小手先の作業

あおみなみ

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2016年12月のブログより

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「いつかは忘却の彼方でも」2016年12月16日


 仕事中はほぼ「検索マニア」になっています。

 履歴を見直すと、その時々で、大日本帝国陸軍になみなみならぬ関心を抱いている人ふうだったり、90年代ジャパニーズヒップホップに興味を持ち始めた頭でっかち高校生だったり、建築工法用語をやたらとあさりまくる人になっていたりして、受注者さんに納品する際、「ほらっ、頑張ったんだよ! えらいえらいして!」と、獲物のネズミやスズメをドヤ顔でくわえてくる猫よろしく、検索履歴をスクショして添付したくなることがあります。

 少しでも興味のある分野は、意外と後々まで知識・情報が頭の中に残り、後の仕事に活かせて二度おいしいということがありますが、大概はワンナイト・スタンドのような儚さです。

 仕事に取り掛かっているときは、それなりに夢中になっているのですが、翌日には、「ああ、悪くない男だったけど? ま、それだけね」などと冷めたものです。
(経験ないのでわかりませんが、イイ女はこういうこと言うに決まっています!)

 悪くない男だったなら、いつか何かの折節に思い出して差し上げたいもの。
 せめて、次に類似の仕事が来たときに、検索の手助けになるような断片が浮かび上がってくるといいのですが。


◇◇◇

「指先で色がわかる!(んなわけあるかい)」2016年12月17日


 ふと、つむじのあたりを触ったら、何となく質の悪そうな髪の毛があるのが気になりました。
 深く考えず、鏡を見ることすらなく、その毛だけを1本引っこ抜いたら、毛先にわずかに黒色を残した、みすぼらしい白髪でした。

「………」

 白髪というのは、どうしてこうも勢いがないのでしょうか。

 それでもまだ30代の頃は、ここまでではなかったはず。
 もともと真っ黒・かたい・太いという髪質で、白髪もたまーに指摘される程度だった頃は、毛染めとはいかないまでも、たまにヘアマニキュアでもと思っても、何色を使おうが結局真っ黒く仕上がる頑固さでした。

 50の声を聞く今ごろになると、少し明るい色を使おうものなら、やせ細ってスカスカの白髪に面白いように色が入るため、一部だけ不自然な茶髪になってしまうこともしばしばです。


 ◇◇◇

「ごめんなさい、意味がわかりません」2016年12月19日


 今朝、LINEのお友達申請的なものが来ました。

 名前を見ると、次女の小学校のPTAでご一緒した人でした。

 中学校入学を機にアドレス帳を整理する際、そういった関係の方のものはすべて消したのですが、先方の携帯にはこちらのデータが残っていたのでしょう。

「申しわけございません。覚えていないのですが、お友達かもという通知が来たのでお知らせします。LINE交換しませんか?」

 そういう内容だったのですが、そうか覚えていないかー。それは別にいいや。

 こちらとしても、「名前は覚えているけど、顔を見たときこちらから挨拶する自信はない」くらいの間柄だし。

 意味がわからないのは、女性名なので安心したのでしょうが、「覚えてない→(それはさておき)交換しませんか?」という流れです。

 こちらとしては、そもそも受け取った瞬間、よくあるその手の詐欺かもしれないなあと思ったほどでした。

 大変面倒見がよくて感じのいい方だったような印象はあるのですが、お友達になりたいかというと、こういう根本的なところで合わないのはきついっすね。
 少なくとも、楽しくメッセージをやりとりできるというイメージが湧きません。

 こうして、相も変わらず選択ぼっち路線を邁進中です。
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