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23 レプリカです
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「リュカは剣も扱えるんだよな?」
「うん。剣は使い慣れてるよ」
パパとの模擬戦の時に、たまーに剣を使わせて貰っていた。
使えるって言っても、光の精霊の力を借りてやっと岩を真っ二つに出来るくらいの力しかない。
「んんぅ……リュカの背丈を考慮すると小さめの剣が良いかな」
真剣な顔で武器庫の壁を眺めながらロアくんが唸る。
私に合いそうな剣を探してくれてるみたい。
「試しにこの剣を持ってみてくれ。リュカに似合うと思うんだ」
持ち手に真珠の付いた綺麗な剣を差し出された。
……高級そうでとっても綺麗な剣。
私に似合うって、褒めてくれたのかな?
試しに剣を持ってみると、その軽さに驚愕の声が漏れる。
「え……軽い……」
まるで羽みたい……全く重さを感じない。
そうか……ニンゲンはドラゴンの様に敵を切り裂く爪や牙を持ってない。
武器を作る技術を発展させて、剣という名のドラゴンの爪を手に入れたんだ。
きっとこの剣には、ニンゲンの長い歴史の技が込められてるんだぁ。
なんか感動。
1人で納得する私をロアくんが呆れ顔で見ている。
「それは軽くて当然だ。飾る為に作られた剣のレプリカだからな」
「え!? これ武器じゃないの!?」
「そうだ、その剣の刃をよく見てみろ」
「刃……?」
あ! 良くみたら刃がまったく研がれてない……。
これじゃただの鉄板だぁ。
「それはパールソードって呼ばれる剣のレプリカだ。真珠の付いた剣はエルドラの街じゃかなり価値が高い」
「でも偽物なんだよね? レプリカじゃ戦えないよ⁇」
「最初に言っただろ。それを鞘に入れて持ち歩くんだよ。そうすれば同業者に舐められなくなる。ただし剣は抜くなよ。1発でレプリカって見抜かれるからな」
言ってたような……つまり、これは切れないただの飾りの剣って事?
まぁ、いざとなったら光の精霊さんに強化して貰えばいっか。
はぁ……それより、さっきの私の感動を返して欲しい。
「うん。剣は使い慣れてるよ」
パパとの模擬戦の時に、たまーに剣を使わせて貰っていた。
使えるって言っても、光の精霊の力を借りてやっと岩を真っ二つに出来るくらいの力しかない。
「んんぅ……リュカの背丈を考慮すると小さめの剣が良いかな」
真剣な顔で武器庫の壁を眺めながらロアくんが唸る。
私に合いそうな剣を探してくれてるみたい。
「試しにこの剣を持ってみてくれ。リュカに似合うと思うんだ」
持ち手に真珠の付いた綺麗な剣を差し出された。
……高級そうでとっても綺麗な剣。
私に似合うって、褒めてくれたのかな?
試しに剣を持ってみると、その軽さに驚愕の声が漏れる。
「え……軽い……」
まるで羽みたい……全く重さを感じない。
そうか……ニンゲンはドラゴンの様に敵を切り裂く爪や牙を持ってない。
武器を作る技術を発展させて、剣という名のドラゴンの爪を手に入れたんだ。
きっとこの剣には、ニンゲンの長い歴史の技が込められてるんだぁ。
なんか感動。
1人で納得する私をロアくんが呆れ顔で見ている。
「それは軽くて当然だ。飾る為に作られた剣のレプリカだからな」
「え!? これ武器じゃないの!?」
「そうだ、その剣の刃をよく見てみろ」
「刃……?」
あ! 良くみたら刃がまったく研がれてない……。
これじゃただの鉄板だぁ。
「それはパールソードって呼ばれる剣のレプリカだ。真珠の付いた剣はエルドラの街じゃかなり価値が高い」
「でも偽物なんだよね? レプリカじゃ戦えないよ⁇」
「最初に言っただろ。それを鞘に入れて持ち歩くんだよ。そうすれば同業者に舐められなくなる。ただし剣は抜くなよ。1発でレプリカって見抜かれるからな」
言ってたような……つまり、これは切れないただの飾りの剣って事?
まぁ、いざとなったら光の精霊さんに強化して貰えばいっか。
はぁ……それより、さっきの私の感動を返して欲しい。
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