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第2章
7話(4)
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「ぁが……!? ぁがぁぁぁぁ……っっ。ぐぅぅぅぅぅ……っ」
「『強気でいられるのは今だけだ』、『すぐその心は折れる』。アレは、自分の未来を予言した台詞だったのね」
「ぁがぁぁぁ……。ああぁぁあああああああ……っ」
何を言っても、ゲーランは反応しない。反応、できない。
どうやらコイツは、優れた頭脳と能力で戦うタイプの魔王。多分肉体を使った戦闘能力はあまりなくって、戦闘慣れしてないから負傷にも慣れてないみたいね。
――する側から、される側になる――。
ようやく、今まで犠牲になった人達の気持ちが分かったようね。
「いた、ぃ……っ。かた、が……っ。ぁぁぁあぁぁ……!」
「私はアンタ達と違って、相手が弱っていても驕らない。叩ける時に叩いて、好機は逃さない。痛がってるところ悪いけど、このまま終わらせてもらうわよっ!!」
逃げられる前に、確実に倒す。私は剣・エクスを構え、前方へと飛び出した。
「『強気でいられるのは今だけだ』、『すぐその心は折れる』。アレは、自分の未来を予言した台詞だったのね」
「ぁがぁぁぁ……。ああぁぁあああああああ……っ」
何を言っても、ゲーランは反応しない。反応、できない。
どうやらコイツは、優れた頭脳と能力で戦うタイプの魔王。多分肉体を使った戦闘能力はあまりなくって、戦闘慣れしてないから負傷にも慣れてないみたいね。
――する側から、される側になる――。
ようやく、今まで犠牲になった人達の気持ちが分かったようね。
「いた、ぃ……っ。かた、が……っ。ぁぁぁあぁぁ……!」
「私はアンタ達と違って、相手が弱っていても驕らない。叩ける時に叩いて、好機は逃さない。痛がってるところ悪いけど、このまま終わらせてもらうわよっ!!」
逃げられる前に、確実に倒す。私は剣・エクスを構え、前方へと飛び出した。
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