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第158話 弟子達の決意
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(【ステータス・極大】と【育成・極大】で・・ステータスが20倍?!
【経験値増大・極大】で1000倍?!
神様は弟子を育てろと言っているのか?
それに増えたスキルスロット・・・まさか・・・この世界に危機が迫っているのか?!だとすればあいつらを鍛えてやるか!!)
ギルドを出てメル達の元へ向かうセルナ達。
『私はここへ来て良かったと思うわ!』
セルナが正面を見ながら真剣な面持ちで話す。
『えぇ、私もそう思っていたところよ。良い刺激になったわ!』
アイラがセルナと並んで歩く。
『私はまだ未熟者。もっと先を目指してどんな脅威からも皆んなを守れる力を付けないと!』
アルメダもセルナと並んで歩く。
3人は決意を新たに歩き出すのであった。
『くっ!これでは駄目だ・・・あいつらをギャフンと言わせるにはまだ足りん!!
まだまだ強化が必要だな・・・数も・・・足りんな・・・見てろよ・・・神に恥をかかせた罪を償わせてやるぞ!!
目の前に並ぶ数十万の魔物のゴーレムを眺めるのであった。
『メルさん戻りました!』
セルナ達が裏口から入るとマリと目が合う。
『あぁ!お帰り!どうしたの?厳しい顔をして。
そう言えばリンドちゃん達も難しい顔して屋敷に戻って行ったわよ。』
マリが口元に指を置き思い出す様に話す。
(リンド達も同じ事を考えていたのね・・)
『マリさん!ありがとうございます!
私達も屋敷に戻ります!!』
セルナ達はそのまま裏口から出て行った。
それをニッコリ笑ってマリが見送るのだった。
セルナ達が店の表に出ると騒がしく野次馬が集まっていた。
野次馬を掻き分けて見ると15人の男達とエリが対峙していた。
『お断りよ!さっさと帰りなさい!これは最終警告よ。歩けるうちに帰らないと一生歩けなくなるわよ?』
エリが黒い棒を突き出し男達を見据える。
『ふん!生意気な小娘が!俺はハインド王国第3王子ミラーズ様の使いだぞ!!
貴様等はハインド王国を敵に回すつもりか?!分かったらさっさと店を渡すんだな!!』
男がエリを指差してドヤ顔をするが目の端に見慣れた姿をを見て固まった。
『ま、まさか・・・セ、セルナ様?な、何故ここに・・・?』
男は恐る恐る店の看板に目を移すと
〈英雄の雑誌店〉の文字が目に飛び込んでくる。
『ま、まさか・・・ここは・・・〈英雄の弟子達〉の店か・・・』
男は嫌な汗をかきながら固まっている。
その固まった男に殺気を放ちながらセルナがゆっくりとエリの側に行き頭を下げる。
『エリさん、我が国の馬鹿者共がご迷惑をお掛けしました。ここは私に任せてください。』
『そうだったの・・・それじゃあ、お願いするわ。・・・これを使って。』
エリが黒い棒をセルナに手渡す。
『ありがとうございます。』
セルナが黒い棒を受け取り握り締めると鬼の形相で男達に振り返る。
『リドル・・・よくも私に恥をかかせてくれたわね・・・覚悟しなさい!!』
セルナが闘気と殺気を溢れさせて構える。
『セ、セルナ様!!こ、これは手違いでございます!!!!まさか、セルナ様のお仲間の店とは知らなかったのです!!!
どうかお許しください!!!』
男達は焦り一斉に土下座し頭を地面に打ち付ける!
セルナは怒りを込めてゆっくり話し出す。
『リドル・・・あんたはいつもこんな事をしているの?
権力を振り翳して弱い者達から奪っているの?!
弱い者達を踏み躙っているの?!?!?!』
セルナは土下座しているリドルの髪の毛を鷲掴みにして引き上げ立たせる!!
『あ、あう・・・お、お許しを・・・』
セルナの目の色が変わる!
『お前なんかぁぁぁぁぁぁ!!!首よぉぉぉぉぉぉ!!!!』
ズババババババババババババババババ!!!
『ぶぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
リドルは全力を粉砕骨折しその場に崩れ落ちる。
土下座したままの男達はカタカタと震えている。
『あんた達・・・あのゴミを連れて帰りなさい。そしてミラーズに私が帰ったらこうなると伝えなさい。
それとミラーズが奪った物を全て返して誠心誠意の謝罪をしなさい。
それが出来ていなかったら・・・分かっているわね!!!!』
セルナが闘気と殺気を洩らす!
『はっ!!!か、必ずやその様にいたします。』
『分かったらさっさと行きなさい!目障りよ
!!!』
セルナが自分の槍を突きつける!!!
『は、はい!!!!!』
男達は慌てふためいてリドルを馬車に押し込み逃げる様に去って行った。
『ふう。皆様、お見苦しい所をお見せしました。引き続きお買い物を楽しんでくださいね!』
セルナは肩の力を抜いて槍を収める。
『エリさんご迷惑をお掛けしました。国に帰ったら弟にはきっちりと身体に刻み込んでやります。』
セルナは黒い棒をエリに差し出す。
『ふふっ。それはあげるわ!あまり気にしないでね!』
エリが優しく笑う。
『はい。ありがとうございます。それじゃあ屋敷に戻ります。』
セルナ達は一礼して店を後にした。
『なあ、エリさん。あの子達は誰なんだ?』
野次馬の男が聞く。
『ふふ、あの子達は〈英雄の弟子達〉の弟子よ。ちゃんとハヤト様の意思を受け継いだ子達よ。』
セルナ達が屋敷に戻ると既にリンド達がハヤトの指導を受けていた。
『ただいま!あっ!!ずるい!!私達もお願いします師匠!!!!』
セルナ達もハヤトの元へ駆けて行くのであった。
【経験値増大・極大】で1000倍?!
神様は弟子を育てろと言っているのか?
それに増えたスキルスロット・・・まさか・・・この世界に危機が迫っているのか?!だとすればあいつらを鍛えてやるか!!)
ギルドを出てメル達の元へ向かうセルナ達。
『私はここへ来て良かったと思うわ!』
セルナが正面を見ながら真剣な面持ちで話す。
『えぇ、私もそう思っていたところよ。良い刺激になったわ!』
アイラがセルナと並んで歩く。
『私はまだ未熟者。もっと先を目指してどんな脅威からも皆んなを守れる力を付けないと!』
アルメダもセルナと並んで歩く。
3人は決意を新たに歩き出すのであった。
『くっ!これでは駄目だ・・・あいつらをギャフンと言わせるにはまだ足りん!!
まだまだ強化が必要だな・・・数も・・・足りんな・・・見てろよ・・・神に恥をかかせた罪を償わせてやるぞ!!
目の前に並ぶ数十万の魔物のゴーレムを眺めるのであった。
『メルさん戻りました!』
セルナ達が裏口から入るとマリと目が合う。
『あぁ!お帰り!どうしたの?厳しい顔をして。
そう言えばリンドちゃん達も難しい顔して屋敷に戻って行ったわよ。』
マリが口元に指を置き思い出す様に話す。
(リンド達も同じ事を考えていたのね・・)
『マリさん!ありがとうございます!
私達も屋敷に戻ります!!』
セルナ達はそのまま裏口から出て行った。
それをニッコリ笑ってマリが見送るのだった。
セルナ達が店の表に出ると騒がしく野次馬が集まっていた。
野次馬を掻き分けて見ると15人の男達とエリが対峙していた。
『お断りよ!さっさと帰りなさい!これは最終警告よ。歩けるうちに帰らないと一生歩けなくなるわよ?』
エリが黒い棒を突き出し男達を見据える。
『ふん!生意気な小娘が!俺はハインド王国第3王子ミラーズ様の使いだぞ!!
貴様等はハインド王国を敵に回すつもりか?!分かったらさっさと店を渡すんだな!!』
男がエリを指差してドヤ顔をするが目の端に見慣れた姿をを見て固まった。
『ま、まさか・・・セ、セルナ様?な、何故ここに・・・?』
男は恐る恐る店の看板に目を移すと
〈英雄の雑誌店〉の文字が目に飛び込んでくる。
『ま、まさか・・・ここは・・・〈英雄の弟子達〉の店か・・・』
男は嫌な汗をかきながら固まっている。
その固まった男に殺気を放ちながらセルナがゆっくりとエリの側に行き頭を下げる。
『エリさん、我が国の馬鹿者共がご迷惑をお掛けしました。ここは私に任せてください。』
『そうだったの・・・それじゃあ、お願いするわ。・・・これを使って。』
エリが黒い棒をセルナに手渡す。
『ありがとうございます。』
セルナが黒い棒を受け取り握り締めると鬼の形相で男達に振り返る。
『リドル・・・よくも私に恥をかかせてくれたわね・・・覚悟しなさい!!』
セルナが闘気と殺気を溢れさせて構える。
『セ、セルナ様!!こ、これは手違いでございます!!!!まさか、セルナ様のお仲間の店とは知らなかったのです!!!
どうかお許しください!!!』
男達は焦り一斉に土下座し頭を地面に打ち付ける!
セルナは怒りを込めてゆっくり話し出す。
『リドル・・・あんたはいつもこんな事をしているの?
権力を振り翳して弱い者達から奪っているの?!
弱い者達を踏み躙っているの?!?!?!』
セルナは土下座しているリドルの髪の毛を鷲掴みにして引き上げ立たせる!!
『あ、あう・・・お、お許しを・・・』
セルナの目の色が変わる!
『お前なんかぁぁぁぁぁぁ!!!首よぉぉぉぉぉぉ!!!!』
ズババババババババババババババババ!!!
『ぶぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
リドルは全力を粉砕骨折しその場に崩れ落ちる。
土下座したままの男達はカタカタと震えている。
『あんた達・・・あのゴミを連れて帰りなさい。そしてミラーズに私が帰ったらこうなると伝えなさい。
それとミラーズが奪った物を全て返して誠心誠意の謝罪をしなさい。
それが出来ていなかったら・・・分かっているわね!!!!』
セルナが闘気と殺気を洩らす!
『はっ!!!か、必ずやその様にいたします。』
『分かったらさっさと行きなさい!目障りよ
!!!』
セルナが自分の槍を突きつける!!!
『は、はい!!!!!』
男達は慌てふためいてリドルを馬車に押し込み逃げる様に去って行った。
『ふう。皆様、お見苦しい所をお見せしました。引き続きお買い物を楽しんでくださいね!』
セルナは肩の力を抜いて槍を収める。
『エリさんご迷惑をお掛けしました。国に帰ったら弟にはきっちりと身体に刻み込んでやります。』
セルナは黒い棒をエリに差し出す。
『ふふっ。それはあげるわ!あまり気にしないでね!』
エリが優しく笑う。
『はい。ありがとうございます。それじゃあ屋敷に戻ります。』
セルナ達は一礼して店を後にした。
『なあ、エリさん。あの子達は誰なんだ?』
野次馬の男が聞く。
『ふふ、あの子達は〈英雄の弟子達〉の弟子よ。ちゃんとハヤト様の意思を受け継いだ子達よ。』
セルナ達が屋敷に戻ると既にリンド達がハヤトの指導を受けていた。
『ただいま!あっ!!ずるい!!私達もお願いします師匠!!!!』
セルナ達もハヤトの元へ駆けて行くのであった。
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