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番外編
イツキ編 異世界トリップはゲーセンで
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ある寒い日の放課後、俺は学校帰りに友達とベチャクチャと下らない話をしながらゲーセンへと向かう。
「で、吉木もいい加減彼女の一人ぐらい作んねぇのかよ」
「俺はお前みたいにそうポンポンと作る気ねーの」
「ちぇ、ほんと吉木は真面目なのー。鈴木しかからかえねーじゃん」
「おい植田、そう言うお前はどーなんだよ」
「俺?俺は勿論セリと明日デートすんよ」
「てかさ、お前もういい加減告ればどうなんよ」
「うっわそれ言っちゃう?」
「だからセリからはまだただの男友達ですーって周りに言ってんじゃん?」
「そ、そそその内告るしその内!」
「植田2年前からずっとそう言ってんじゃん」
「うっせえよ前のと別れてすぐ別のと変えるお前には言われたくねー」
「そうそう。俺に彼女作れとか言う前に今度こそちゃんと最後まで付き合えよな」
「うっせえ!」
俺らはそんなバカな会話をしつつ移動する。
この鈴木と植田は中学からの知り合いらしいが、俺はその輪に高校になってから加わったのだ。
とはいえ学校で話す分には楽しいのだが、正直放課後まで一緒は御免である。
とはいえ人間関係は大切なので放課後「帰ってゲームしたり本読みたいから帰るわ」なんて言えずにこうして一緒に行動している。
まあこれはこれでそこそこ楽しくもあるので余程の事で無い限り断る気も無いのだが。
「よっしゃ来い来い来い来い!」
今は鈴木がメダルゲームのボーナススロットでジャックポット来るよう願っていた……が、画面に映る「残念」の文字。
「あああああ、やっぱダメかー!」
「惜しいなぁ」
鈴木が大袈裟に肩を落とすと植田がニヤニヤ笑いながらポンと手を乗せる。
「そうそう出るわけ無いって」
「んなこと言ってもよー」
そう俺が後ろから声をかけると悔しそうな声で言いながらまたコインを投入しはじめる。
と、俺は寒さのせいか体を震わせて入り口へと体を向ける。
「あー俺ちょっとトイレ行って来るわ」
「ほいほい」
そう言って左手をヒラヒラ振りながら投入したコインの行く末を眺める鈴木に苦笑する。
そうしてバカみたいに騒いでいる二人から離れ、俺は何故か店の外にトイレがあるので一旦外に出る。
「あー、退屈だなぁ……」
俺は店の外の寒い空気を思いっきり吸い込み、吐き出す。
「あーあ、こんなめんどい世界から、もっとこう力が物言う世界とか行けねーかな。まあ俺なんかがそんなとこ行ったら瞬殺されて終わりか、ははっ」
そしてそんなことを呟いて、俺は両腕をグルっと後ろ向きに一回転させる。
「バカなこと言ってないで、さっさと出すもん出して戻るか……」
そして俺はトイレから戻り店内に戻るとジャラジャラとコインの落ちる音が響いていた。
「うおっしゃあ!」
「スリーセブンとかラッキーじゃん!なあなあ俺にもコイン少し分けてくれよー」
「なになに大たりしたん?」
そう近づいて問いかけると鈴木は俺の背中をバンと叩く。
「痛えよ」
「ああすまんすまん。てか吉木にも少し分けてやっからそっからカップ持って来りゃ入れたる」
「お、ラッキ」
鈴木のプレイを見ていると、たまに当たったメダルのおすそ分けをしてくれるのでありがたい。
メダル引換機から緑の小さなメダル用カップを取って戻ろうとすると、ちょっとフラついてカップを持っていない右手を近くの柱に伸ばして寄りかかろうとした。
「あ!?」
だが、そんな俺の手は確かにそこにあるはずの柱をスリ抜けてしまい、そのまま柱に体が倒れ続ける。
ちょっと唐突だが、この店には何故か柱の一つに大きな姿見が取り付けられており、ただ場所が場所なので手垢がベタベタついていたりして曇っているのを店員が布で拭き取っていたりする。
今俺が手をつこうとした場所はそんな鏡の取り付けられた場所であり、反射的にそちらを向くと何故か俺の姿が写っておらず……真っ白で、その鏡の中に俺の腕が入り込んでおり、倒れている俺の体がドンドン鏡に飲み込まれていく。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
反射的に叫ぶと視界内の人がコチラを向き、鈴木と植田が立ち上がり走ってくる。
「吉木いいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
そして、鈴木の叫び声が鏡の向こう側で響く。
真っ白な鏡の中に落ちていく中、鈴木がドンドンと何かを叫びながら鏡を叩き、続いて驚いた表情の植田と慌てた店員が見えた。
でもそんな鏡はすぐに見えなくなり、ただただ真っ白な空間に落ちている感覚だけが残る。
(一体全体なんなんだよこれ!?)
そうしてどうしようもなく落ちていく感覚は、しかし唐突に途切れる。
「んぐああぁ!!!??!!?!?」
唐突に、全ての感覚がとんでもない感覚を伝えてきて頭が狂いそうになった。
まず視覚が白から極彩色の色が見えるような状態になり、しかしそこには色も何もないようにも見えて、何も見えない色は白なのか黒なのかその他なのかもわからないが、その色のあるとないが同時に見えているようにしか思えなかった。
そして全身が激痛とくすぐったさと気持ちよいマッサージかなにかを受けているような感覚を覚えるが何も触れてないようで、舌が甘さ苦さ辛さ酸っぱさなど全てを伝えながら何も味がない感覚もあり、鼻が、耳が、ありとあらゆる感覚を伝えてくるが何も感じないとも伝えてくる。
ありえない、ありえない、ありえないありえないありえない。
本気でわけわかんない感覚を味わう中、落ちているのか止まっているのかなんてことはわかんなくて、とにかく早くこの時間が終わるよう祈り続ける。
そしてそれは極わずか一瞬のようにも思え、また百年以上もそうだった気もしたが、始まりと同じく終わりもまた唐突に訪れる。
【わた……たり…い……あたま……おもい……かぎ………………うに……あえ……かえれ…………ごめ……さい】
ギュッと目を瞑っていたのでそれがどのような空間であったのかはわからなかった。
ただ、頭の中に途切れ途切れの女性の声が響く。
しかしそれもすぐに消え、謎の浮遊感と共に落ちていく感覚があった。
(もう、なんなんだよ……)
今どうなってんのか確認しようと瞼を開けようとするが開くことが出来ず、そのまま眠るように意識を失ってしまった。
……………………………………………………
「……い……おい……おい!」
何故か男のどなり声が俺の耳に飛び込んで来る。
「んぁ……?」
なんか、変な夢でも見ていた気がする。
鏡に落ちて変な感覚を覚えて声が聞こえるとか、夢だそうだそうに違いない。
きっとゲーセンで意識失って誰かに介抱されているのだろう、俺はそう思って目を開く。
すると真っ青な空と、それを囲むような緑に生い茂った葉をつけた木が目に入る。
(外?)
まさかトイレ行った時に倒れ……てたら冬だし俺の生活範囲の木々は全て葉を落としてたはず。
そして服が全身に貼りついて、軽く浮かんでいるような感覚は風呂とかの浮力だろうか。
だが冷たいので川か何かわかんないけど、浅い水の中に居るみたいなので慌ててザバッと音を立てて伸びきっていた体を起こす。
「……は?」
だが、そこには俺の記憶にある風景は一切無く……森の中で沢山の耳の長い人間に弓を向けられているという異常な光景であった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近投稿が全く出来ていないので、別の小説として書き溜めていたイツキ編の始めの辺りのみを掲載します。
「で、吉木もいい加減彼女の一人ぐらい作んねぇのかよ」
「俺はお前みたいにそうポンポンと作る気ねーの」
「ちぇ、ほんと吉木は真面目なのー。鈴木しかからかえねーじゃん」
「おい植田、そう言うお前はどーなんだよ」
「俺?俺は勿論セリと明日デートすんよ」
「てかさ、お前もういい加減告ればどうなんよ」
「うっわそれ言っちゃう?」
「だからセリからはまだただの男友達ですーって周りに言ってんじゃん?」
「そ、そそその内告るしその内!」
「植田2年前からずっとそう言ってんじゃん」
「うっせえよ前のと別れてすぐ別のと変えるお前には言われたくねー」
「そうそう。俺に彼女作れとか言う前に今度こそちゃんと最後まで付き合えよな」
「うっせえ!」
俺らはそんなバカな会話をしつつ移動する。
この鈴木と植田は中学からの知り合いらしいが、俺はその輪に高校になってから加わったのだ。
とはいえ学校で話す分には楽しいのだが、正直放課後まで一緒は御免である。
とはいえ人間関係は大切なので放課後「帰ってゲームしたり本読みたいから帰るわ」なんて言えずにこうして一緒に行動している。
まあこれはこれでそこそこ楽しくもあるので余程の事で無い限り断る気も無いのだが。
「よっしゃ来い来い来い来い!」
今は鈴木がメダルゲームのボーナススロットでジャックポット来るよう願っていた……が、画面に映る「残念」の文字。
「あああああ、やっぱダメかー!」
「惜しいなぁ」
鈴木が大袈裟に肩を落とすと植田がニヤニヤ笑いながらポンと手を乗せる。
「そうそう出るわけ無いって」
「んなこと言ってもよー」
そう俺が後ろから声をかけると悔しそうな声で言いながらまたコインを投入しはじめる。
と、俺は寒さのせいか体を震わせて入り口へと体を向ける。
「あー俺ちょっとトイレ行って来るわ」
「ほいほい」
そう言って左手をヒラヒラ振りながら投入したコインの行く末を眺める鈴木に苦笑する。
そうしてバカみたいに騒いでいる二人から離れ、俺は何故か店の外にトイレがあるので一旦外に出る。
「あー、退屈だなぁ……」
俺は店の外の寒い空気を思いっきり吸い込み、吐き出す。
「あーあ、こんなめんどい世界から、もっとこう力が物言う世界とか行けねーかな。まあ俺なんかがそんなとこ行ったら瞬殺されて終わりか、ははっ」
そしてそんなことを呟いて、俺は両腕をグルっと後ろ向きに一回転させる。
「バカなこと言ってないで、さっさと出すもん出して戻るか……」
そして俺はトイレから戻り店内に戻るとジャラジャラとコインの落ちる音が響いていた。
「うおっしゃあ!」
「スリーセブンとかラッキーじゃん!なあなあ俺にもコイン少し分けてくれよー」
「なになに大たりしたん?」
そう近づいて問いかけると鈴木は俺の背中をバンと叩く。
「痛えよ」
「ああすまんすまん。てか吉木にも少し分けてやっからそっからカップ持って来りゃ入れたる」
「お、ラッキ」
鈴木のプレイを見ていると、たまに当たったメダルのおすそ分けをしてくれるのでありがたい。
メダル引換機から緑の小さなメダル用カップを取って戻ろうとすると、ちょっとフラついてカップを持っていない右手を近くの柱に伸ばして寄りかかろうとした。
「あ!?」
だが、そんな俺の手は確かにそこにあるはずの柱をスリ抜けてしまい、そのまま柱に体が倒れ続ける。
ちょっと唐突だが、この店には何故か柱の一つに大きな姿見が取り付けられており、ただ場所が場所なので手垢がベタベタついていたりして曇っているのを店員が布で拭き取っていたりする。
今俺が手をつこうとした場所はそんな鏡の取り付けられた場所であり、反射的にそちらを向くと何故か俺の姿が写っておらず……真っ白で、その鏡の中に俺の腕が入り込んでおり、倒れている俺の体がドンドン鏡に飲み込まれていく。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
反射的に叫ぶと視界内の人がコチラを向き、鈴木と植田が立ち上がり走ってくる。
「吉木いいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
そして、鈴木の叫び声が鏡の向こう側で響く。
真っ白な鏡の中に落ちていく中、鈴木がドンドンと何かを叫びながら鏡を叩き、続いて驚いた表情の植田と慌てた店員が見えた。
でもそんな鏡はすぐに見えなくなり、ただただ真っ白な空間に落ちている感覚だけが残る。
(一体全体なんなんだよこれ!?)
そうしてどうしようもなく落ちていく感覚は、しかし唐突に途切れる。
「んぐああぁ!!!??!!?!?」
唐突に、全ての感覚がとんでもない感覚を伝えてきて頭が狂いそうになった。
まず視覚が白から極彩色の色が見えるような状態になり、しかしそこには色も何もないようにも見えて、何も見えない色は白なのか黒なのかその他なのかもわからないが、その色のあるとないが同時に見えているようにしか思えなかった。
そして全身が激痛とくすぐったさと気持ちよいマッサージかなにかを受けているような感覚を覚えるが何も触れてないようで、舌が甘さ苦さ辛さ酸っぱさなど全てを伝えながら何も味がない感覚もあり、鼻が、耳が、ありとあらゆる感覚を伝えてくるが何も感じないとも伝えてくる。
ありえない、ありえない、ありえないありえないありえない。
本気でわけわかんない感覚を味わう中、落ちているのか止まっているのかなんてことはわかんなくて、とにかく早くこの時間が終わるよう祈り続ける。
そしてそれは極わずか一瞬のようにも思え、また百年以上もそうだった気もしたが、始まりと同じく終わりもまた唐突に訪れる。
【わた……たり…い……あたま……おもい……かぎ………………うに……あえ……かえれ…………ごめ……さい】
ギュッと目を瞑っていたのでそれがどのような空間であったのかはわからなかった。
ただ、頭の中に途切れ途切れの女性の声が響く。
しかしそれもすぐに消え、謎の浮遊感と共に落ちていく感覚があった。
(もう、なんなんだよ……)
今どうなってんのか確認しようと瞼を開けようとするが開くことが出来ず、そのまま眠るように意識を失ってしまった。
……………………………………………………
「……い……おい……おい!」
何故か男のどなり声が俺の耳に飛び込んで来る。
「んぁ……?」
なんか、変な夢でも見ていた気がする。
鏡に落ちて変な感覚を覚えて声が聞こえるとか、夢だそうだそうに違いない。
きっとゲーセンで意識失って誰かに介抱されているのだろう、俺はそう思って目を開く。
すると真っ青な空と、それを囲むような緑に生い茂った葉をつけた木が目に入る。
(外?)
まさかトイレ行った時に倒れ……てたら冬だし俺の生活範囲の木々は全て葉を落としてたはず。
そして服が全身に貼りついて、軽く浮かんでいるような感覚は風呂とかの浮力だろうか。
だが冷たいので川か何かわかんないけど、浅い水の中に居るみたいなので慌ててザバッと音を立てて伸びきっていた体を起こす。
「……は?」
だが、そこには俺の記憶にある風景は一切無く……森の中で沢山の耳の長い人間に弓を向けられているという異常な光景であった。
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