんな嵐のような天気になるなんて。
改めて布団に戻ろうとすると、そこで人の気配を感じた。ハッとしたが、あまりにも突然で声が出なかった。
勇気を振り絞り、目を開くと目の前に二人の男が立っていた。自分の目を疑い、何度も目を擦り、瞬きをしたが、確かにいた。
彼らは黒のテンガロンハットに黒のコート。ネクタイも黒だ。全身黒尽くめの姿をしていた。
一人は背が高く、ガッチリとした体格で、もう一人は若干それに劣るが、筋肉質のいい体格をしている。だが、その二人からは、体臭みたいなものを感じなかった。顔の彫が深く、欧米人のような顔をしている二人なのに。
浩一郎は声を出せない代わりに口をパクパクとした。
「驚かして悪かった」
大きな男が言った。
「別にお前を取って食おうってわけじゃないから、安心しな」
「パートナー、その言い方がいけないんだって。だからこのじいさんが驚いて口もきけなくなったんだ。
それに俺たちのこの格好、どう見ても不審者だ。分かるか。まずは自己紹介をして、ちょっとでも安心してもらわなければならない」
知的で、美男子の方が言った。
「俺の名はキケロ。そしてこっちの筋肉お化けで、ちょっと禿げている、借金王のカエサルだ」
「何が禿げの借金王だ」
カエサルが舌打ちをして、キケロの首を絞めた。
「おい、本気で絞めるなって」
キケロが慌ててカエサルから逃げた。
「昔はもっと寛大だったのに」
テーブルの上においてある髭剃り用に使う小さな鏡が視界を捉えた。
本当なら彼らの姿がその鏡に写るはずだ。だが、そこには何も写ってはいなかった。
「あ・・あなたたちは、一体・・?」
それに顔の彫が深く、どう見ても日本人には見えない男たちが、流暢な日本語を喋り、しかも全身黒といった怪しい気な格好をしているのだ。
浩一郎じゃなくとも驚くはずだ。
「幽霊・・」
それでもやっとのことで声を絞り出した。
「幽霊でもない」
カエサルは答えた。
「俺たちは、泥棒じゃないから、物を盗るだとか、」
キケロがカエサルの口を塞いだ。
「そんなことはいいから。ちゃんと自己紹介をしないと、余計にこの爺さんが驚いて、何も喋れなくなる」
「はいはい。じゃ、お前に任せるよ」
カエサルは肩を竦めた。
「俺たちは法とは何かを明確にし、現代にまで続く法治システムを創設したローマ帝国時代の者だ。
その時代に生きていた者で、現代に生きている者ではない。俺たちは天使として生まれ変わり、この世に君臨しているのだ。
それで、こっちがローマ人の帝国は属州までも含めた運命共同体となるべきと考えたこの馬鹿でかい男がカエサル。
それに反対していた俺、キケロ。
なぜ古代ローマで敵同士の我々がこのように再び生まれ変わり、天使となったかは俺たちも分からないがね。
ま、とにかく我々は神の使いとして、人間界に使いをする者、天使だよ。俺たちは西暦が始まってからずっと神に使えているんだ。もうかれこれ二千年以上は・・」
「天使?」
「ああ、そうだ」
カエサルが前に乗り出した。
「ザックリと言おう、お前はあと一日、そう、二十四時間で息を引き取ることになる。
明日の一月一日の午後二時に息を引き取ることになっているんだ」
「えっ、私が?」
「残念ながら、お前さんの寿命はあと二十四時間だ」
カエサルは、はっきりと言った。
「何で? いや、では、どのようにして、私は亡くなるというんだ?」
「それは言えないことになっている。理解してほしい」
キケロは言った。
「それで、人間界である規定の水準を突破した人生を送り、少しだけ後悔のある者を我々が選び出し、その者と接触し、プレゼントを贈呈する、といった仕事をしている者なのだよ、我々は」
「所謂、最後の灯というやつだ」
カエサルは簡易的に言った。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。一体何が何だか、サッパリ、」
浩一郎はここで咽た。
「ちょっと言葉足らずだったようだな。もっと論理的に説明してやらなくてはいけないらしい」
キケロは、浩一郎の顔を見た。
「ま、このシステムは人生真面目に生きてきた人に与えるご褒美で、年に一人、俺たちがピックアップしてきたというわけだよ。
そこでどういったご褒美かというと、今までの人生の中で、一日だけ戻れるようにしてやる、というコンセプトに君が選ばれたんだ。
ただし条件がある。それは君が選んだその一日に戻ったとしても、歴史を変えることはできない。この意味が分かるか? 念を押すが歴史を変えてはいけないということだよ」
浩一郎は口をポカ~ンと開け、肯きもしなかった。
「ま、いい。」
今度はカエサルだ。
「そこでこのコンセプトにどういった人間が選ばれるかというと、犯罪をしたことのある人間はもっての他だ。
優しい人とか誰かを助けたとかではなく、自分に正直で、でも自分の利益だけを求めるのではなく、他人が楽しければ、自分も楽しいと思える人間かな。
ちょっと分かりにくい説明かもしれないが、要するに君が選ばれたんだ。
だからお前は今から、今までの人生の中で、一日を選べ、それが幸せだった日でもいい。楽しかった日、うれしかった日、どんな日でもいい。今から考えるといい。
そして、結論が出れば、俺たちに伝えろ、そうすればその日に、お前の当時の若さ、体形などを一緒にして戻してやるよ。どうだ、これで理解できたか」
「ちょっと待ってくれ」
浩一郎が慌てて言った。
「その前に、俺はあと二十四時間後に、本当に死ぬのか?」
カエサル、キケロ共に肯いたが、お互いを見ることはなかった。
「お、俺は一体どうやって死ぬんだ?」
「それは言えないことになっている、と言ったじゃないか。くどい」
カエサルは苛立たしそうに言った。
「それは絶対的なもので、回避できないと言うのか?」
二人とも肯いた。
「残念ながら」
キケロはテンガロンハットを少し、斜め気味に被った。「回避できないことなんだ」
浩一郎は項垂れた。そして、その後黙って考えた。
「もし俺が、君らが言うように、昔に戻り、その一日で歴史をひっくり返すようなことをしてしまったら、どうするんだ?」
「さっきも一応、条件として出したが、そんなことをしてもらったら困るが、ま、そんな大きなことをする可能性のあるような奴は選ばないことになっている。
ただ自分の人生が少しだけ変わるかもしれないが、自分の死だけは変えることはできないことを理解してくれ」
おいおい、一体どういうことなんだ?
俺が寝ていたら、いきなり目の前に二人の怪しい男が立っていて、俺たちは天使だ、お前の命は残り二十四時間だと言いやがった。それに変なことも・・。
お前の今までの人生の中で、一日だけを選べ。そしたら自分の選んだその日に戻してやる、と。
「少し、時間をくれないか」
浩一郎は静かに言った。
「ああ、わかった」
カエサルは言った。
「だがな、お前に残された時間はさほど長くはないんだ。考える時間を費やせば、費やすほどせっかくの自分が若い時に戻れる、という時間もそれだけ減るってものだ」
「これは火を灯して明かりにしたもの、灯火だよ。最後の灯火というものだよ」
キケロが言った。
「今から、今までの自分の人生を、自分が納得いくまで、振り返ってみればいいさ。自分の人生なんだからきちっと、な」
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