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第八話 奴隷商狩りと、新たな保護対象。
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(どいつもこいつも役に立たねえ! クソッ、ついてねぇっ!)
「おいっ、もうあいつのことが忘れろ! 行くぞ!」
奴隷商リ・コリンは、見捨てられた仲間アルカのことを思い出し、何度も背後を振り向くガードたち三人に苛立っていた。そのイライラが、リ・コリンの言葉を荒々しいものとしていた。
「…」
「…」
「…」
そう言われて、後を振り向いていたガード傭兵、ガラン、タミル、ロイドの三人は、溜息を吐き、渋々隊列へと戻っていく。
(途中までは順調だったってのにっ! 何で俺がこんな目にっ!)
「…ちっ、面白くねぇっ!」
リ・コリンが、ガード傭兵たちの態度に悪態を吐き捨てる。その時、複数人の視線を感じた。衝動的に怒りを感じてカッとなる。
「!…お前等、何を見ていやがる! 見せもんじゃねえ!」
ガンッ!
そして、真横にある奴隷車の一台へと蹴りを入れ、閉じ込めれれている奴隷娘たちに当たり散らした。まだ幼女といえる年齢の娘たちに、何とも酷い扱いをするものだ。
そんな八つ当たりに耐え兼ね、五人の奴隷娘たちは、もっともリ・コリンから遠い柵の外れへと集まって震え出した。更なる虐待をされるのではと、恐れたのだ。
「ふん!」
そんな、か弱い奴隷娘たちの怯える姿を見聞きして、リ・コリンのストレスは若干解消された。気分を良くした彼は、奴隷娘たちをゴミでも見ているように一瞥した後、何事もなかったように前を向く。
だが、リ・コリンという男の気分は、それでも完全には晴れなかった。
(トーリンとの境で、あの装甲猪に襲われなければよぉ~、ガードの一人を囮にする必要もなかってっていうのによ~!)
ザガッ!
リ・コリンは、そう思い歯ぎしりし、大地を蹴った。
そんなリ・コリンの態度に、捕らわれの身である奴隷娘たちは、ただ檻の中から怯えること以外、何もできないでいた。
そんな人間たちの様子など関係なしに、ただ奴隷を運ぶ奴隷車の車輪だけが、規則正しく交易路へと轍を残していく。
◇ ◇ ◇
この奴隷娘を運ぶ一行は、北方の地から続く交易路からトーリン一帯へと入ってきた奴隷商の一行である。
トーリン一帯へと入るまでの間、奴隷収容施設へと奴隷娘たちを運ぶ今回の旅路は順調であった。しかし、何とその境付近で、不幸にもリ・コリン一行は、突如として現れた装甲猪に襲われてしまったのである。
一行は、その時にガードの一人を囮にして、暴走する装甲猪から命からがら逃げ延びてきた。
現在は、その後に何とか一行を立て直した所である。
その凶事により、せっかく雇っていたガードの一人を失い、リ・コリンは金の無駄になったと荒れた。生来、ケチな気質である彼は、前払いで護衛料金を全額払ってしまったことを後悔した。
また、逃走に邪魔な荷物は捨てる以外にどうすることもできなかったため、自分の無力を感じさせられ、苛立っていた。
それに、リ・コリンは人が出来ている訳でもないので、天災だから諦めようなどとは、とうてい思えない人格をしていた。
今は、それらのことを、何者かに笑われるような気もして、なんとも嫌な心持ちであった。
「…クソがっ!」
そのように、リ・コリンが荒れるのも、無理からぬことであったかもしれない。だが、リ・コリンが本当に自分が貧乏くじを引いてしまったと実感するのは、これより少し後のことだった。
◇ ◇ ◇
ガサッ…ガサッ…ガサッ…ガササッ………
「!…止まれ! 左側前方の茂みに何かいる!」
前方左右、後一人の態勢で、角を切り取った装甲牛に引かれた奴隷車二台を守っていたガードの一人が叫んだ。
叫んだのは、左前方を担当しているタミルである。前方の茂みの異変に素早く気付いて、残るリ・コリンたちに警告を発したのである。
前方を担当するドリンとタミルが槍と薙刀を構え、後のノイドが背負っていた連装クロスボウを構え直す。装甲牛を止めたリ・コリンは、奴隷車の一台目の後ろに隠れた。これなら敵が弓矢を打ってきても、射線を遮ることが可能だし、後からの攻撃があった場合も、後方の奴隷車の二台目が盾となる。
「出てこい!」
繁みに誰何し、タミルが慎重に近付いて行く。すぐに薙刀で攻撃ができる体勢でだ。
………ガサッ…ガサッ…ガサッ………
「聞こえなかったのか! もう待ち伏せは………」
…ガサリッ………ヌッ。
姿を現したそれを見て、タミルが言葉を失った。あまりの恐怖に、一瞬、頭が真っ白になる。
続いて、ドリン、ロイド、リ・コリンが表情を凍り付かせ、檻の中の奴隷娘達が息を呑む。
「…なっ…」
(…馬鹿な…何だ? こいつは………)
リ・コリンが、辛うじて一言だけ声を縛り出した。だが、恐怖のためにそれ以上は発音できない。
リ・コリンの喉が、正体不明の相手と出会った恐怖により、急速にカラカラに乾いていったためだ。
(何なんだぁ~、何なんだよ今日はぁ~! なんで化け物ばかり現れるんだぁ~!!!)
リ・コリン一行が遭遇したそれは、五メートルサイズの緑の巨人だった。
おまけに蔦に絡まれたボディ各部には、多数の装甲狼の頭部が突き出ており、その眼窩の内部からは、それぞれ触手が飛び出している。
そんな化け物が、繁みに身を隠しており、突然、ヌッと姿を現したのである。
近場を根城にする浮浪者や、せいぜい強盗、盗人の類だと思っていた所に、まったく見たこともない巨大怪物の出現である。恐怖によってリ・コリンたちが一瞬固まってしまうのも当然である。
こんな相手、対処の仕方など知らないのである。
この緑の巨人に比べれば、先に襲われた装甲猪の方がまだ可愛げがあった。少なくとも装甲猪は、犠牲を恐れなければ対処できる相手だからだ。
奴隷商一行の間を、かつてない緊張感がピリピリと張り詰め、沈黙が支配した。
その間にも、緑の巨人はゆっくりと近付いて来る。
緑の巨体に生えた装甲狼の両目から伸びる触手が、風に吹かれてゆらゆらと揺れた。
「うっ、うわあああっ…アア―――!!!」
バンッ! バンッ! バンッ!
最初に緊張に耐えられなくなったのは、後方に位置していたロイドである。三連装クロスボウから一気に矢を撃ち放ち、弦打ちの音が重なる。
そして、狂ったように再装填を開始する。とても最初の斉射では倒せないと判断したのだろう。
確かにクロスボウ斉射は緑の巨人に着弾した。しかし、緑の巨人は一瞬止まっただけで、またゆっくりと向かって来た。それ以上の影響を受けた感じではなかった。
「っおおおおおお―――!!!」
「うっ、うわあああああ―――!!!」
覚悟を決めたドリンとタミルが雄叫びを上げて緑の巨人へと挑み掛かった。槍で突き刺し、薙刀の刃で掃い、続けて突きを繰り返す。巨人の身体を覆う蔦、その複数個所を傷付け、蔦の液体が飛び散った。
ブンッ!
緑の巨人の腕が横殴りの一撃を繰り出し、大振りのそれを、ドリンとタミルが身を引いて躱した。そして、素早く間合いを詰め、がら空きになった巨人の胴体へと連続攻撃をする。
ザクッ! ドサッ…ゴロリッ。
タミルの薙刀が胴体をしたたかに切り裂き、ドリンの槍の突きと薙ぎ払いのコンボによって、装甲狼の頭部に入り込んでいた触手が根元から切り落とされる。
大地に装甲狼の頭部が落ち、転がった。
「! いけるぞ! こいつは動きは遅い!」
「どうやらこいつには斬撃が有効そうだ。クロスボウの効果が薄い! ロイド、お前も来い!」
緑の巨人へと攻撃を続けながら、二人は後方へと情報を伝える。
「…ふうっ…何とかなりそうだな…」
ドリンとタミルの戦いぶりに、何とかなりそうだと感じたリ・コリンが安堵の溜息を吐いた。
(んん~? ロルドの奴、やけに遅いな、何をしていやがる! 雇人の俺を、命を賭して守りやがれ!)
しかし、雇ったガードの一人の動きが、やけに遅いことにリ・コリンは気付く。
自分は守られていて、身を隠しているだけの立場のくせに、そういうことには目敏いのである。
「おいっ、ロイド! 給料分は働きや………」
振り向いたリ・コリンは、そこまで言って表情を凍り付かせた。
「…あ?」
上手い具合に倒した連装クロスボウが支えとなり立ったままのロイドの後頭部には、何か尖った緑の木の葉のような物体が、複数本刺さっていた。
その様子から、頭皮、肉、頭蓋骨を抉り、すべてが脳へと達していると解る。
だが、リ・コリンには、何が起こったのか理解が追い付かなかった。
しかし、ロイドはもう駄目だと、直感的にだが、それだけは理解できたのだった。
「おいっ、もうあいつのことが忘れろ! 行くぞ!」
奴隷商リ・コリンは、見捨てられた仲間アルカのことを思い出し、何度も背後を振り向くガードたち三人に苛立っていた。そのイライラが、リ・コリンの言葉を荒々しいものとしていた。
「…」
「…」
「…」
そう言われて、後を振り向いていたガード傭兵、ガラン、タミル、ロイドの三人は、溜息を吐き、渋々隊列へと戻っていく。
(途中までは順調だったってのにっ! 何で俺がこんな目にっ!)
「…ちっ、面白くねぇっ!」
リ・コリンが、ガード傭兵たちの態度に悪態を吐き捨てる。その時、複数人の視線を感じた。衝動的に怒りを感じてカッとなる。
「!…お前等、何を見ていやがる! 見せもんじゃねえ!」
ガンッ!
そして、真横にある奴隷車の一台へと蹴りを入れ、閉じ込めれれている奴隷娘たちに当たり散らした。まだ幼女といえる年齢の娘たちに、何とも酷い扱いをするものだ。
そんな八つ当たりに耐え兼ね、五人の奴隷娘たちは、もっともリ・コリンから遠い柵の外れへと集まって震え出した。更なる虐待をされるのではと、恐れたのだ。
「ふん!」
そんな、か弱い奴隷娘たちの怯える姿を見聞きして、リ・コリンのストレスは若干解消された。気分を良くした彼は、奴隷娘たちをゴミでも見ているように一瞥した後、何事もなかったように前を向く。
だが、リ・コリンという男の気分は、それでも完全には晴れなかった。
(トーリンとの境で、あの装甲猪に襲われなければよぉ~、ガードの一人を囮にする必要もなかってっていうのによ~!)
ザガッ!
リ・コリンは、そう思い歯ぎしりし、大地を蹴った。
そんなリ・コリンの態度に、捕らわれの身である奴隷娘たちは、ただ檻の中から怯えること以外、何もできないでいた。
そんな人間たちの様子など関係なしに、ただ奴隷を運ぶ奴隷車の車輪だけが、規則正しく交易路へと轍を残していく。
◇ ◇ ◇
この奴隷娘を運ぶ一行は、北方の地から続く交易路からトーリン一帯へと入ってきた奴隷商の一行である。
トーリン一帯へと入るまでの間、奴隷収容施設へと奴隷娘たちを運ぶ今回の旅路は順調であった。しかし、何とその境付近で、不幸にもリ・コリン一行は、突如として現れた装甲猪に襲われてしまったのである。
一行は、その時にガードの一人を囮にして、暴走する装甲猪から命からがら逃げ延びてきた。
現在は、その後に何とか一行を立て直した所である。
その凶事により、せっかく雇っていたガードの一人を失い、リ・コリンは金の無駄になったと荒れた。生来、ケチな気質である彼は、前払いで護衛料金を全額払ってしまったことを後悔した。
また、逃走に邪魔な荷物は捨てる以外にどうすることもできなかったため、自分の無力を感じさせられ、苛立っていた。
それに、リ・コリンは人が出来ている訳でもないので、天災だから諦めようなどとは、とうてい思えない人格をしていた。
今は、それらのことを、何者かに笑われるような気もして、なんとも嫌な心持ちであった。
「…クソがっ!」
そのように、リ・コリンが荒れるのも、無理からぬことであったかもしれない。だが、リ・コリンが本当に自分が貧乏くじを引いてしまったと実感するのは、これより少し後のことだった。
◇ ◇ ◇
ガサッ…ガサッ…ガサッ…ガササッ………
「!…止まれ! 左側前方の茂みに何かいる!」
前方左右、後一人の態勢で、角を切り取った装甲牛に引かれた奴隷車二台を守っていたガードの一人が叫んだ。
叫んだのは、左前方を担当しているタミルである。前方の茂みの異変に素早く気付いて、残るリ・コリンたちに警告を発したのである。
前方を担当するドリンとタミルが槍と薙刀を構え、後のノイドが背負っていた連装クロスボウを構え直す。装甲牛を止めたリ・コリンは、奴隷車の一台目の後ろに隠れた。これなら敵が弓矢を打ってきても、射線を遮ることが可能だし、後からの攻撃があった場合も、後方の奴隷車の二台目が盾となる。
「出てこい!」
繁みに誰何し、タミルが慎重に近付いて行く。すぐに薙刀で攻撃ができる体勢でだ。
………ガサッ…ガサッ…ガサッ………
「聞こえなかったのか! もう待ち伏せは………」
…ガサリッ………ヌッ。
姿を現したそれを見て、タミルが言葉を失った。あまりの恐怖に、一瞬、頭が真っ白になる。
続いて、ドリン、ロイド、リ・コリンが表情を凍り付かせ、檻の中の奴隷娘達が息を呑む。
「…なっ…」
(…馬鹿な…何だ? こいつは………)
リ・コリンが、辛うじて一言だけ声を縛り出した。だが、恐怖のためにそれ以上は発音できない。
リ・コリンの喉が、正体不明の相手と出会った恐怖により、急速にカラカラに乾いていったためだ。
(何なんだぁ~、何なんだよ今日はぁ~! なんで化け物ばかり現れるんだぁ~!!!)
リ・コリン一行が遭遇したそれは、五メートルサイズの緑の巨人だった。
おまけに蔦に絡まれたボディ各部には、多数の装甲狼の頭部が突き出ており、その眼窩の内部からは、それぞれ触手が飛び出している。
そんな化け物が、繁みに身を隠しており、突然、ヌッと姿を現したのである。
近場を根城にする浮浪者や、せいぜい強盗、盗人の類だと思っていた所に、まったく見たこともない巨大怪物の出現である。恐怖によってリ・コリンたちが一瞬固まってしまうのも当然である。
こんな相手、対処の仕方など知らないのである。
この緑の巨人に比べれば、先に襲われた装甲猪の方がまだ可愛げがあった。少なくとも装甲猪は、犠牲を恐れなければ対処できる相手だからだ。
奴隷商一行の間を、かつてない緊張感がピリピリと張り詰め、沈黙が支配した。
その間にも、緑の巨人はゆっくりと近付いて来る。
緑の巨体に生えた装甲狼の両目から伸びる触手が、風に吹かれてゆらゆらと揺れた。
「うっ、うわあああっ…アア―――!!!」
バンッ! バンッ! バンッ!
最初に緊張に耐えられなくなったのは、後方に位置していたロイドである。三連装クロスボウから一気に矢を撃ち放ち、弦打ちの音が重なる。
そして、狂ったように再装填を開始する。とても最初の斉射では倒せないと判断したのだろう。
確かにクロスボウ斉射は緑の巨人に着弾した。しかし、緑の巨人は一瞬止まっただけで、またゆっくりと向かって来た。それ以上の影響を受けた感じではなかった。
「っおおおおおお―――!!!」
「うっ、うわあああああ―――!!!」
覚悟を決めたドリンとタミルが雄叫びを上げて緑の巨人へと挑み掛かった。槍で突き刺し、薙刀の刃で掃い、続けて突きを繰り返す。巨人の身体を覆う蔦、その複数個所を傷付け、蔦の液体が飛び散った。
ブンッ!
緑の巨人の腕が横殴りの一撃を繰り出し、大振りのそれを、ドリンとタミルが身を引いて躱した。そして、素早く間合いを詰め、がら空きになった巨人の胴体へと連続攻撃をする。
ザクッ! ドサッ…ゴロリッ。
タミルの薙刀が胴体をしたたかに切り裂き、ドリンの槍の突きと薙ぎ払いのコンボによって、装甲狼の頭部に入り込んでいた触手が根元から切り落とされる。
大地に装甲狼の頭部が落ち、転がった。
「! いけるぞ! こいつは動きは遅い!」
「どうやらこいつには斬撃が有効そうだ。クロスボウの効果が薄い! ロイド、お前も来い!」
緑の巨人へと攻撃を続けながら、二人は後方へと情報を伝える。
「…ふうっ…何とかなりそうだな…」
ドリンとタミルの戦いぶりに、何とかなりそうだと感じたリ・コリンが安堵の溜息を吐いた。
(んん~? ロルドの奴、やけに遅いな、何をしていやがる! 雇人の俺を、命を賭して守りやがれ!)
しかし、雇ったガードの一人の動きが、やけに遅いことにリ・コリンは気付く。
自分は守られていて、身を隠しているだけの立場のくせに、そういうことには目敏いのである。
「おいっ、ロイド! 給料分は働きや………」
振り向いたリ・コリンは、そこまで言って表情を凍り付かせた。
「…あ?」
上手い具合に倒した連装クロスボウが支えとなり立ったままのロイドの後頭部には、何か尖った緑の木の葉のような物体が、複数本刺さっていた。
その様子から、頭皮、肉、頭蓋骨を抉り、すべてが脳へと達していると解る。
だが、リ・コリンには、何が起こったのか理解が追い付かなかった。
しかし、ロイドはもう駄目だと、直感的にだが、それだけは理解できたのだった。
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