65 / 76
収束?
しおりを挟む
『グゥワアアアア、、!!』
ブランドンは、最期の断末魔をあげ、見る見る内に鱗で覆われ、そして、縮んで行った。
それはもう、何かの冗談だったかのように、小さな生き物がそこに存在しているだけだった。
『どう、なったんだ?
終わった、のか?』
マティアスさんが、気味悪そうにその生き物を見詰めて言った。
『これは、また。
この者は獣にもなれず、龍の下僕となったようですね。』
『龍の、逆鱗に触れたの?』
『そうね。
龍の逆鱗に触れたもの、神の加護を喪うという言い伝えがありますからね。』
『神の加護?』
マティアスさんは呆然と呟く。
あまりの展開に放心しているようですね。
『この生き物は、神の輪廻から外れたモノと伝えられているのです。
龍の逆鱗に触れると、輪廻から外れると。』
『その、神の輪廻から、外れると、どうなるんだ?』
『、、、さあ?』
お母さんの返事に、マティアスさんが戦慄しているようだった。
何だか、その位、恐ろしい事のような感じがしたのだ。
私も、マティアスさんにしがみついて、体を震わせる。
龍の逆鱗には触れたく無いものだ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『で、こいつはどうすりゃ良いんだ?』
俺はみょうちきりんな生き物を指差す。
『そうですね。
もう、知能も何もない筈ですが、我が国で幽閉しておくとします。
納!!』
そう言うと、跡形も無く消えた。
さっき、光の玉を消した時も思ったが、とんでもない事をやってるんじゃないか?
少なくとも、俺はできないぞ!
『マティアスさん、終わったんでしょうか?』
ヒロが俺にしがみつきながら、聞いてくる。
今回の騒動は、これで収束したとして良いのか?
『チリカさん、これで終わったのか?』
ヒロを抱き締めながら、チリカに聞く。
『、、、多分、元凶は取り除きましたし、国宝も取り戻しましたしね。
後は、あなたたちの問題位でしょうか?』
『俺たちの、、?』
結婚の問題だろうか。
まあ、どんな障害があろうとも、俺たちが離れるという選択は無いがな!!
ブランドンは、最期の断末魔をあげ、見る見る内に鱗で覆われ、そして、縮んで行った。
それはもう、何かの冗談だったかのように、小さな生き物がそこに存在しているだけだった。
『どう、なったんだ?
終わった、のか?』
マティアスさんが、気味悪そうにその生き物を見詰めて言った。
『これは、また。
この者は獣にもなれず、龍の下僕となったようですね。』
『龍の、逆鱗に触れたの?』
『そうね。
龍の逆鱗に触れたもの、神の加護を喪うという言い伝えがありますからね。』
『神の加護?』
マティアスさんは呆然と呟く。
あまりの展開に放心しているようですね。
『この生き物は、神の輪廻から外れたモノと伝えられているのです。
龍の逆鱗に触れると、輪廻から外れると。』
『その、神の輪廻から、外れると、どうなるんだ?』
『、、、さあ?』
お母さんの返事に、マティアスさんが戦慄しているようだった。
何だか、その位、恐ろしい事のような感じがしたのだ。
私も、マティアスさんにしがみついて、体を震わせる。
龍の逆鱗には触れたく無いものだ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『で、こいつはどうすりゃ良いんだ?』
俺はみょうちきりんな生き物を指差す。
『そうですね。
もう、知能も何もない筈ですが、我が国で幽閉しておくとします。
納!!』
そう言うと、跡形も無く消えた。
さっき、光の玉を消した時も思ったが、とんでもない事をやってるんじゃないか?
少なくとも、俺はできないぞ!
『マティアスさん、終わったんでしょうか?』
ヒロが俺にしがみつきながら、聞いてくる。
今回の騒動は、これで収束したとして良いのか?
『チリカさん、これで終わったのか?』
ヒロを抱き締めながら、チリカに聞く。
『、、、多分、元凶は取り除きましたし、国宝も取り戻しましたしね。
後は、あなたたちの問題位でしょうか?』
『俺たちの、、?』
結婚の問題だろうか。
まあ、どんな障害があろうとも、俺たちが離れるという選択は無いがな!!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,763
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる