天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす!

yoshikazu

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第23話 スタンビート5

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ギエン・エルside

騎士団長達と防衛ラインで作戦実行中。
『カルメンさん、騎士団とドラゴンで防衛ラインの死守をお願いしますよ。』
『ギエン殿、本当に2人だけで行くのか?』
前方に群がる魔物を漠然と見ながら問いかける。
『まぁ、仲間達も終わって駆け付けると思うし、上空にも仲間が居るので大丈夫ですよ。それでは行ってきます!』
軽くピクニックにでも行くように走り出す。
『エル向かって右側を頼んだぞ!』
『りょーかいです!!じゃあ、後で!』
エルは右側に走って行く!!
2人の背中を見ながら期待する気持ちも大きいが、自分達の無力さを感じて複雑な気持ちに襲われていた。

ギエンside
『よし!まず大技で削るかな!
闘気解放!!【剣神技・上技・嵐斬】』
無数の闘気の刃が魔物達に襲い掛かる!そのまま斬撃が集団の中央で渦巻く!!魔物達が刃の嵐に飲み込まれていく!
ここで大技を重ねる【剣神技・上技・大波斬】!!
長さ6mの闘気の刃が3段うねるように飛んでいき目の前にいた集団が永遠先まで3枚におろされていく!
『さてと!残りを狩ろうか!!』
ギエンは魔物の集団に切り込んでいく!

エルside
『エルも頑張らないとね!いくよ!
【ノームファイナルアタック(仮)】!』
ノームが地面に拳を叩き付けると地割れが魔物を飲み込みながら進み集団の中央部で直径50mのすり鉢に穴が空く!蟻地獄の様に魔物達が飲み込まれて行く!
精霊たちがエルに語り掛ける、『私達も遊びたい。ノームばかりズルいと。いつのまにかイフリートが目の前で跪く。
『イフリートも契約する?』と言うと頷いてエルの周りに控える。
『じゃあー皆んなで遊ぼう!!いくよ!!
【精霊装】!!』
精霊達がエルに集まる!シルフは足、鎧はノーム、右腕はイフリート、左腕はシヴァ、兜はトール。身長が約3mになり圧倒的な雰囲気を醸し出している。エルは軽く言う。
『皆んな!!遊びに行くよ!!』
魔物の集団に突っ込んでいく!
足を振り上げ蹴りを放てば無数の風の刃が襲いかかる!左右の腕は炎と氷の剣になり、
剣を振るえば見渡す限り炎と氷のフィールドが広がる。鎧からは鋭い岩が無数に飛び交い兜からは必殺の電撃を撒き散らす!!
まさに歩く災禍である。

一方防衛ラインでは
魔物達が傷だらけで歩いてくる。攻めて来ると言う雰囲気ではなく必死で逃げて来た感じに思える。それを見て防衛ラインを前進させている。
『なあ、あの2人は人間なのか?俺達がなんか雑魚に思えて来るよな・・・。落ち込むよ・・・。』
『でもさ、あいつらも人間なら俺達も可能性があるんじゃないのか?あいつらの師匠は、更に強いんだろ?多分、その師匠が特別な何かを持っているんじゃないのか?』
『そうかもな。』
『ちょ、ちょ、ちょっと!!あれは何?!』
指差す先には【精霊装】のエルである。
『魔物と戦ってるから味方なんだよな?』
『もしかしてアレはエル殿か・・・。人間なんだよな・・・?』
『確かに魔法使ってたら俺達、消滅してたな・・。』
『私達はとんでもない子達に喧嘩を売ったのね・・・。』
自分達がやらかしたことを思い出し改めて恐怖する。
『なぁ、ザバンの言う通り同じ人間なら俺達も強くなれるのか?上を目指して精進すれば強くなれるんだよな?』
『目の前に現実があるんだ、また心機一転鍛え直そう!』
騎士団長達は決意を新たに拳を握った』

『ん?あれは・・エルだよな?おーい!』
ギエンはエルに手を振る。』
『あっ、ギエンさん!』
5つの精霊の攻撃をそのままに両手を振りながら駆け寄ってくる!
『待て!待て、待てーーーー!!エル!!
止まれーーー!!!』
『あっ!ごめんなさい・・・てへっ!【精霊装】解除】また遊ぼうねー!』
精霊達は嬉しそうに帰って行く。
『エルはやっぱり凄いな!』
エルは笑顔いっぱいに答える。
『ギエンさんも終わったんですね!』
『あぁ、そういえば魔物の中にちょっと強い奴がいたぞ!』
『えっ!ギエンさんが強いって思ったんですか?相当強いんですよね?』
『俺の初撃を躱したんだ。その後は叩っ斬ったけどな。』
『世の中には強い奴が居るって師匠が言ってたし中に居たんですよ!』
『そうだな!』


神様の部屋
『凄い!凄い!ギエンの技も凄かったが、エルのアレは凄すぎるだろぉぉーー!』
『精霊の塊が走ってる!!周りの地形を変えながら!!フッフッ、、アッハッハ!!』
『【ノームファイナルアタック】は模擬戦で使ってたら確実に城が無くなってたな!』
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