天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす！

第70話 因果応報

ゆっくりと各部屋の扉が開くと見るも無惨な者達が投げ出される。

ドササッ！ガン！ズササーッ！！

『あーあ、部屋が汚れちゃったわ！後で掃除しといてよ！』
パルが男の腕を放り投げる。

エマが失笑する。
『ふん！本当に馬鹿な人達。師匠の思い通りに操られて・・・』

『ストレス発散にもならなかったな。なあ、ジン！』
『ああ、そうだな・・・』

俺は外に出て周りを見ると死にかけている奴がいた。

『エマ、他の奴らを死なない程度に回復してくれ！あと手足も付けてくれ！まだ死んでは困るからな！』

『はい！』

俺はベラントの前に立ち見下ろす。
ベラントはへたり込んだまま、怯えて震えている。

『お前だな？！何度も俺達を付け狙ったクズは？！
余りにも鬱陶しいから来てやったぞ！』

ベラントは震えながら口を開く
『お、俺はか、関係無い・・・。他の奴らがやったんd、、、』

『嘘つけぇぇぇぇ！！！』

どがぁん！！！
俺はベラントの頭を蹴り飛ばす！

『あがぁぁー！！』どごん！！
ベラントはぶっ飛び壁に激突する。

『この状況でそんなもん信じるかぁぁぁ！
アホかお前は！！！
お前のせいで何人もの命を散らせやがって！
お前は一体何様だぁぁぁぁーー！！』

ベラントの顔面に拳を叩き込む！！

『ぶべらぁぁぁ！！』
鼻血と歯を撒き散らしながらぶっ飛ぶ！！

そしてまたベラントの前に立つ。

『た、助しゅけて、、、お、お、俺が悪かった、、、な、なんでも、しゅる。し、し、死にたく無い・・・』
ベラントは情けなく涎と涙を流し額を床に付け許しを乞う。

俺はニヤリと笑う

（でた！師匠が正義のために悪いことを考えている顔だ！！）
弟子達が小声でとひそひそと話してる。

『武闘大会は予定通り開け！
賞金の増額、賞品の追加をしろ！！
まさか、武闘大会を開く予定が無かったなんて事は言わないよな？！』

ベラントは怯えきって顔をあげる。
『わ、わ、分かった。よ、よ、用意は出来ている。
あ、明日からよ予定通り開催しゅる。
だ、だから、助しゅけて・・・』

俺はベラントの首根っこを掴んで貴族達の方へ投げ飛ばす！

『ひいぃぃぃー！！』

貴族達も弟子達に脅され全員土下座状態だ。

『た、頼む。た、助けて、、、』
『わ、私が悪かったから、お願い！何でもあげるから！！殺さないで！！』
『何でもする！何でもやるから！！お願いだ！！まだ死にたく無い、、、』

大貴族達が震えながら命乞いを始める。

『黙れぇぇぇ！！貴様らがどれだけの人の尊厳と人生を踏み躙ってきたかまだ理解してないのかぁぁぁ！！！
てめぇの事ばかり並べやがって！
貴様らの運命は既に決まっているんだよ！！』

俺が目で合図するとデンバーが前に出てくる。

『貴様らに紹介しよう。こいつはデンバー。
俺の友達だ！
こいつはな、ヴァンパイアロードだ！
聞いた事はあるな？』

デンバーの目が紅くなる。

ベラントが驚愕する。
『で、伝説の吸血鬼・・・あ、、、う、、、
ま、まさか・・・い、い、嫌だぁぁぁぁ！！！そ、それだけは！！
し、死んだ方がましだぁぁぁ！！』

ベラントは今から自分に何をされるのか気付いて暴れ出す！！
しかし弟子達に押さえつけられ、もがいている。
大貴族達は怯えきって震えている。

俺はベラントと大貴族達を見据える。
『貴様らが今まで踏み躙ってきた事をその身で受けろ！！！！
未来永劫、朽ちるその日まで地獄の日々の中で後悔し、懺悔し続けろ！！！』

『助けて！お願い！！奴隷は返すからぁぁぁぁ！』

『俺も返す！！お願いだ！！奴隷になるのは嫌だぁぁぁ！！』

『こ、これから改心する！！お願いだぁぁぁ！助けてくれぇぇ！！！』

『煩い！！！問答無用で人の人生を奪っておいて勝手な事を言うな！！因果応報だ！！
デンバー！やってしまえ！！』

『おう！』
デンバーが手をかざすと襲撃して来た99人が次々と跪いた。

こいつらは未来永劫働き続ける。
後悔と懺悔を繰り返し、
飲まず、食わず、休まず働き続ける。
朽ちるその日まで。