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第164話 試練のダンジョン 5
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『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!来ないでぇぇぇぇぇぇ!!!!!
ジルバァァァ!!何とかしてぇぇぇぇぇぇ!!』
エマとリンドがジルバ達の後ろで震えていた。
ここは密林の中、体長3m程の巨大な黒光した頭のアレがカサカサと大群で押し寄せていた・・・まるで黒い絨毯が動いているようであった。
『フフッ。エマ様にも苦手な物があるのですね。』
ジルバが口元緩ませる。
エマが魔力を滲ませてジルバの胸ぐらを掴んで揺する!
『何・で・も・いい・から・アレを何とかして!!!』
エマの気迫に押されてジルバが仰反る。
『り、了解!!!』
ジルバ達は2人を囲み構える!!
『『『『【闘気解放】!!!』』』』
『お前達!行くぞ!!!』
『はっ!!』
『【神魔闘技 光龍破塵波】!!!』
ジルバ達が放った黄金の龍は四方に襲いかかり黒光りするアレを押し返す様に粉砕して行く!!
そして視界からアレが居なくなった瞬間!
エマとリンドがこの機を逃すまいと背合わせで立ち上がる!!
『『今よぉぉぉぉ!!!【魔力全解放】!!【鎧魔装】解放!!からのぉぉぉぉぉ!!
光属性最上級魔法【シャイニング・グランドゲート】!!』』
銀色の司祭の姿をした2人の前に巨大な黄金の扉が現れる!
そして勢いよく扉が開かれると全方位に眩い程の灼熱の光の波動に照らされる!!!
ジルバ達も目を開けていられずに腕で目を覆って耐えていた。
30秒は経っただろうか・・・光が収まり視力が回復する。恐る恐る顔を上げると目に飛び込んできたのは・・・見渡す限りの砂漠であった・・・生きとし生けるものは死に絶え、自分達のいる場所を残して密林の影も形も無かった・・・さすがのジルバ達も何も言えずに立ち尽くしていた。
そしてジルバ達は顔を見合わせて頷く。
(こ、この2人にアレを見せては駄目だ・・
き、教会の隅から隅まで掃除を徹底するんだ!!でないと・・・国が・・滅ぶぞ・・・)
ジルバ達の背中に冷たい物が流れた・・・。
『な、な、な、な、なんだあれはぁぁぁぁぁぁ!!!!!
い、一瞬で・・・8万のゴーレムが・・・倒され・・・いや・・・蒸発?!
こ、こんな魔法・・・地上で使ったら・・・
やはり奴等は世界にとって危険な存在だ・・ここで止めないと危険だ!!
・・・だけど・・・〈英雄ハヤト〉・・・こいつらの師匠・・・奴は・・こいつらより強い?!・・・何故だ?!あの神共は何故こんな存在を許した?!
俺は一体何に喧嘩を売っているんだ?!』
神は動揺していた。そして苛立ち自分の思い通りにならないもどかしさでもがいていた。
しかし心の何処かで後悔し始めている自分がいるのを認めたく無かった・・・。
『俺は神だ!!人間共がどれだけ強かろうが神には届かん!!これは確かだ!!!
く、くそっ!!まだ力を使わないと駄目か?!仕方ない!!』
神は更なる力をゴーレムを注ぎ込む!!
エマとリンドは肩で息をしながら周りを見渡す。
『はぁはぁはぁ・・・これで全部駆逐出来たかしら?!』
『はぁはぁはぁ・・・どこの神か知らないけど、あんなものを作るなんて碌な神じゃないわね!!!』
すると突然【危機感知】が鳴り響く!!
足元が盛り上がりエマ達がいち早く飛び退くと何かが飛び出して来た!!
『ごがぁぁぁぁぁぁ!!!』
すると、エマとリンドがこめかみをピクつかせて固まる。
エマ達の目の前に現れたのは二足歩行だがデザインは完全にアレのゴーレムであった。
エマが苦虫を潰した様な顔になる。
『とことんこれで行くつもりね・・・ま、まぁ・・二足歩行なだけマシだわ・・・』
『そ、そうね・・・まだマシだわ。
それにしても趣味が悪いわね・・・この神は・・・絶対ぶっ飛ばしてやるわ!』
ジルバは警戒して【鑑定】すると目を見開く。
『エマ様、アイツはレベル10万5000です!
油断しては駄目です!!・・・・ん?・・ぶふっ!!』
何故かジルバか吹き出してしまう。
エマが駆け寄る!
『ジルバ!!どうしたの?!攻撃?!』
するとジルバはにやけながら顔を上げる。
『な、何でもありません。・・・ただ、奴の名前が・・・〈剛鬼武裏〉・・ぶふっ!』
ジルバのツボだったらしい・・・
『ぷぷっ!・・・くっ!油断して笑っちゃったじゃないの!!書き方変えたって一緒よ!!!ぶっ飛ばしてやるわ!!』
エマも若干にやけながら〈剛鬼武裏〉を見据えるのだった。
この時、エマ達は他のパーティーからの経験値も流れ込み既にレベルは10万を越えようとしていた。
そしてこの事実を神はまだ知らない・・・
ジルバァァァ!!何とかしてぇぇぇぇぇぇ!!』
エマとリンドがジルバ達の後ろで震えていた。
ここは密林の中、体長3m程の巨大な黒光した頭のアレがカサカサと大群で押し寄せていた・・・まるで黒い絨毯が動いているようであった。
『フフッ。エマ様にも苦手な物があるのですね。』
ジルバが口元緩ませる。
エマが魔力を滲ませてジルバの胸ぐらを掴んで揺する!
『何・で・も・いい・から・アレを何とかして!!!』
エマの気迫に押されてジルバが仰反る。
『り、了解!!!』
ジルバ達は2人を囲み構える!!
『『『『【闘気解放】!!!』』』』
『お前達!行くぞ!!!』
『はっ!!』
『【神魔闘技 光龍破塵波】!!!』
ジルバ達が放った黄金の龍は四方に襲いかかり黒光りするアレを押し返す様に粉砕して行く!!
そして視界からアレが居なくなった瞬間!
エマとリンドがこの機を逃すまいと背合わせで立ち上がる!!
『『今よぉぉぉぉ!!!【魔力全解放】!!【鎧魔装】解放!!からのぉぉぉぉぉ!!
光属性最上級魔法【シャイニング・グランドゲート】!!』』
銀色の司祭の姿をした2人の前に巨大な黄金の扉が現れる!
そして勢いよく扉が開かれると全方位に眩い程の灼熱の光の波動に照らされる!!!
ジルバ達も目を開けていられずに腕で目を覆って耐えていた。
30秒は経っただろうか・・・光が収まり視力が回復する。恐る恐る顔を上げると目に飛び込んできたのは・・・見渡す限りの砂漠であった・・・生きとし生けるものは死に絶え、自分達のいる場所を残して密林の影も形も無かった・・・さすがのジルバ達も何も言えずに立ち尽くしていた。
そしてジルバ達は顔を見合わせて頷く。
(こ、この2人にアレを見せては駄目だ・・
き、教会の隅から隅まで掃除を徹底するんだ!!でないと・・・国が・・滅ぶぞ・・・)
ジルバ達の背中に冷たい物が流れた・・・。
『な、な、な、な、なんだあれはぁぁぁぁぁぁ!!!!!
い、一瞬で・・・8万のゴーレムが・・・倒され・・・いや・・・蒸発?!
こ、こんな魔法・・・地上で使ったら・・・
やはり奴等は世界にとって危険な存在だ・・ここで止めないと危険だ!!
・・・だけど・・・〈英雄ハヤト〉・・・こいつらの師匠・・・奴は・・こいつらより強い?!・・・何故だ?!あの神共は何故こんな存在を許した?!
俺は一体何に喧嘩を売っているんだ?!』
神は動揺していた。そして苛立ち自分の思い通りにならないもどかしさでもがいていた。
しかし心の何処かで後悔し始めている自分がいるのを認めたく無かった・・・。
『俺は神だ!!人間共がどれだけ強かろうが神には届かん!!これは確かだ!!!
く、くそっ!!まだ力を使わないと駄目か?!仕方ない!!』
神は更なる力をゴーレムを注ぎ込む!!
エマとリンドは肩で息をしながら周りを見渡す。
『はぁはぁはぁ・・・これで全部駆逐出来たかしら?!』
『はぁはぁはぁ・・・どこの神か知らないけど、あんなものを作るなんて碌な神じゃないわね!!!』
すると突然【危機感知】が鳴り響く!!
足元が盛り上がりエマ達がいち早く飛び退くと何かが飛び出して来た!!
『ごがぁぁぁぁぁぁ!!!』
すると、エマとリンドがこめかみをピクつかせて固まる。
エマ達の目の前に現れたのは二足歩行だがデザインは完全にアレのゴーレムであった。
エマが苦虫を潰した様な顔になる。
『とことんこれで行くつもりね・・・ま、まぁ・・二足歩行なだけマシだわ・・・』
『そ、そうね・・・まだマシだわ。
それにしても趣味が悪いわね・・・この神は・・・絶対ぶっ飛ばしてやるわ!』
ジルバは警戒して【鑑定】すると目を見開く。
『エマ様、アイツはレベル10万5000です!
油断しては駄目です!!・・・・ん?・・ぶふっ!!』
何故かジルバか吹き出してしまう。
エマが駆け寄る!
『ジルバ!!どうしたの?!攻撃?!』
するとジルバはにやけながら顔を上げる。
『な、何でもありません。・・・ただ、奴の名前が・・・〈剛鬼武裏〉・・ぶふっ!』
ジルバのツボだったらしい・・・
『ぷぷっ!・・・くっ!油断して笑っちゃったじゃないの!!書き方変えたって一緒よ!!!ぶっ飛ばしてやるわ!!』
エマも若干にやけながら〈剛鬼武裏〉を見据えるのだった。
この時、エマ達は他のパーティーからの経験値も流れ込み既にレベルは10万を越えようとしていた。
そしてこの事実を神はまだ知らない・・・
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