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ep.10 ホテルよりも
(2)
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そこから、また夜まで仕事をして、このままだとまた残業だと覚悟した。
すると、終業時間ちょうどに、ポンと背中を叩かれる。
誰かと確認するまでもない。
俺が肩越しに振り返ると、後ろに立っていた吉田は言う。
「飲みに行くぞ! 祝勝会だ!」
あの資料には、ランピックホテルとの契約本数も掲載されていた。
吉田はそれを見て、俺以上に喜んでいた。
だから、この反応は頷けるし、俺も乗り気になった。
それでも、ひとつだけ確認したいことがある。
「また誰かを誘っているわけじゃないだろうな」
この間もその前も、飲みに誘ってきた理由は別にあった。
俺がじろりと睨むと、吉田は「あー……」と言いながら目を逸らす。
「誘っているっつうか、誘われたっつうか」
歯切れの悪いことを口にし、へへっと誤魔化すように笑う。
「仲本が、一緒に飲みたいってさ」
「仲本が?」
それならそう言えばいい。
てっきりまた外部の人間と、俺を使って飲むのかと思った。
「そのメンバーなら、俺も飲みに行くよ」
俺はそう返事をして、仕事を速く切り上げるべく準備を始めた。
これまで、仲本と個人的に飲んだことはない。
だが、仕事を通じて、それなりに関係が築かれていると思っている。
だからこそ、ここは腹を割って話してみたい。
吉田はすぐに、仲本に連絡をした。
そして、19時に駅前で落ち合うことになった。
月曜日の夜ということもあって、予約は簡単に取れたようだ。
二つ先の駅の近くに、その店はあった。
どうやら、個室のある創作居酒屋といった店らしい。
「さすがは開発部、よく知ってるなあ」
事前に聞いていた予算の割に、店は安っぽくない。
メニューを見てみると、日本酒が取り揃えられている。
呑んでみたかった酒ばかりで、俺はリストを見ながら最初はどれがいいか考えていた。
「前に、先輩方に連れてきてもらったことがあるんです」
先輩方と言えば、開発部の人だろうか。
料理はコースらしいので、酒だけを注文した。
仲本は生ビールを頼み、俺と吉田は枡で日本酒にした。
すぐに三人分の酒が運ばれてきて、グラスを手に乾杯する。
「増産、おめでとう!」
「乾杯!」
酒はよく冷えていて、辛口で美味しい。
これで料理が美味ければ、次もまたここにしたいところだ。
俺は、日本酒のラインナップに満足し、メニューを下げた。
刺身の盛り合わせが運ばれてきて、俺と吉田は喜んだ。
「すごいな。めっちゃ美味い」
「はまちもぶりも、脂のってるなあ」
辛口の酒がよく合って、盛り上がっていると、すぐに揚げ物や焼き物も届く。
一体何品あるのかと、もう一度コース内容を見ていると、ぽつりと仲本が言う。
「僕が、入社した年って、三課の新人は僕しかいなくて。なんか落ち込んでいたら、先輩たちが飲みに誘ってくれたんです」
「へえ、いい先輩だな」
開発部の先輩たちと言えば、精鋭揃いで容赦がなく、後輩なんて放置しそうなのに。
吉田もそう思ったようで、俺と同じ感想を口にした。
「その時に、僕を営業部に入れたのが、美浜部長だって教えてもらいました」
美浜の名前が出て、俺はピクリと箸を止めた。
そして、気付かれないように代わりにグラスを手にして、日本酒を一口飲む。
「僕は、発売が開始した時からフリートムが好きで、YAMAGAMIを受けることを決めたんです。でも、その開発者が美浜部長だというのは、入社してから知りました。美浜部長の方では、僕の志望動機を把握していたようで、三課に入れてくれたみたいです」
美浜がフリートムを開発したのは、今から7年前になる。
仲本が22ということは、当時15歳ということか。
その頃から、美浜との縁が始まっていたのかと、俺は黙って耳を傾けた。
「三課に配属されて1か月で、からり晴れの開発チームにも参加させていただいて、とても感謝しています」
仲本と美浜に、そんな関係があるとは知らなかった。
それは、開発部の中でも大抜擢だっただろう。
入ったばかりの新人を起用したのは、単なる美浜の私情ではないはずだ。
仲本の為人を見て、その能力を評価して、チームに引き入れたに違いない。
「僕は……美浜部長を、とても尊敬しています」
美浜は仲本に見込みがあると考えて、これまで大事に育ててきたわけだ。
ああ見えて、やはりよく人を見ている。
派閥に入れるために声を掛けたわけじゃなく、仲本の素質に気付いていたんだろう。
結果として、仲本は開発部の中でも一目置かれ、他部署からも信頼されている。
「さすがは、美浜さんだな」
俺がぽつりと言って、枡からグラスへと酒を注ぐ。
すると、真向かいに座る仲本が眉を顰め、ずいと俺の方へ身を乗り出した。
「だから、あなたが許せないんですよ!」
「……へ?」
突然何を言われたのかわからず、俺はきょとんとしてしまう。
吉田も驚いたように目を瞬かせ、俺と仲本を見比べる。
口パクで「何したんだ?」と聞かれても、何が何だかわからない。
仲本に真正面から見据えられて、崩した足を戻そうかと思った。
そのくらい、その目は真剣だった
「僕はずっと、入社した時から美浜部長を敬愛して、傍にいたんです」
それは、今の話からも大体予想はできるが。
俺は、口を挟むことなく頷いた。
「あなたは、美浜部長のことなんて、わかろうともしなかったし、ちっとも理解していなかった」
それはそうだろう。
毎回厳しい口調で咎められて、資料までゴミみたいに放ってきた相手だ。
腹が立って、理解しようとも思えなかった。
だから、仲本の言い分は否定できない。
仲本は、ジョッキに視線を落として、くるくると回している。
そして、さっきまでの勢いを失くした。
「たしかに、からり晴れの売り上げが好調なのは、あなたの功績が大きい。それは僕も認めます」
「それは、俺だけの力じゃない」
「そんなのわかってます。それでも、あなたの力が大きいんです」
被せるように言い切られて、反論もできなくなる。
ここは、最後まで仲本の話を聞けってことなのか。
俺は、美浜の名前が出る度に居心地の悪さを感じていた。
それでも、こうして他の人間の口から、俺の知らない一面を聞けるのは嬉しい。
なぜ、こうもケンカ腰なのかはわからないとはいえ。
仲本は、きっちり正座したまま、険しい目付きで俺を睨む。
「美浜部長は、あなたを信頼している。ランピックホテルの件だって、あなたに一任しているって笑って言ってました。だから、その結果が出るまで、待っているんだって」
そんなことまで仲本には言っていたのか。
俺は直接言われたことはないが、美浜がそう思ってくれていることは肌で感じていた。だからこそ、応えたいと思って必死だった。
その頃のことを思い出していると、仲本は深い溜息を吐いた。
「だからって、それであなたを信頼して、美浜部長が心を許すことなんてないんですよ。仕事で信頼できるからって……。僕にだって、あんな笑顔を向けたことなんてないのに」
すると、終業時間ちょうどに、ポンと背中を叩かれる。
誰かと確認するまでもない。
俺が肩越しに振り返ると、後ろに立っていた吉田は言う。
「飲みに行くぞ! 祝勝会だ!」
あの資料には、ランピックホテルとの契約本数も掲載されていた。
吉田はそれを見て、俺以上に喜んでいた。
だから、この反応は頷けるし、俺も乗り気になった。
それでも、ひとつだけ確認したいことがある。
「また誰かを誘っているわけじゃないだろうな」
この間もその前も、飲みに誘ってきた理由は別にあった。
俺がじろりと睨むと、吉田は「あー……」と言いながら目を逸らす。
「誘っているっつうか、誘われたっつうか」
歯切れの悪いことを口にし、へへっと誤魔化すように笑う。
「仲本が、一緒に飲みたいってさ」
「仲本が?」
それならそう言えばいい。
てっきりまた外部の人間と、俺を使って飲むのかと思った。
「そのメンバーなら、俺も飲みに行くよ」
俺はそう返事をして、仕事を速く切り上げるべく準備を始めた。
これまで、仲本と個人的に飲んだことはない。
だが、仕事を通じて、それなりに関係が築かれていると思っている。
だからこそ、ここは腹を割って話してみたい。
吉田はすぐに、仲本に連絡をした。
そして、19時に駅前で落ち合うことになった。
月曜日の夜ということもあって、予約は簡単に取れたようだ。
二つ先の駅の近くに、その店はあった。
どうやら、個室のある創作居酒屋といった店らしい。
「さすがは開発部、よく知ってるなあ」
事前に聞いていた予算の割に、店は安っぽくない。
メニューを見てみると、日本酒が取り揃えられている。
呑んでみたかった酒ばかりで、俺はリストを見ながら最初はどれがいいか考えていた。
「前に、先輩方に連れてきてもらったことがあるんです」
先輩方と言えば、開発部の人だろうか。
料理はコースらしいので、酒だけを注文した。
仲本は生ビールを頼み、俺と吉田は枡で日本酒にした。
すぐに三人分の酒が運ばれてきて、グラスを手に乾杯する。
「増産、おめでとう!」
「乾杯!」
酒はよく冷えていて、辛口で美味しい。
これで料理が美味ければ、次もまたここにしたいところだ。
俺は、日本酒のラインナップに満足し、メニューを下げた。
刺身の盛り合わせが運ばれてきて、俺と吉田は喜んだ。
「すごいな。めっちゃ美味い」
「はまちもぶりも、脂のってるなあ」
辛口の酒がよく合って、盛り上がっていると、すぐに揚げ物や焼き物も届く。
一体何品あるのかと、もう一度コース内容を見ていると、ぽつりと仲本が言う。
「僕が、入社した年って、三課の新人は僕しかいなくて。なんか落ち込んでいたら、先輩たちが飲みに誘ってくれたんです」
「へえ、いい先輩だな」
開発部の先輩たちと言えば、精鋭揃いで容赦がなく、後輩なんて放置しそうなのに。
吉田もそう思ったようで、俺と同じ感想を口にした。
「その時に、僕を営業部に入れたのが、美浜部長だって教えてもらいました」
美浜の名前が出て、俺はピクリと箸を止めた。
そして、気付かれないように代わりにグラスを手にして、日本酒を一口飲む。
「僕は、発売が開始した時からフリートムが好きで、YAMAGAMIを受けることを決めたんです。でも、その開発者が美浜部長だというのは、入社してから知りました。美浜部長の方では、僕の志望動機を把握していたようで、三課に入れてくれたみたいです」
美浜がフリートムを開発したのは、今から7年前になる。
仲本が22ということは、当時15歳ということか。
その頃から、美浜との縁が始まっていたのかと、俺は黙って耳を傾けた。
「三課に配属されて1か月で、からり晴れの開発チームにも参加させていただいて、とても感謝しています」
仲本と美浜に、そんな関係があるとは知らなかった。
それは、開発部の中でも大抜擢だっただろう。
入ったばかりの新人を起用したのは、単なる美浜の私情ではないはずだ。
仲本の為人を見て、その能力を評価して、チームに引き入れたに違いない。
「僕は……美浜部長を、とても尊敬しています」
美浜は仲本に見込みがあると考えて、これまで大事に育ててきたわけだ。
ああ見えて、やはりよく人を見ている。
派閥に入れるために声を掛けたわけじゃなく、仲本の素質に気付いていたんだろう。
結果として、仲本は開発部の中でも一目置かれ、他部署からも信頼されている。
「さすがは、美浜さんだな」
俺がぽつりと言って、枡からグラスへと酒を注ぐ。
すると、真向かいに座る仲本が眉を顰め、ずいと俺の方へ身を乗り出した。
「だから、あなたが許せないんですよ!」
「……へ?」
突然何を言われたのかわからず、俺はきょとんとしてしまう。
吉田も驚いたように目を瞬かせ、俺と仲本を見比べる。
口パクで「何したんだ?」と聞かれても、何が何だかわからない。
仲本に真正面から見据えられて、崩した足を戻そうかと思った。
そのくらい、その目は真剣だった
「僕はずっと、入社した時から美浜部長を敬愛して、傍にいたんです」
それは、今の話からも大体予想はできるが。
俺は、口を挟むことなく頷いた。
「あなたは、美浜部長のことなんて、わかろうともしなかったし、ちっとも理解していなかった」
それはそうだろう。
毎回厳しい口調で咎められて、資料までゴミみたいに放ってきた相手だ。
腹が立って、理解しようとも思えなかった。
だから、仲本の言い分は否定できない。
仲本は、ジョッキに視線を落として、くるくると回している。
そして、さっきまでの勢いを失くした。
「たしかに、からり晴れの売り上げが好調なのは、あなたの功績が大きい。それは僕も認めます」
「それは、俺だけの力じゃない」
「そんなのわかってます。それでも、あなたの力が大きいんです」
被せるように言い切られて、反論もできなくなる。
ここは、最後まで仲本の話を聞けってことなのか。
俺は、美浜の名前が出る度に居心地の悪さを感じていた。
それでも、こうして他の人間の口から、俺の知らない一面を聞けるのは嬉しい。
なぜ、こうもケンカ腰なのかはわからないとはいえ。
仲本は、きっちり正座したまま、険しい目付きで俺を睨む。
「美浜部長は、あなたを信頼している。ランピックホテルの件だって、あなたに一任しているって笑って言ってました。だから、その結果が出るまで、待っているんだって」
そんなことまで仲本には言っていたのか。
俺は直接言われたことはないが、美浜がそう思ってくれていることは肌で感じていた。だからこそ、応えたいと思って必死だった。
その頃のことを思い出していると、仲本は深い溜息を吐いた。
「だからって、それであなたを信頼して、美浜部長が心を許すことなんてないんですよ。仕事で信頼できるからって……。僕にだって、あんな笑顔を向けたことなんてないのに」
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