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第二章 捜索
全寮代表マシュー
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週の初め。
何も有効な手が見つからないまま一か月が経とうとするその日。
僕の身に異変が起きた。
それは、アレン先生の水魔法の実技中だった。
「今回は、水魔法による訓練を行うから、特に水属性適正者はよく見ているように」
実演する相手は、僕たちの二年上の先輩に当たるマシュー・チェンバレンだ。
この国では珍しい青い髪をしていて、全寮代表でもある。
デクスター・カレッジには10の寮があり、そのすべてに寮監督生がいる。
寮監督生の一人がセオドフで、マシューは10人いる寮監督生をまとめる立場にある。
そんな人物が実技授業に現れたとあって、クラスメイトが騒然となる。
アレン先生の前に立つ彼は、凄まじい水魔法のオーラを揺らめかせていた。
もしかしたら、アレン先生よりも力があるのかもしれない。
「空に向かって、全力で力を放つ。今日はその実演だ。マシューが手本を見せると共に、君たちの水を制御するから、遠慮なく力を発揮していい」
マシューは、僕たちに微笑んでから軽く会釈した。
それだけでまた、一年生は声を上げる。
「すごいなあ。全寮代表って、やっぱり存在感が違う」
「雲の上の人って感じがするよ」
ざわつく一年生の言葉が耳に入っているのかいないのか。
マシューは空を見上げて微動だにしない。
「では、始め!」
アレン先生が合図を送ると、マシューの手から渦履き状の水柱が空高く上がった。
わっと歓声が上がり、誰もが釘付けになっていると、その柱は霧状になって空に消えた。太陽光を受けてきれいな虹が現れ、いつの間にか拍手が起こる。
「このように、上級者は水を自在に操れるようになる。自分のイメージで如何様にもできるのが、水魔法の特色だ。それでは、諸君も試してみたまえ。私とマシューでサポートする」
今日の実演授業には、ハーヴェイだけではなくルイも参加している。
僕たちは、1つどころに集まって、水魔法について話していた。
「まずは水柱を上空に放てるようになるといいよね」
「俺には全力でやっても無理そうだけどな」
二人が練習を始める中、僕は目を閉じた。
さっきのマシューの水魔法を脳裏に浮かべる。
本当に美しい魔法だった。
僕もあんな虹を出してみたい。
そのためには、空高く水を立ち昇らせなくては。
僕は目を開けて、手を広げる。
そして、空を仰ぎ見る。
「行け」
空気中の水分をひとまとめにし、空に向かって放つ。
遥か彼方まで水柱を立てるイメージだ。
両手を下から上に向かって動かした、その時だ。
轟音と共に、空高く水柱が上がった。
「うわあっ」
「ひっ」
遠くから声がしたが、僕は水柱に夢中になっていた。
空色に染まる水柱。飛沫が虹色に染まっている。
うっとりと空を見上げていると、隣に人の立つ気配がする。
「そのまま空を見上げていろ。気を散じるな」
聞き覚えのない深みのある声に命じられて、僕は言う通りにした。
傍で詩のように韻を踏んだ言葉が聞こえてくる。
古代語による詠唱だと遅れて気付いたところで、僕の放った水柱が、白い蒸気となって空に立ち昇った。
なんてきれいなんだろう。
僕はほうと息を吐き、その様に魅入られていた。
だが、途中で後ろに向けて身体が傾く。
「……あ、れ?」
ぐらりと倒れ込む身体を支える腕。
力強く胸元に抱き寄せられて、僕は自分の身体が言うことを聞かないことに気付く。
駄目だ。
意識を保っていられない。
その瞬間に身体が脱力し、僕は白濁する視界に混乱して目を瞑った。
記憶にあるのはそこまでだ。
僕は意識を失ったようで、次に目を覚ました場所は、またもや医務室だった。
「君はよほどここが気に入ったようだね」
フォースター先生が僕の顔を覗き込み、くすくすと笑う。
「今、アレンを呼ぶからちょっと待っていて」
ベッドの縁から腰を上げ、フォースター先生は医務室を出て行った。
僕はベッドに寝ていることを知り、顔を腕で覆う。
たしか、水魔法を使って、大きな水柱が立ち昇り、それから──。
そこで、僕は抱き寄せた存在について思い出した。
力強い腕、熱い体温、そして深みのある落ち着いた声。
「まさか……」
あの夜のあの人は、マシュー先輩なのか?
心臓が早鐘を打ち、今すぐに探しに行きたくなる。
だが、そこでフォースター先生がアレン先生を連れて戻ってきた。
「目が覚めたようだな」
「先生、僕は」
「ああ。魔力暴走が起きたんだ」
魔力暴走。
力の制御できない者に起きる、能力の爆発のような現象だ。
それが自分の身に起きるなんて。
僕の微細な魔力でも、暴走することがあるのか。
僕の考えが伝わったのか、アレン先生は唇を歪めた。
「最近、水属性の使い手と接触したんじゃないか?」
「接触?」
意味がわからずに聞き返すと、アレン先生ではなくフォースター先生が答える。
「稀に、高位の魔力保持者と肉体の接触を持つことで、魔力が開花することがある。要するに、キスや性行為をした結果、それまで眠っていた魔力が顕現するんだ」
そこまで言われて、僕はあの夜のことを思い浮かべた。
キスだけじゃない、口移しで水も飲んだ。
それから──。
カッと頬が熱くなり、身体が火照り出す。
まるで、身体の奥底に火が点いたように感じられた。
「急速に魔力が高まったのなら、ちゃんと制御を覚えないとな。今度から、私の補講も受けるように」
「……はい」
高位の水魔法の使い手。
あの夜の候補の一人に、マシュー先輩が加わった。
意識を失ったせいで、まだ確定はできないけれど、あの人である可能性もある。
そして、この授業の件で、僕にまた一つ新たな事件が起きた。
その週末のことだ。
廊下に張り出された氏名を見て、僕は愕然とした。
今のカレッジヘッドが選出したプリフェクト。
次のカレッジヘッドの登竜門とも言えるその候補に、僕の名前があったのだ。
「嘘、でしょ?」
隣に立っていたルイが、僕に手を差し出した。
「これでまた一緒に学び、闘っていけるね」
僕はその手を取ることを躊躇った。
僕がルイのライバルになるだなんて、そんな事態は避けたい。
「よろしく、ノア」
そこまで言われて、蔑ろにできるわけがない。
僕は、ルイの手を取り、握手を交わす。
その瞬間に僕は息を呑んだ。
ルイの手は、僕の想像より滑らかで、指も長く思えた。
僕の知るあの人の手とよく似ている。
まさか、ルイがあの人ってことはあるのか?
僕は、呆然とルイの黒い瞳を見つめて、その奥を探る。
だが、それだけではわからなかった。
僕の捜索はまた、方向性を失ったように感じられた。
何も有効な手が見つからないまま一か月が経とうとするその日。
僕の身に異変が起きた。
それは、アレン先生の水魔法の実技中だった。
「今回は、水魔法による訓練を行うから、特に水属性適正者はよく見ているように」
実演する相手は、僕たちの二年上の先輩に当たるマシュー・チェンバレンだ。
この国では珍しい青い髪をしていて、全寮代表でもある。
デクスター・カレッジには10の寮があり、そのすべてに寮監督生がいる。
寮監督生の一人がセオドフで、マシューは10人いる寮監督生をまとめる立場にある。
そんな人物が実技授業に現れたとあって、クラスメイトが騒然となる。
アレン先生の前に立つ彼は、凄まじい水魔法のオーラを揺らめかせていた。
もしかしたら、アレン先生よりも力があるのかもしれない。
「空に向かって、全力で力を放つ。今日はその実演だ。マシューが手本を見せると共に、君たちの水を制御するから、遠慮なく力を発揮していい」
マシューは、僕たちに微笑んでから軽く会釈した。
それだけでまた、一年生は声を上げる。
「すごいなあ。全寮代表って、やっぱり存在感が違う」
「雲の上の人って感じがするよ」
ざわつく一年生の言葉が耳に入っているのかいないのか。
マシューは空を見上げて微動だにしない。
「では、始め!」
アレン先生が合図を送ると、マシューの手から渦履き状の水柱が空高く上がった。
わっと歓声が上がり、誰もが釘付けになっていると、その柱は霧状になって空に消えた。太陽光を受けてきれいな虹が現れ、いつの間にか拍手が起こる。
「このように、上級者は水を自在に操れるようになる。自分のイメージで如何様にもできるのが、水魔法の特色だ。それでは、諸君も試してみたまえ。私とマシューでサポートする」
今日の実演授業には、ハーヴェイだけではなくルイも参加している。
僕たちは、1つどころに集まって、水魔法について話していた。
「まずは水柱を上空に放てるようになるといいよね」
「俺には全力でやっても無理そうだけどな」
二人が練習を始める中、僕は目を閉じた。
さっきのマシューの水魔法を脳裏に浮かべる。
本当に美しい魔法だった。
僕もあんな虹を出してみたい。
そのためには、空高く水を立ち昇らせなくては。
僕は目を開けて、手を広げる。
そして、空を仰ぎ見る。
「行け」
空気中の水分をひとまとめにし、空に向かって放つ。
遥か彼方まで水柱を立てるイメージだ。
両手を下から上に向かって動かした、その時だ。
轟音と共に、空高く水柱が上がった。
「うわあっ」
「ひっ」
遠くから声がしたが、僕は水柱に夢中になっていた。
空色に染まる水柱。飛沫が虹色に染まっている。
うっとりと空を見上げていると、隣に人の立つ気配がする。
「そのまま空を見上げていろ。気を散じるな」
聞き覚えのない深みのある声に命じられて、僕は言う通りにした。
傍で詩のように韻を踏んだ言葉が聞こえてくる。
古代語による詠唱だと遅れて気付いたところで、僕の放った水柱が、白い蒸気となって空に立ち昇った。
なんてきれいなんだろう。
僕はほうと息を吐き、その様に魅入られていた。
だが、途中で後ろに向けて身体が傾く。
「……あ、れ?」
ぐらりと倒れ込む身体を支える腕。
力強く胸元に抱き寄せられて、僕は自分の身体が言うことを聞かないことに気付く。
駄目だ。
意識を保っていられない。
その瞬間に身体が脱力し、僕は白濁する視界に混乱して目を瞑った。
記憶にあるのはそこまでだ。
僕は意識を失ったようで、次に目を覚ました場所は、またもや医務室だった。
「君はよほどここが気に入ったようだね」
フォースター先生が僕の顔を覗き込み、くすくすと笑う。
「今、アレンを呼ぶからちょっと待っていて」
ベッドの縁から腰を上げ、フォースター先生は医務室を出て行った。
僕はベッドに寝ていることを知り、顔を腕で覆う。
たしか、水魔法を使って、大きな水柱が立ち昇り、それから──。
そこで、僕は抱き寄せた存在について思い出した。
力強い腕、熱い体温、そして深みのある落ち着いた声。
「まさか……」
あの夜のあの人は、マシュー先輩なのか?
心臓が早鐘を打ち、今すぐに探しに行きたくなる。
だが、そこでフォースター先生がアレン先生を連れて戻ってきた。
「目が覚めたようだな」
「先生、僕は」
「ああ。魔力暴走が起きたんだ」
魔力暴走。
力の制御できない者に起きる、能力の爆発のような現象だ。
それが自分の身に起きるなんて。
僕の微細な魔力でも、暴走することがあるのか。
僕の考えが伝わったのか、アレン先生は唇を歪めた。
「最近、水属性の使い手と接触したんじゃないか?」
「接触?」
意味がわからずに聞き返すと、アレン先生ではなくフォースター先生が答える。
「稀に、高位の魔力保持者と肉体の接触を持つことで、魔力が開花することがある。要するに、キスや性行為をした結果、それまで眠っていた魔力が顕現するんだ」
そこまで言われて、僕はあの夜のことを思い浮かべた。
キスだけじゃない、口移しで水も飲んだ。
それから──。
カッと頬が熱くなり、身体が火照り出す。
まるで、身体の奥底に火が点いたように感じられた。
「急速に魔力が高まったのなら、ちゃんと制御を覚えないとな。今度から、私の補講も受けるように」
「……はい」
高位の水魔法の使い手。
あの夜の候補の一人に、マシュー先輩が加わった。
意識を失ったせいで、まだ確定はできないけれど、あの人である可能性もある。
そして、この授業の件で、僕にまた一つ新たな事件が起きた。
その週末のことだ。
廊下に張り出された氏名を見て、僕は愕然とした。
今のカレッジヘッドが選出したプリフェクト。
次のカレッジヘッドの登竜門とも言えるその候補に、僕の名前があったのだ。
「嘘、でしょ?」
隣に立っていたルイが、僕に手を差し出した。
「これでまた一緒に学び、闘っていけるね」
僕はその手を取ることを躊躇った。
僕がルイのライバルになるだなんて、そんな事態は避けたい。
「よろしく、ノア」
そこまで言われて、蔑ろにできるわけがない。
僕は、ルイの手を取り、握手を交わす。
その瞬間に僕は息を呑んだ。
ルイの手は、僕の想像より滑らかで、指も長く思えた。
僕の知るあの人の手とよく似ている。
まさか、ルイがあの人ってことはあるのか?
僕は、呆然とルイの黒い瞳を見つめて、その奥を探る。
だが、それだけではわからなかった。
僕の捜索はまた、方向性を失ったように感じられた。
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