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第二章 混沌竜の契約者
揚げ物
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あれからソフィと小一時間程ボーッとしていた僕はまだ帰った事を知らせていないことを思い出し、今日は家に帰ることにした。
「ただいま~!」
家の戸を開けてそう言う僕に、何故か居間に揃っていた家族が驚いた顔をする。
「え、お兄ちゃん?」
「我も居るぞ」
小さな竜の姿に戻ったコンも僕の後ろからヒョイと顔を出す。
「お、おいロイお前どうしたんだ?忘れ物でもしたのか?」
「ううん、もう謁見が終わって帰って来たんだ」
「もうなのか!?」
そう父さんが大声を出す。
僕は靴を脱いで居間に行く。
「ちょっと色々あって、早く終わったんだ」
そうして何時もの席に座る。
「何があったの?」
母さんがそう聞いてきたので、僕はあったことを短くまとめる。
「まずはコンが牛馬車を魔法で早くして王都にその日中に着いたけど国王様は外交に行ってて、だから宿に泊まって一泊して、それから次の日には国王様が帰って来たから謁見して大丈夫とわかってもらえて、それから何かくれるって言うから油を貰って、それから観光してたらちょっと悪い人に絡まれたけどそこを冒険者に助けてもらって、お礼にご飯を奢ったら竜の魔石くれたんだ」
そう色々と端折って言うと、3人ともポカーンとしていた。
「ロイよ、1つ1つ説明した方が良いと思うぞ」
そうコンに言われ、僕はもう一度、今度は1つ1つ丁寧に説明を始めた。
それから説明すること約2時間、皆笑っていた。
「そこで油を貰うのは中々ないと思うわ」
「そんなことで路地に誘われるなんて、お兄ちゃんらしい」
「竜の魔石をポンと出せるとは、そいつはかなり強いのだろうな」
間での反応を幾つか上げるとこんな感じであった。
「それじゃあ今日の晩御飯は揚げ物にしましょうか」
「やった!」
母さんのその発言にミリィがすぐに反応する。
「油を入れる時は我が入れよう。魔法で注ぐので漏れもしないだろう」
「ええ、お願いするわ。ロイはパンを作ってくれる?」
「わかった!」
母さんの指示で僕はすぐにパンを作り始める。
パンは作るのに時間がかかるため、寝かせ終えるまでは準備だけをして終わる。
ちなみにこの世界ではパンはパンであり、特に細かい呼び方の分類はされていない。
作るパンの種類は日本でコッペパンと呼ばれる物ではあるが、この世界に置いては食パンもコッペパンも全部呼び方はただのパンである。
まず僕は丁寧に生地の元を混ぜ合わせ、それから生地を捏ねてから30分寝かせる。
生地を寝かせている間はまた王都での話をして、30分程寝かせたら生地を分割して丸い形にしてまた30分程寝かせる。
それから今度は生地の中から空気を抜いて再び30分寝かせて、その後小さな石窯に火をつけて中を温めておく。
この時点で母さんとミリィが揚げ物を始める。
それから寝かせ終えたパンにゴマ油を塗り、石窯にパンを入れる。
約10分と少しの間焼いたら石窯から取り出して完成。
「パン出来たよー!」
「今揚げ物も出来たよー」
僕の声にミリィも出来たことを言う。
なので僕は台所の奥にある石窯からパンを皿に乗せて居間に行こうとする。
と、そこで僕は何も無い所で足を滑らせてしまった。
「あっ!?」
僕は思いっきり床に倒れてしまい、折角作ったパンの1つが火を止めたばかりの油にドボンと入ってしまう。
「ロイよ、もう少し気をつけなさい」
と、コンは油がはねて惨事にならないように魔法で抑えてくれていた。
「あらあら」
そしてまだ油の前に居た母さんがすぐにパンを油から引き上げる。
すると油にまみれて少々揚がってしまったパンが出てきた。
「うわぁ……そのパンお兄ちゃんがたべてよ?」
ミリィが呆れ顔でそう言う。
「わ、わかった……他のパンは無事だから」
皿から飛んだのは8個中の1つであり、それ以外は無事であった。
それから揚げ物などを机に並べて晩御飯が始まる。
「「「「いただきます!」」」」
「味が薄そう……」
僕の目の前に置かれた油まみれのパンにそう呟く。
「塩でもかけてきたらどうかな?」
「そうする」
ミリィのその提案に僕は台所に持って行って白い粉を取る。
「あ、それさと、う……」
そして塩だと思ってかけた白い粉は砂糖だとミリィが言おうとするが、その前にかけてしまった。
「え?」
かけた後にそのドジを知った僕に、コンがジト目で見てくる。
「ロイよ、一体どれだけミスを重ねるのだ」
「お兄ちゃんって本当にうっかりしてるよね」
「う……自覚してます」
「ただいま~!」
家の戸を開けてそう言う僕に、何故か居間に揃っていた家族が驚いた顔をする。
「え、お兄ちゃん?」
「我も居るぞ」
小さな竜の姿に戻ったコンも僕の後ろからヒョイと顔を出す。
「お、おいロイお前どうしたんだ?忘れ物でもしたのか?」
「ううん、もう謁見が終わって帰って来たんだ」
「もうなのか!?」
そう父さんが大声を出す。
僕は靴を脱いで居間に行く。
「ちょっと色々あって、早く終わったんだ」
そうして何時もの席に座る。
「何があったの?」
母さんがそう聞いてきたので、僕はあったことを短くまとめる。
「まずはコンが牛馬車を魔法で早くして王都にその日中に着いたけど国王様は外交に行ってて、だから宿に泊まって一泊して、それから次の日には国王様が帰って来たから謁見して大丈夫とわかってもらえて、それから何かくれるって言うから油を貰って、それから観光してたらちょっと悪い人に絡まれたけどそこを冒険者に助けてもらって、お礼にご飯を奢ったら竜の魔石くれたんだ」
そう色々と端折って言うと、3人ともポカーンとしていた。
「ロイよ、1つ1つ説明した方が良いと思うぞ」
そうコンに言われ、僕はもう一度、今度は1つ1つ丁寧に説明を始めた。
それから説明すること約2時間、皆笑っていた。
「そこで油を貰うのは中々ないと思うわ」
「そんなことで路地に誘われるなんて、お兄ちゃんらしい」
「竜の魔石をポンと出せるとは、そいつはかなり強いのだろうな」
間での反応を幾つか上げるとこんな感じであった。
「それじゃあ今日の晩御飯は揚げ物にしましょうか」
「やった!」
母さんのその発言にミリィがすぐに反応する。
「油を入れる時は我が入れよう。魔法で注ぐので漏れもしないだろう」
「ええ、お願いするわ。ロイはパンを作ってくれる?」
「わかった!」
母さんの指示で僕はすぐにパンを作り始める。
パンは作るのに時間がかかるため、寝かせ終えるまでは準備だけをして終わる。
ちなみにこの世界ではパンはパンであり、特に細かい呼び方の分類はされていない。
作るパンの種類は日本でコッペパンと呼ばれる物ではあるが、この世界に置いては食パンもコッペパンも全部呼び方はただのパンである。
まず僕は丁寧に生地の元を混ぜ合わせ、それから生地を捏ねてから30分寝かせる。
生地を寝かせている間はまた王都での話をして、30分程寝かせたら生地を分割して丸い形にしてまた30分程寝かせる。
それから今度は生地の中から空気を抜いて再び30分寝かせて、その後小さな石窯に火をつけて中を温めておく。
この時点で母さんとミリィが揚げ物を始める。
それから寝かせ終えたパンにゴマ油を塗り、石窯にパンを入れる。
約10分と少しの間焼いたら石窯から取り出して完成。
「パン出来たよー!」
「今揚げ物も出来たよー」
僕の声にミリィも出来たことを言う。
なので僕は台所の奥にある石窯からパンを皿に乗せて居間に行こうとする。
と、そこで僕は何も無い所で足を滑らせてしまった。
「あっ!?」
僕は思いっきり床に倒れてしまい、折角作ったパンの1つが火を止めたばかりの油にドボンと入ってしまう。
「ロイよ、もう少し気をつけなさい」
と、コンは油がはねて惨事にならないように魔法で抑えてくれていた。
「あらあら」
そしてまだ油の前に居た母さんがすぐにパンを油から引き上げる。
すると油にまみれて少々揚がってしまったパンが出てきた。
「うわぁ……そのパンお兄ちゃんがたべてよ?」
ミリィが呆れ顔でそう言う。
「わ、わかった……他のパンは無事だから」
皿から飛んだのは8個中の1つであり、それ以外は無事であった。
それから揚げ物などを机に並べて晩御飯が始まる。
「「「「いただきます!」」」」
「味が薄そう……」
僕の目の前に置かれた油まみれのパンにそう呟く。
「塩でもかけてきたらどうかな?」
「そうする」
ミリィのその提案に僕は台所に持って行って白い粉を取る。
「あ、それさと、う……」
そして塩だと思ってかけた白い粉は砂糖だとミリィが言おうとするが、その前にかけてしまった。
「え?」
かけた後にそのドジを知った僕に、コンがジト目で見てくる。
「ロイよ、一体どれだけミスを重ねるのだ」
「お兄ちゃんって本当にうっかりしてるよね」
「う……自覚してます」
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