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3.訓練部屋にて②
しおりを挟む椅子に座らされた神崎は、抵抗も出来ないままに背広を脱がされ、手を頭上のヘッドドレスの裏に、脚を片方ずつ椅子に、腰もまた椅子に拘束され身動きが出来なくなった。何とか身体が動いても、がちゃがちゃと重たい音が鳴るのみである。
元より体は動かないが、物理的にも視覚的にも拘束されくらくらと意識が揺らぐ。
「た、橘、頼む、正気に戻れ。お前は何かおかしいぞ」
「やだなぁ神崎さん。俺は正気ですよ」
軽く答えた隼人は、顎に指をあて思考に耽る。やがて棚から注射器を取り出して、神崎の元へ戻った。
「どこから訓練しようかなって迷っちゃいました。まず乳首に注射しましょっか。感度が上がって敏感になっちゃうやつです。これ、注射された後にたくさん弄られると効果が抜群にいいので、たくさん虐めましょうね。メスイキの前に乳首イキを覚えるのもいいと思うんですよね」
「馬鹿、やめろ!」
「はーい、静かにしてください」
スーツのシャツのボタンを完全に外し、乳首を噛んでいたクリップを外す。インナーをたくし上げると、赤く染まり健気に立ち上がる乳首の姿が露わになった。
神崎がかっと顔を赤らめ、上半身を捩ろうとする。
「あっ、危ないなぁ。針を刺すんですからジッとしてくださいよ」
「ふざけるな! もうたくさんだ、今すぐ外せ!」
「もうそんな我満言うなら、危ないから縛っちゃいますね」
棚から別の拘束具を取り出す。二の腕と胸に回し、椅子に巻き付ける形の拘束具だ。それを二本取り出すと、脇の下と腹部の上に回しきっちりと固定する。これで神崎は上半身を微塵も動かせなくなった。
はーっ、はーっ、と神崎が拘束具を見て、荒い息を吐く。
「は、外せ……っ」
「神崎さんがいい子にしていたらこんな拘束はされなかったんですよ? 自業自得です。じゃあはい、注射しますね」
狙いがつけやすくなった右の乳首に、手にした針を近づける。ちょん、ちょん、と先端でつつくと、神崎の喉が仰け反った。つーっと乳首に円を描くように這わせ、左の親指と中指で乳首を摘まむ。
きゅ……と引っ張った先端に、針をゆっくりと差し込んだ。
「ーーッァ、ん、い、いぃ」
中に入っている液体をシリンジで押し込んでいく。神崎が目を見開き、黒目を収縮させた。隼人は目を猫のように細ませて、耐えている神崎に向かい宥める声を出す。
「お薬が中に入ってくる感覚、気持ちいいですよねぇ……もうちょっと我慢してくださいね」
「はーっ、ぁぅ、んうぅーーーッ」
媚薬が乳首の神経を刺激して、ぴりぴりと腫れあがる。ゆっくりと針を引き抜くと、ぷるんっと震えた。じく…じく…とまるで乳首が自分の意思を持っているかのように、震えている。
そっと指を這わせ、さわさわと摩った。神崎の顔が横に振られ、紅潮した顔を晒す。
「ぁ、あ、はァ、や、やめ」
「あはは、さわさわしてるだけで気持ちよさそー。口から涎でてますよ」
「ンン、ンッ」
すりすりと表面を摩り、隼人は一度指を外す。右の乳首もたくさん虐めたいが、まだ左の乳首が己への所業を待ちかねている。隼人は新しい注射器を取り出すと、同じように左の指で、左の乳首を摘まんだ。きゅ、きゅと指の間で押しつぶし、乳首を立たせる。
「ふふっ、こっちはもう早く同じ目に遭いたいって、すぐにピンと立ってくれますね」
「たちばな、橘……!」
「訓練を受けるのはルールですから。守ってください、神崎さん」
ぷつりと針を刺す。神崎から押し殺した声が上がり、針に向かって胸を突き出すようにした。拘束に阻まれるそれは数ミリほどの距離しか詰められず、もどかしさで何度も胸が上下している。その度に引っ張られる乳首が気持ちいいのかもしれなかった。
「ふ――ッ」
「はぁい、全部入りましたよ。褒めてあげますね。いい子いい子。すりすり、すりすり……」
人差し指で先端に触れるか触れないか。その距離で上下に動かすたびに神崎の身体が跳ねた。微かな刺激を受け、徐々に乳首が腫れ、隼人の指に必死に縋りつこうとしている。
隼人は面白くなって、指の腹で撫でたり、まだ低い乳首の側面をくるりとなぞったりして弄んだ。強烈な快感ではない分、神崎は疼きともどかしさにも耐えなければならないようで、食い縛った歯から時々堪えきれない吐息が漏れている。
「ぁは……ッ、はぁ――っ、た、ちばな……ぁ」
「あはっ、気持ちよさそー。目がうるうるしてて、見たことない神崎さんを見ちゃった気分だなぁ。ちょっと俺もドキドキしちゃいます」
隼人の声には感情が籠もらない。悪戯を仕掛ける幼気な子供のように、場にそぐわずに妙に明るい声だった。
「そろそろちょっと強くしてほしいですか? だったらほら、きゅっ……」
乳首の上下を指で挟み、少しだけ中心に向かって押す。僅かに圧迫され、乳首が前に向かって押し出された。
「ァ……ッ!」
きゅ、きゅっ。連続して押すと堪らないというように腰が揺れる。開きかけた神崎の口から、熱い息が漏れていた。
薬の影響か、乳首の疼きが止まらない。胸の奥までじく…じく…と痒みに似た疼きが走り、そこを撫でられ、押しつぶされると一瞬だけ解放される。しかし次の瞬間には更に疼きが増して、更に強い刺激が欲しくて堪らなくなる。
今までは何も意識しない小さいただの肉であったのに、今はもう意識からその存在を外せなくなっていた。
「上下だけじゃなくて、左右から押されても気持ちいいですよね」
「ん――ふ……ッ」
「ちょっと捻ってみます? ほら、くいーって」
隼人が左右に捻るようにすると、一際大きな声をあげて、神崎が身を捩ろうとした。上半身に回された拘束具が軋んでいる。
ピンッ。
柔らかい刺激だけを与えられていた乳首は、爪で弾かれると上下に根元から揺れた。疼きを捻じ伏せ、叩き込むような悦楽が乳首の奥にまで走る。
「あ"――っ!」
「暴れたらこうやって罰則ですよ。ふふ、でもお仕置きされても乳首、嬉しそうですね。連続して弾いてあげますね」
ぴんっ、ぴんっ、ピンッ。
爪で下から上へ弾き続けると、「あっ、っ、あァッ」とその度に神崎が喘いで胸を隼人の方へ逸らす。
刺激の元に押し付けることで快楽から逃れたいのかもしれないが、隼人にとっては強請って押し付けるようにしか見えないのが面白かった。
「そんなにおねだりしなくても、いっぱい弾いてあげますからね」
「はァっ、んん……ッ! あ、ぅあ、あッあ、ッ――」
「あ、でも同じ刺激だったら感度下がるんでしたっけ。じゃあ、カリカリに変えてあげますね。ぴくぴくしちゃってる乳首の先端を、カリカリ~カリカリカリ~」
「やめ、ぃ――ッアァっ、あ、あッ、~~ッ」
太ももの拘束具も軋ませて、神崎が喘いだ。カリカリされるのが余程弱いらしい。
かり、かりかり……かり、かり。
カリカリカリ……カリッ、カリカリカリ。
「んん」とか「ァアッ」とか「やめろ」とかいちいち喘いでいるのが楽しい。こんなに楽しい気持ちになるのは、随分久しぶりだった。
「あ~~結構いいかも、これ……。ピンピンしながら神崎さんの喘ぎ声聞いてたら、癒されるんだなぁ。アニマルセラピーってこんな感じ? そんなこと言ったらワンちゃんたちに失礼か」
「ィ"……は――ァッ、ぅっ、も、もう、やめ、」
「んー? ああ、ビクビク酷くなってきましたねぇ。なかなか乳首イキできなくて、腰も震えて苦しそー。でも俺が癒されるまで、乳首、かりかり、すりすり、ぐにぐにさせてくださいね。神崎さんが飽きないように、押し込んだり引っ張ったり、俺も頑張りますから」
体中の神経が張り詰めて、触られてもいないのにペニスから先走りが溢れてくる。剥き出しの感覚に無遠慮に与えられ続ける刺激。乳首の二点だけで感じているとは思えないそれが、次々に流し込まれてくる。
「ふざけっ、あッ! ~~っふ――、ィく、い"っ――んんんん――ッ!」
爪を立て、押し込んで引っ張った瞬間に、びくりと大きく神崎の身体が跳ねた。がしゃがしゃと拘束具が鳴り、彼の反応を押さえつけている。
呼吸をするのも忘れ、神崎は身を折ろうとしながら動きを止めていた。
溜まりに溜まった疼きを強制的に身体の奥に捻じ込まれ、爆発したような刺激だった。体中が緊張し、次いで弛緩する。指先までびりびりと神経を何かが伝い、頭が真っ白になった。
「あ、軽く甘イキできましたね。一日目なのにすごいです、神崎さん。やっぱり優秀なんですね~。神崎専務といえば有能で冷静で面倒見がよくって格好いい……って言われてますもんね。ちょっと近寄りがたかったですけど、今みたいに溶けた顔をしてたらみんな親しみやすさを感じてくれますよ」
「――アッ、ぅあ、今、触るな、――ァ!」
震え続ける身体を無視して、乳首を摘まみ、押しつぶす。また神崎の身体が跳ねたところで、隼人は乳首から手を離した。
「この調子で、お尻の中も訓練しましょうね。神崎さん、準備はいいですか?」
デコピンの要領で人差し指で乳首の根元から抉って弾く。神崎は声なき声を上げて、上半身を限界まで仰け反らせて再度絶頂した。
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