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悲しい謝罪
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夜だけど子ども達が心配だからドワーフやエルフ、オーガ達に頼んで山に入ってもらった。洗脳が解けたドワーフやエルフ達は進んで手伝いがしたいと言ってくれた。
懐中電灯や虫除けなども用意して5人づつの班を作り手分けして探してもらった。
2時間ほどで1つのグループが4人の子を連れて帰ってきた。無事だったようだ。
…………本当に良かったぁ。
合図の花火を上げて、見つかった事を知らせる。
子どもが見つかるまで待つと無理していた親達もホッとして気が抜けたのか寝込んでしまった。
子どもと一緒に寝てもらう事にした。10歳くらいの子達ばかりだったから、なんとか生き延びていたようだ。
次の日、ブルー村まで行き親にまだ会えてない子達をたんぽぽ村に連れて行く事にした。
怪我にショックを受けるかもしれないが、会えるだけで元気になるかもしれない。特に親は子どもの事が気になって心配でゆっくり寝ていられない人が多くいた。
30人ほどバスに乗せてたんぽぽ村に帰る。
怪我などで寝ている家に連れていく。ユウとダイも来ていた。
それぞれ親に会えてホッとしていた。
ユウとダイも親に会えて泣きながら抱きついていた。
少し落ち着いてから、ユウとダイは1人の女の人の所に行き、泣きながら謝っていた。
亡くなったあかちゃんのお母さんだった。
なんとも言えない悲しい泣き声がその日、響いていた。
お世話をしていたドワーフやエルフ達が、落ち込んで泣いている。
洗脳されていたとはいえ、子どもの命を奪ったのは自分達だと思うと辛くて辛くて………。
元々優しいドワーフやエルフ達なだけに、辛くて自分達を責めて苦しんでいた。
もぅ絶対に許さない!悪魔がした事は全ての人達にとって辛く悲しい事だ。奴隷だけが辛いんじゃなくて、洗脳で酷い事をしていたドワーフやエルフも苦しんでいる。
ドワーフやエルフが根っからの悪人なら、これほど辛い思いをする事はないだろう…。でも、元々優しい人達だ。自分達がしてきた事を忘れる事もできず、どの村の人達もずっと自分を責め続けている。
絶対に悪魔を許さないし、同じ目に合わせてやりたい!!悔しくて悲しい!!!
次の日、ドワーフ数人で泣いていた女性の所に行き、あかちゃんを差し出す。
「謝ってすむ事じゃないのも、許される事じゃないのもわかっている。でも、謝らせてくれ!すまなかった……。」
「本当に、ごめんなさい。顔も見たくないだろう事もわかってます。でも、私達にできる事を必死に考えました。」
「こ、これで許してもらえるとは思ってないけど……。」
1人のドワーフが泣き崩れながらも頭を下げている。
そのドワーフからあかちゃんを渡されて、困惑している獣人族の女性。
「代わりにはならない事はわかっているが、これしか思いつかなかったんだ。この子を………俺達の子を………。」
涙を流しながらも俺達の子は生きているから、それだけで十分だ。命を奪った事を思うと、許されないし足りないのはわかっている。と歯を食いしばりながら話す。
なんでこんな悲しい事を考えなきゃいけないんだろう。そりゃ、酷い事をしたのは事実だけど、洗脳されてした事だし、こんなにも反省して苦しんでいるのに………。周りの人達も涙を流しながら見ていた。
「もぅ……もぅ大丈夫です。悲しい悔しい気持ちは消えません………でも、あなた達の思いは伝わりました。この子は本当の親が育てるべきです。私に出来なかった分、この子を………元気に育ててください……。」
「………でも……。」
「悲しい思いをするのは、私だけでいい。」
「…………ご、ごめんなさい!!」
「もぅ頭をあげてください。これからは、私達を守ってくださいね。………許します………。」
皆んな、静かに涙を流していた。私も涙が止まらなかった。
泣き崩れて我が子を抱くドワーフのお母さん、近くにいたドワーフやエルフ達が全員が頭を下げていた。
もぅこんな悲しい事が絶対起こらないようにしなきゃ……。ゆっくりしてる時間はない。
ワーガやルイ君も私の思いが伝わったのか、拳を握りしめていた。
たんぽぽ村の事はダンドンさんに任せて、次に進む事にした。
ルールとヒュールは怪我人の治療に残ってもらい、落ち着いてきたら合流する事になった。
ここに残った人達は、ドワーフ、エルフ関係なく、奴隷だった獣人族も一緒に暮らしてもいい人は、たんぽぽ村で生活をしてもらう事になった。
それぞれが、こんな悲しい事は二度とないようにと決意している。
準備を整えて、オーガの里やハルー村からも手伝いに来てもらい、私達が次の場所に到着してから追いかけてきてもらう事になった。人手が足りないと救えない。
必ず道路を出して進み、矢印を残す事を決め、OKならダンドンさんに電話で伝え、バスで来てもらう事にした。
中間の村からレッド村にかけての山の中を捜索する。
トンネルをブルー村の方に出て、山沿いを進む。
しばらく進んでドローンを飛ばす。
まだ山ばかりが連なっているようだ。
30分ほど進んでドローンを飛ばす。少し開けた所があった。
ワーガに背負ってもらいトンネルを出す。
1番山の少ない所でトンネルを5個出さなければならなかった。
そこはハルー村の牧場くらいの広さの山に囲まれた谷だった。
端から端まで車で1時間くらいの広さだから四方の山は見えるけど、かなりの広さはある。
懐中電灯や虫除けなども用意して5人づつの班を作り手分けして探してもらった。
2時間ほどで1つのグループが4人の子を連れて帰ってきた。無事だったようだ。
…………本当に良かったぁ。
合図の花火を上げて、見つかった事を知らせる。
子どもが見つかるまで待つと無理していた親達もホッとして気が抜けたのか寝込んでしまった。
子どもと一緒に寝てもらう事にした。10歳くらいの子達ばかりだったから、なんとか生き延びていたようだ。
次の日、ブルー村まで行き親にまだ会えてない子達をたんぽぽ村に連れて行く事にした。
怪我にショックを受けるかもしれないが、会えるだけで元気になるかもしれない。特に親は子どもの事が気になって心配でゆっくり寝ていられない人が多くいた。
30人ほどバスに乗せてたんぽぽ村に帰る。
怪我などで寝ている家に連れていく。ユウとダイも来ていた。
それぞれ親に会えてホッとしていた。
ユウとダイも親に会えて泣きながら抱きついていた。
少し落ち着いてから、ユウとダイは1人の女の人の所に行き、泣きながら謝っていた。
亡くなったあかちゃんのお母さんだった。
なんとも言えない悲しい泣き声がその日、響いていた。
お世話をしていたドワーフやエルフ達が、落ち込んで泣いている。
洗脳されていたとはいえ、子どもの命を奪ったのは自分達だと思うと辛くて辛くて………。
元々優しいドワーフやエルフ達なだけに、辛くて自分達を責めて苦しんでいた。
もぅ絶対に許さない!悪魔がした事は全ての人達にとって辛く悲しい事だ。奴隷だけが辛いんじゃなくて、洗脳で酷い事をしていたドワーフやエルフも苦しんでいる。
ドワーフやエルフが根っからの悪人なら、これほど辛い思いをする事はないだろう…。でも、元々優しい人達だ。自分達がしてきた事を忘れる事もできず、どの村の人達もずっと自分を責め続けている。
絶対に悪魔を許さないし、同じ目に合わせてやりたい!!悔しくて悲しい!!!
次の日、ドワーフ数人で泣いていた女性の所に行き、あかちゃんを差し出す。
「謝ってすむ事じゃないのも、許される事じゃないのもわかっている。でも、謝らせてくれ!すまなかった……。」
「本当に、ごめんなさい。顔も見たくないだろう事もわかってます。でも、私達にできる事を必死に考えました。」
「こ、これで許してもらえるとは思ってないけど……。」
1人のドワーフが泣き崩れながらも頭を下げている。
そのドワーフからあかちゃんを渡されて、困惑している獣人族の女性。
「代わりにはならない事はわかっているが、これしか思いつかなかったんだ。この子を………俺達の子を………。」
涙を流しながらも俺達の子は生きているから、それだけで十分だ。命を奪った事を思うと、許されないし足りないのはわかっている。と歯を食いしばりながら話す。
なんでこんな悲しい事を考えなきゃいけないんだろう。そりゃ、酷い事をしたのは事実だけど、洗脳されてした事だし、こんなにも反省して苦しんでいるのに………。周りの人達も涙を流しながら見ていた。
「もぅ……もぅ大丈夫です。悲しい悔しい気持ちは消えません………でも、あなた達の思いは伝わりました。この子は本当の親が育てるべきです。私に出来なかった分、この子を………元気に育ててください……。」
「………でも……。」
「悲しい思いをするのは、私だけでいい。」
「…………ご、ごめんなさい!!」
「もぅ頭をあげてください。これからは、私達を守ってくださいね。………許します………。」
皆んな、静かに涙を流していた。私も涙が止まらなかった。
泣き崩れて我が子を抱くドワーフのお母さん、近くにいたドワーフやエルフ達が全員が頭を下げていた。
もぅこんな悲しい事が絶対起こらないようにしなきゃ……。ゆっくりしてる時間はない。
ワーガやルイ君も私の思いが伝わったのか、拳を握りしめていた。
たんぽぽ村の事はダンドンさんに任せて、次に進む事にした。
ルールとヒュールは怪我人の治療に残ってもらい、落ち着いてきたら合流する事になった。
ここに残った人達は、ドワーフ、エルフ関係なく、奴隷だった獣人族も一緒に暮らしてもいい人は、たんぽぽ村で生活をしてもらう事になった。
それぞれが、こんな悲しい事は二度とないようにと決意している。
準備を整えて、オーガの里やハルー村からも手伝いに来てもらい、私達が次の場所に到着してから追いかけてきてもらう事になった。人手が足りないと救えない。
必ず道路を出して進み、矢印を残す事を決め、OKならダンドンさんに電話で伝え、バスで来てもらう事にした。
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しばらく進んでドローンを飛ばす。
まだ山ばかりが連なっているようだ。
30分ほど進んでドローンを飛ばす。少し開けた所があった。
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