天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす!

yoshikazu

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第157話 神様からのプレゼント

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『あうぅぅぅ・・・た、たずげて・・』
ズイード達が床に散らばりもがいている。

するとロイドが恐る恐る話しかける。
『あ、あの・・・モーリンさん?
あとは俺が言い聞かせるから取り敢えず元に戻してやってくれないか?』

モーリンがジト目でロイドを見るとため息をつく。
『はぁ。ロイド様がそう言われるのでしたら仕方ありませんね。
それでは手伝ってくださいね。』

ロイドが男達の身体を一人一人並べて行く。
『メルルさん。お願いします。』
『はい。』

メルルが【次元斬】で切った空間を元に戻して行く。

『あうぅぅぅぅ!!!戻ったぁぁぁ!!!助かったぁぁぁ!!』

『よがっだぁぁぁぁ!!!たずかっだぁぁぁ!!』
男達が泣きながら喜んでいる。

メルルが再びズイードの前に立つ。
『少しは反省したのかしら?』

『は、はい。助けて・・・お願い・・・しましゅ・・』
ズイードが涙を流しながら懇願する。

『はぁ、あなた達!押さえてなさい!!』
メルルが男達に命令する!

『はい!!!』

男達が機敏に動きズイードを四隅から押さえると元に戻った。
するとズイードがへたり込み泣き出した。

『ゔぅぅぅ!!よがっだぁぁぁ!だずかっだぁぁぁ!!!あうぅぅぅぅ・・・』

『相変わらず凄かったな・・・この前は問答無用で首が飛んでたしな・・・』

『あぁ、あいつ等も国に帰ったらまともな人間になるだろうな・・・どこで〈英雄ハヤト〉一派が見ているか分からないからな・・・

冒険者達が泣いているズイードを眺めながら話していた。


『さあ、用件は済みました。戻りましょう。』
モーリンとメルルが男達を一瞥しロイドに一礼する。
そしてギルドの出口に向かうとセルナ達に気付いた。

『これはお見苦しい所をお見せしました。
皆様もお気を付けてください。
それではお屋敷でお待ちしております。』

モーリンとメルルはニッコリ笑い一礼するとギルドから出て行く。
セルナ達はその後ろ姿を見送った。

『な、なんか凄いの見ちゃったね・・・』

『うん・・・ファイデル王国ではこれが日常なんだよね・・・』

『とにかく自分がまだまだ未熟なのが分かったわ・・・』

3人は〈英雄ハヤト〉一派としてまだまだ実力不足を感じるのだった。



『ん?あれ?おかしな・・・』
ステータスを見ていたハヤトが首を傾げる。

天草 隼人 19歳
黒髪
身長175cm 
体重65kg

種族 超人        
LV 8698
体力 625708
魔力 42001683
攻撃 455806
知力 4200168
防御 456809
敏捷 520089

【スキル】
看破
偽装
索敵
危機感知
全属性魔法
全状態異常無効
アイテムボックス
経験値増大・極大
育成・極大
ステータス上昇・極大
-
-
-

(【鑑定】が【看破】になってる・・・んんっ?きょ、極大?!どうして・・・あ、あれ?スキルのスロットが・・・3つ増えてるのか?!)

ハヤトは恐る恐るスキルのスロットをタップするとスキル選択が出来る様になっていた。

(おおう!!こ、これは・・・神様の仕業か・・・更にここから楽しませろと言いたいのか・・・?)

ハヤトはスキル選択画面を眺めながら新たなスキルに思いを馳せるのであった。


【神様の部屋】
『おいぃぃぃぃ!!!あの化け物を更に強化してどうするつもりだぁぁぁぁ?!
あいつがその気になったら世界が滅ぶんだぞ?!』

『まあまあ、そんなに興奮する事ないよ。ハヤトなら大丈夫だよ。
これで更に楽しませてくれるさ!!』

『おお!お主の仕業か!面白いのぉ!新たなスキルはなんだろうな!!』

『ふふっ!面白い事をするわね!そのうち私も楽しませてくれてるお礼に・・・何かプレゼントしようかしら?』

(くっ!呑気な奴らだ・・・そう言えば神である俺様に恥をかかせた礼もしてなかったな・・・くくっ!ならば俺からは試練をプレゼントしてやろう!!)
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