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ep.05 沈黙は金
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俺は乳首を触っていた手を下げて、今度は美浜のモノに触る。
驚いたことに、先端がもう先走りで濡れていた。指先で拭って、また擦り付けてやると、美浜はきつく眉根を寄せる。俺は根元から絞り出すように手を動かし、更に先走りを溢れさせる。
「エロいですね、美浜さんは」
「うる、さい」
はあはあと息を乱しながら、美浜は言い返してくる。
「もう、これだけでイきそうじゃないですか」
「く……っう……」
美浜の腰が揺れ、本当にこのまま射精してしまいそうだ。
それでも良かったのだが、俺はそこで身を離してベッドを降りた。
カバンに入れていたローションを取りに向かおうとしたところで、美浜は俺の腕を掴む。
「……そこの引き出しに、入れておいた」
何をと聞かなくても、俺はすぐに理解した。
戻って引き出しを開けると、ローションのボトルが入っている。
「俺も持ってきたんですよ」
「君も?」
美浜は目を瞬かせ、俺を見上げる。
「抱き合うなら、ローションがいるってこの間あなたが言っていたでしょう?」
「それは、そうだが」
あの時、ホテル側に聞こうとした美浜を、俺は全力で止めた。
だから、今日はちゃんと用意をしようと思っていた。
「君が、用意してくるとは、思ってもみなかった」
俺の方こそ、美浜が自分で買ってくるとは考えていなかった。
互いを見合ったまま、妙な沈黙が降りる。
この感覚は、一体何だろう。
だが、いつまでもこうしているわけにはいかない。
俺は、ローションの蓋を開け、美浜の胸にぽたりと垂らしてみた。
「……っ冷たい!」
「あ、すみません」
そう言われて、初めてローションが冷たい物のだと知る。
俺は、塗ったことはないし、塗られたのはエコー検査くらいなものだ。
あれは、ちゃんと生温かった。
だからと言って、ここで温められるような物はない。
「手のひらで温めるんだ」
「なるほど」
俺は言われた通りに手のひらで温め、その手で美浜の胸に触れる。
乳首を中心に塗り広げると、さっきよりも手の滑りが良くなる。
美浜はぷるぷると顎先を震わせ、足先を跳ねさせ始める。
ローションはやはり有効らしい。プレイがあるのも頷ける。
俺は再びローションを手に取り、今度は直にモノに触れた。
先端から根元まで、ローションでぬるつく手を下げていくと、胸の比じゃなくびくびくと身体が跳ねる。
「う……っは……」
美浜は詰めていた息を吐き、小さく喘ぐ。
俺の手に感じているのだとわかって、指の力を加減して扱き始めた。
「あ……う……っんあ……あ」
動かす度に連動して声が漏れ、やがて引っ切り無しに啼くようになる。
「気持ち、いいですか?」
尋ねてみると、ただ声もなく首を縦に振る。
俺はそれに頷いてから、リズミカルに手を動かし続けた。
「いちの、せ……あ……っは……くぅ……っ」
腰がガクガクと震え、美浜の最後が近いことがわかる。
だがそこで、俺はハタと気付いた。
そういえば、ローションを取り出したのは、ただのプレイの為じゃない。
これは、後ろの穴に使う物ではなかったのか、と。
俺はそこでピタリと手を止め、ベッドサイドにあったボックスティッシュを引き寄せた。
そして、それで一旦手を拭ってから、改めてローションを手のひらに垂らす。
もう一度、丹念に温めてから、そっと尻に手を伸ばした。モノの後ろに触れ、するりと尻まで手を滑らせると、ぐいと腕を掴まれる。何事かと目を上げると、美浜が目を大きく見開いている。
もしかしたら、こっちに触ってほしくなかったのだろうか。
俺を見据える美浜の出方を、俺は少し待った。
美浜は唇を薄く開けて、戦慄かせている。
何か言おうとしているのに、声が出ない。そんな顔つきだ。
「俺に触られるのは、嫌ですか?」
「違う」
「怖い、とか?」
「そうではない」
美浜は短く答えるだけで、核心まで言おうとしない。
仕方なく、美浜から言い出すのを待っていると、微かに耳に届くくらいの声量で言った。
「汚く、ないだろうか」
今更何を言い出すのか。
一瞬そう言いかけたが、これは照れもあるのかもしれない。
俺は伸び上がって、美浜の鼻先にキスを落とした。
「あなたに汚いところなんて、ありませんよ」
切れ長の瞳を瞬かせ、美浜はホッとしたように身体の力を抜いた。
「君は案外、こういうことに慣れているのだな」
案外とはどういう意味か。
それに、実際はまったくの初心者だ。
俺は吐息で笑うだけにし、美浜の膝を立てさせて、後ろに指で触った。
そろりと触り、周辺を指で行き来させる。その度に、ぴくぴくと太腿が震えた。
相当緊張しているのだろう。
それはそうだ。
男に初めて抱かれるのなら、仕方がない。
それにしても、こんなに緊張してガチガチなくらいなのに、どうして俺に抱かれてみたいなんて思ったのか。
根本的な問題に立ち返り、聞いてみようかと顔を見たところ、美浜は腕で顔を覆ってぎゅっとこぶしを握り締めていた。
こんな状況で、聞けることじゃない。
俺は美浜の尻に目を戻し、指先で窄まりを押し広げた。
「ひあ……っ」
突然、そんな悲鳴のような声が聞こえて、俺は動きを止める。
「……すまない。少し、驚いただけだ」
動揺しているのか、声が掠れている。
俺は美浜をちらりと窺ってから、指を入れた。
驚いたことに、先端がもう先走りで濡れていた。指先で拭って、また擦り付けてやると、美浜はきつく眉根を寄せる。俺は根元から絞り出すように手を動かし、更に先走りを溢れさせる。
「エロいですね、美浜さんは」
「うる、さい」
はあはあと息を乱しながら、美浜は言い返してくる。
「もう、これだけでイきそうじゃないですか」
「く……っう……」
美浜の腰が揺れ、本当にこのまま射精してしまいそうだ。
それでも良かったのだが、俺はそこで身を離してベッドを降りた。
カバンに入れていたローションを取りに向かおうとしたところで、美浜は俺の腕を掴む。
「……そこの引き出しに、入れておいた」
何をと聞かなくても、俺はすぐに理解した。
戻って引き出しを開けると、ローションのボトルが入っている。
「俺も持ってきたんですよ」
「君も?」
美浜は目を瞬かせ、俺を見上げる。
「抱き合うなら、ローションがいるってこの間あなたが言っていたでしょう?」
「それは、そうだが」
あの時、ホテル側に聞こうとした美浜を、俺は全力で止めた。
だから、今日はちゃんと用意をしようと思っていた。
「君が、用意してくるとは、思ってもみなかった」
俺の方こそ、美浜が自分で買ってくるとは考えていなかった。
互いを見合ったまま、妙な沈黙が降りる。
この感覚は、一体何だろう。
だが、いつまでもこうしているわけにはいかない。
俺は、ローションの蓋を開け、美浜の胸にぽたりと垂らしてみた。
「……っ冷たい!」
「あ、すみません」
そう言われて、初めてローションが冷たい物のだと知る。
俺は、塗ったことはないし、塗られたのはエコー検査くらいなものだ。
あれは、ちゃんと生温かった。
だからと言って、ここで温められるような物はない。
「手のひらで温めるんだ」
「なるほど」
俺は言われた通りに手のひらで温め、その手で美浜の胸に触れる。
乳首を中心に塗り広げると、さっきよりも手の滑りが良くなる。
美浜はぷるぷると顎先を震わせ、足先を跳ねさせ始める。
ローションはやはり有効らしい。プレイがあるのも頷ける。
俺は再びローションを手に取り、今度は直にモノに触れた。
先端から根元まで、ローションでぬるつく手を下げていくと、胸の比じゃなくびくびくと身体が跳ねる。
「う……っは……」
美浜は詰めていた息を吐き、小さく喘ぐ。
俺の手に感じているのだとわかって、指の力を加減して扱き始めた。
「あ……う……っんあ……あ」
動かす度に連動して声が漏れ、やがて引っ切り無しに啼くようになる。
「気持ち、いいですか?」
尋ねてみると、ただ声もなく首を縦に振る。
俺はそれに頷いてから、リズミカルに手を動かし続けた。
「いちの、せ……あ……っは……くぅ……っ」
腰がガクガクと震え、美浜の最後が近いことがわかる。
だがそこで、俺はハタと気付いた。
そういえば、ローションを取り出したのは、ただのプレイの為じゃない。
これは、後ろの穴に使う物ではなかったのか、と。
俺はそこでピタリと手を止め、ベッドサイドにあったボックスティッシュを引き寄せた。
そして、それで一旦手を拭ってから、改めてローションを手のひらに垂らす。
もう一度、丹念に温めてから、そっと尻に手を伸ばした。モノの後ろに触れ、するりと尻まで手を滑らせると、ぐいと腕を掴まれる。何事かと目を上げると、美浜が目を大きく見開いている。
もしかしたら、こっちに触ってほしくなかったのだろうか。
俺を見据える美浜の出方を、俺は少し待った。
美浜は唇を薄く開けて、戦慄かせている。
何か言おうとしているのに、声が出ない。そんな顔つきだ。
「俺に触られるのは、嫌ですか?」
「違う」
「怖い、とか?」
「そうではない」
美浜は短く答えるだけで、核心まで言おうとしない。
仕方なく、美浜から言い出すのを待っていると、微かに耳に届くくらいの声量で言った。
「汚く、ないだろうか」
今更何を言い出すのか。
一瞬そう言いかけたが、これは照れもあるのかもしれない。
俺は伸び上がって、美浜の鼻先にキスを落とした。
「あなたに汚いところなんて、ありませんよ」
切れ長の瞳を瞬かせ、美浜はホッとしたように身体の力を抜いた。
「君は案外、こういうことに慣れているのだな」
案外とはどういう意味か。
それに、実際はまったくの初心者だ。
俺は吐息で笑うだけにし、美浜の膝を立てさせて、後ろに指で触った。
そろりと触り、周辺を指で行き来させる。その度に、ぴくぴくと太腿が震えた。
相当緊張しているのだろう。
それはそうだ。
男に初めて抱かれるのなら、仕方がない。
それにしても、こんなに緊張してガチガチなくらいなのに、どうして俺に抱かれてみたいなんて思ったのか。
根本的な問題に立ち返り、聞いてみようかと顔を見たところ、美浜は腕で顔を覆ってぎゅっとこぶしを握り締めていた。
こんな状況で、聞けることじゃない。
俺は美浜の尻に目を戻し、指先で窄まりを押し広げた。
「ひあ……っ」
突然、そんな悲鳴のような声が聞こえて、俺は動きを止める。
「……すまない。少し、驚いただけだ」
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