天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす!

yoshikazu

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第49話 ダンジョンに行きたいのに・・・

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『す、すいませんでしたぁぁぁー!!
【英雄】様とは知らず失礼しましたぁぁー!』
男達は床に頭を擦り付けて叫ぶ。

はぁ、こいつらは根本的に分かってないな。なぜAランクになるとグズになるのかな。

『おい、お前ら俺が誰だろと関係ないんだよ!お前らは力の無い者から奪い続けたんだよな?!
だったら今度はお前らが奪われる番だ!!奪われる側を堪能しろ!』
俺は残り3人の両手首を吹き飛ばす!
『がぁぁぁー!!』
『手がぁ!手がぁぁ!!』
『助けて!手がぁ!ごめんなさいぃぃぃ!』

『ふん!やめてくれ、助けてくれと言った人をお前らは踏み躙ったんだろう?!
これぐらいまだ軽い!!
そうそう、しばらくすると切断面から血が吹き出るから覚悟しとけよ!!』

『ひぃぃぃぃーー!!』
『助けて!助けてくれ!これじゃあ生きていけない!』
『お願いだ!もう心を入れ替える!!だから助けて!!』
『な、なんでもするから、助けてくれ!!』
男達の懺悔などその場凌ぎだと感じる。
そんな奴らを助ける気など毛頭無い。

『ふん!知った事か!!
さぁ!ダンジョンに行こうか!』
男達を無視してメル達と馬車に乗り込んだ。

ロイドは思う。またギルドからAランク冒険者が消えた・・・。

馬車に揺られながら窓の外を眺めている。
『まだ、付けられてるな・・・。15人・・
増えてるし!』
『おそらく馬車で移動していますね。距離が縮まって来ています。』
メル達に緊張が走る。
『一度止まって様子を見ようか。』
案内人に止まるように言う。
【エリアカード】をかけて様子を見ていると、後ろから豪華で大きな馬車が近付いてくる。そして、俺達の馬車の進路を塞ぐように止まり中から男女数名が降りて馬車を取り囲む。

『ここで待っていてくれ。直ぐ終わらせてくるから。』
メルが緊張で固くなった肩に手を乗せる。
『は、は、はいぃ!ま、待っています!』
余計に固くなってしまったようだ・・。

馬車の扉を勢いよく開けると、扉の前に居た奴が派手に吹っ飛び転がる。

普段着だが見たところ盗賊では無い。
雰囲気から言って冒険者でも無い。
おそらく兵士と言ったところか。

『何のようだ?いきなり取り囲んで物騒だな?俺達は先を急ぐんだ。さっさと用件を言え!』

『お前がアマクサ・ハヤトだな?黙って来てもらおうか!抵抗するなら容赦はしない!
お前らに選択肢はない!』
男達が俺を取り囲む。

『断る!!俺の話しを聞いていたか?お前ら如きと遊んでいる暇は無いんだ。死にたくなかったら消えろ!』
だんだん腹が立ってくる。

『なんだと!!大人しく言っていれば調子に乗りやがって!!
レベル10の癖に大口を叩くな!!』

ん?鑑定を使う奴が居るのか・・・。そう言えば擬装したままだったな・・・。

『お前らは、そのレベル10に勝てないんだよ!
何度も言わせるな!遊んでいる暇は無いんだ!帰るなり、かかって来るなりどっちかにしろ!!来ないならこっちから抵抗するぞ!』

男は青筋を立てて顔を引き攣り叫ぶ!
『構わん!!殺れ!!』
一斉に襲い掛かる。
俺はため息をつき、
『【アースジャベリン】!!』
取り囲んで居た奴らを地面に縫い付ける!ついでに奴らの馬車に【ファイヤーボール】を放ち粉砕する。
襲って来た奴らは無数の鋭い岩に串刺しになり呻きながら直立不動になっている。
しかしまだ致命傷にはなっていない。

『どうだ?レベル10にやられた気分は?
だから帰れと言ったのに。』

『ぐぅぅ!何故だ!何をした!?
おい!リーン!!こいつはレベル10なんだろ?!』
扉の前にいる女に叫ぶ!
『あぁ、冥土の土産に擬装を解いてやるよ!』
俺が擬装を解く。
女が驚愕して恐怖する。
『う、嘘、嘘、嘘!レ、レ、レベル3864んんんんん!!!!』
『ば!馬鹿が!!そんな事があるわけないだろう!!』
『嘘じゃない!!!!正真正銘の化け物よ!!魔力が2千万超えてるわ!!!!
スキルだって10個もっ!!!』
信じたく無い者、驚愕する者、絶望する者、様々だった。

『ば、馬鹿な・・・お前は一体何なんだ・・・』

『さあ、もう終わりにしようか!』

男は食い下がる。
『待て!と、取り引きだ!お前の屋敷にも30人行っている!
俺達を逃がせば悪いようにはせん!
だから解放しろ!』

『プッ!アーッハッハッハックックック!』
俺はドヤ顔で喋る男を見て笑ってしまった。

『なんだ!何がおかしい!!恐怖で気でも狂ったのか?!』

『ハァーッ、笑わせるな!!レベル2500オーバーの弟子達をレベル130そこそこのお前らが何とか出来ると思っているのか?!今頃バラバラされるかドラゴンの腹の中だ!!』

もう何も言えなかった・・・絶望しかなかった。
男達は既に事切れた者もいた。諦めたその時、扉の前に居たをリーンが話し出す。
『あ、あの、ハヤト君だったよね、、、
わ、私は鑑定する為だけに来たの!あいつらとは違うわ!
だから助けて!!
助けてくれたら、、、私の身体、好きにしていいよ、、、。』
上目遣いで上着を脱ぎかけた時
『ぐふっ!!』
リーンの胸から3本の剣が生えた!
(((ハヤト様に卑猥な事言ってんじゃ無いわよ!!!)))
メル・マリ・エリの剣が扉ごとリーンを貫いていた。
剣が抜かれリーンが事切れる。

『もう終わりだ!じゃあな!』

『ちょっt・・・』
【次元斬】!!全員の首が飛ぶ!
【アースジャベリン】を解除すると皆が崩れ落ちる。

俺は馬車に戻る。
『皆んな助かったよ!ありがとう。』
『いえ・・・そんな事・・・』
彼女達はもじもじしている。

『それにしても、こいつらは何だったんだ?
まっいいか!早くダンジョンに行こう!』
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