夢のかけら【完結】

しょこら

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4.新しい生活

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 イリーナはすばらしい調度品に囲まれた広い部屋の中央で、呆然と座りこんでいた。
 奥には天蓋付の寝台。
 田舎の家ではとても部屋に入りきらないのではないだろうか。倍は大きい。
 一人で眠るには広すぎるのでは、と心配になった。
 肌触りのよいふかふかの白いカーペット。毛足はとても長くて、床についた手など半分以上埋もれてしまっている。
 豪華でまばゆいばかりのシャンデリア。
 ちらりと横目で見るのは、タンスだ。
 ぎっしりと詰めこまれている上等な衣類に眩暈を起こしそうだった。
 しかもそこだけではなくて、奥の部屋には衣装ばかりの部屋まであるらしい。
 とてもこわくて覗きに行けない。
 恐る恐る自分の身につけている服に目を落とした。
 柔らかい布地で作られた、すっきりと清楚なオフホワイトのワンピース。
 若草色のローブはあつらえたようにピッタリで着心地は抜群に良かった。
 こんな上等な服は見た事も着た事ももちろんなかった。
 本気で場違いなところに来てしまったのではないかと、イリーナは頭を抱えた。
 大きなため息をつく。
「私、早まったかしら……」
 今現在、王宮で確認、保護されている銀のルティナは、イリーナを含めて六人だという。
 銀のルティナにはそれぞれ専用の住まいが王宮内に与えられ、王族並みに待遇されると聞いてイリーナはびっくりした。
 詳しい事も聞かずに承諾してしまった浅はかさが悔やまれる。
 身の回りの世話をしてくれる侍女たちも好きなだけ選べといわれたが、自分のことは自分でできるし、他人に手伝ってもらうような大袈裟なことなんてできないと主張したら、イサークは苦笑していた。彼の苦笑の意味をもう少し考えてみるべきだった。
 王宮のきまりごとに疎い自分が一人でなんでもできるわけがないのだ。
 たとえばドレス一つを取っても着付けがわからない!
 やはり王宮内でも流行りがあるらしく、帯の締め方とかアクセサリーの種類、髪のアップの仕方とかいろいろとあるらしい。イサークの紹介でイリーナの世話役についてくれたマーサが親切に教えてくれた。
 マーサはイリーナの母親よりも年上で、下手をするとお祖母さんと同じくらいかもしれない、ふっくらとした体型の人好きのする温かい笑顔の女性だった。聞くところによると、イサークの乳母らしく、小さい頃のイサークのいたずら加減を教えてくれたりもした。さらに驚いた事に、マークの母親だと言う。あの二人の関係が乳兄弟だったとは、納得できるような、意外なような感じである。
 扉がノックされ、小柄な老婆が入ってきた。マーサだ。
「イリーナ様、おひとりにして申し訳ありません。ああ、お召し物は気に入られましたか?」
 きびきびとした足取りで、部屋を横切り、まっすぐイリーナに向かって歩いてきた。イリーナの服を点検し、不備がない事がわかるとニッコリ笑って見せた。
「とてもよくお似合いですよ」
「マーサ、もうそろそろいいかい?」
 ノックと共に、イサークがそろそろと顔を出す。
 イリーナがびっくりして絶句している横で、マーサはキッとイサークを睨みつける。
「殿下、女性の部屋を覗きこむとは何事ですか!?」
 小柄なマーサに叱りつけられて、長身のイサークがたじたじになっている姿というのはなかなか面白かった。
「……いや、そろそろ支度もできた頃かなと思って」
「女性の支度は時間がかかるんです!」
「うん、いや、まあそうかもしれないけど……」
 イサークの視線がマーサから離れてイリーナの方に向けられる。イサークはイリーナの装いを見てにっこりと笑った。
「 ああ、かわいいね……どうしたの?」
 彼の装いはさっきまでの黒いローブではなく、淡いブルーのローブに変わっていた。
 黒も似合っていたが、明るい色を着るとやはり印象が違う。なんとなく上品に、王子様にもちゃんと見えてきてしまうから不思議だ。
「やっぱり、そういう風にしてると王子様ね」
「そういうものかい?」
 イサークはくすくす笑っている。
「ええ、人って服装でそんなに変わるものなのね」
「そういう君もどこかの姫君に見えるよ」
 真っ赤な顔で睨みつけてみたが、イサークに思いっきり声を上げて笑われた。
「殿下、そろそろお時間の方が……」
「おっとそういえばそうだった。支度は出来てる?」
「ばあやにぬかりはありませんよ、殿下」
 得意げに胸を張ってマーサがそう受け答える。
「だったね。じゃあ、イリーナ行こうか」
 頷き、差し出された手を取って、イリーナは歩き出す。
「行ってらっしゃいませ」
 マーサが恭しく頭を下げて送り出す。
「行ってきます」
 にっこりと笑みを浮かべてイリーナはそれに答えた。
 これから他のルティナたちと会うことになっている。
 自分と同じ、銀の髪の、そして水晶をその身に持っているものたち。
 胸が早鐘をうっている。期待と不安が入り混じって落ち着かない。
 イサークに手を取られて歩いていると言う事も、落ち着かない要因の一つではあるのだけれど。
 彼にはずっと言いたいことがあって、イリーナは口に出そうか迷った。
 心持ち緊張しているのか硬い表情で、まっすぐ前を向いているイサークの横顔をそっと眺めやる。
 その視線に気が付いたのか、イサークが振りかえった。
「不安?」
「……それもあるけど」
 イサークは立ち止まってまっすぐイリーナと向き合った。
 この人はどんなことでもちゃんと話を聞いてくれる人だ。出会ってほんの少ししか経っていないけれど、イリーナはイサークが信頼するに値する人物だと思えた。
 手を離し、頭を下げる。
「イサーク、いろいろ私のことで気を配ってくれたのに、勝手をしてごめんなさい」
「ああ、そのことかい? 構わないよ。というよりも、君が決めるべき事を先に勝手に口出したのは俺だ。謝るべきは俺の方だ」
「ううん、そんなことない……わたしってば何も知らないくせにこんな……」
「勢いで決めた? 今になって後悔してる?」
 覗きこむような視線をまっすぐ受けとめる。迷っていない事を証明するために。
「ううん、違うわ。ちゃんと考えて決めた事よ。でもそのせいでイサークに迷惑かけてばっかりな気がして……」
「ああ、そんなことはない。それにこれは俺の性分でもあるし。君が銀のルティナに対する付加価値に惹かれたわけではないことはよく分かっているから」
 そう、驚いたのが、銀のルティナというだけで膨大なお給金が貰えるらしい。加えて銀のルティナを産んだ家には奨励金が下りるのだという。そのためルティナを偽るもの、真のルティナを捉え、自らをその保護者と偽るものが後を立たない。保護下にない銀のルティナがどれほど危険なものか、イリーナはその話を聞いてはじめて気が付いた。
 六人のうちの一人、オルガという娘は、誘拐されて闇商人に売り飛ばされそうになったところを運良くイサークが助けたのだという。
「わたし、あなたが怒ってるんじゃないかって……思って」
 イサークはふっと笑みを浮かべた。
「本当の事を言えば、君は王宮に入らない方が良いと今でも思っている」
「どうして?」
「さあ、どうしてだろうね」
 寂しげなイサークの笑顔が気にかかった。
 だがそれ以上理由を尋ねるのも躊躇われた。
 再び差し出された手を取り、イリーナは歩き出す。
 イリーナが気付いていないところに、イサークの危惧するものがあるのだと分かる。
 けれど、イサークはイリーナの気持ちを尊重してくれている。
 今は、ありがたく甘えさせてもらうことにした。



 扉を開けて中へ入ると、そこはとても広い庭だった。
 正確に言えば部屋なのだが、全面をガラスで覆った広い庭にしか見えなかった。
 イリーナはびっくりして、後ろを振りかえる。
 扉はやはりそこにあって、向こう側には先ほどまで通ってきた廊下が見える。
「外からは見えないようになっているんだよ」
 イサークが笑いながら教えてくれた。
「わぁ……すごい」
 鮮やかな緑の木々とやわらかな草地。庭園といっても良いくらいに整えられた木々の絶妙な配置。
 色とりどりの花が咲き誇る花壇。
 作り物ではない、本物の植物たちだった。
 驚いた事に鳥や小動物までいる。
「……魔法、じゃないわよね」
「半分はね、魔法だよ」
「どういうこと?」
 何が魔法で何が本物なのか見分けなんてつかない。
 やわらかな風は緑の匂いを含んで清清しい。部屋の中なのに、まばゆいばかりの陽光に照らされている。
 これが魔法であるはずがない。
 ラーザと良く似た景色に懐かしさを感じた。 
 それは始めてアル・アズと出会った中庭で感じたものと同じだった。
「魔法で空間を開いているんだ。ここは異空間なんだよ」
「異空間……?」
「アル・アズは俺たちがいる世界は『ファルダイム』と言うんだって教えてくれた。フルクから聞いたと思うけど、アル・アズは異界から召還された神族の一人だ。もちろん彼がいた世界がある。その世界の一部をここに開いているんだ」
 アル・アズを外敵から守るための聖域。
 そして人々を太陽のかけらの強大な力から守るための結界。
 閉ざされた楽園の中に、彼がいる。
 イリーナは空を見上げた。
「だから全体に透明な膜が張ってみえるのね」
「へえ、見えるのかい? 俺には普通の空にしか見えないけど……さすがだな」
 視界の片隅に人影が見えた。
 長い銀の髪。
 ルティナの一人だと分かった。
 まっすぐにこちらに向かって歩いてくる。
「まあ、どなたがいらしたのかと思いましたら、殿下でしたの」
「オルガ、元気そうだね」
 まっすぐの長い銀の髪。蒼い瞳が勝気そうに輝いている。黒に近い紺色のローブをすっきりと身に纏う、どこか妖艶な美女だった。
 年はイリーナよりニつ三つ年上だろうか。二十歳くらいに見える。
 オルガと言う名前に聞き覚えがあった。
 闇商人に売り飛ばされそうになったルティナの名前がたしかそんな名前だった気がする。
「そちらは? あなたも闇商人にかどわかされたのかしら?」
 オルガは眩しそうに目を細めながら優美に笑い、右手で髪を払った。
 彼女の右手が何故かとてもまぶしく感じて、イリーナは目を細める。
「オルガ、彼女はイリーナ。新しい銀のルティナだ」
「ええ、見れば分かりますわよ、殿下。そんな無防備に水晶を晒していればね」
 オルガの言葉にイリーナは仰天した。
 服で隠れているはずの水晶の位置を正確に言い当てているのは彼女の視線を追えば明らかだ。
 慌てて胸元に手をやった。
「手で隠しても無駄よ。見て御覧なさい」
 オルガは右手の甲をイリーナに向けた。
 瞬間、まばゆいばかりの輝きが右手の甲から発せられて、イリーナは小さく悲鳴を上げて視線を逸らした。
「今のあなたもこういう状態なのよ」
「ご、ごめんなさい。でもどうすれば良いのか分からないわ」
 オルガはニッコリ笑うと、イリーナの水晶がある胸元に指を伸ばした。
 すうっと熱が引いていくような奇妙な感覚があった。
 彼女が水晶に触れた様子はなかった。だが、さっきまでとは違う感覚が確かにある。
 手で触れてみると、今まであった水晶の固い感触がすっかり消えうせていた。
 だがそこにはちゃんと水晶があるのがわかる。輝きが見える。
「ルティナならどこに水晶があるのかすぐ分かるものなのよ」
 彼女の言う通りだった。
 オルガの水晶は右の手の甲にある。見えなくてもそこあるのが分かる。
「ありがとう、オルガさん」
「どういたしまして。オルガでけっこうよ。よろしく、イリーナ」
「こちらこそよろしく、オルガ」
 妖艶な美しさのなかにふと現れた、温かさを持った笑顔がとても可愛らしく見えた。
 イリーナはほっとした。
「イサーク」
 柔らかな女性の声が今度は背後から届いた。
 オルガがゆっくりと優雅に頭を下げる。
 振りかえった先にも銀の髪の女性がいた。
 腰を覆うほどの長い、まっすぐな銀の髪。イリーナと同じ紫色の瞳はとても優しくて、それでいてどこか寂しげに見えるのは気のせいだろうか。
 淡い紫のローブには銀糸で刺繍された縁取りが施されてあり、ゆったりと着こなしている。
 高貴な女性だとすぐ分かる、あふれるような気品。
 額から眩しいほどの水晶の輝きが届く。
 この方はもしかして。
「ああ、姉上」
 やはり、とイリーナは思った。
「連れて来ましたよ。彼女がイリーナです」
 イサークの言葉にルーリア王女はイリーナを見て、ふわりと微笑んだ。
 優しく慈愛に満ちた微笑だ。
「ごきげんよう」
 言葉をかけられて、イリーナは慌てて頭を下げる。
「始めてお目にかかります。王女様、イリーナと申します」
「弟から伺っております。ルティナとして、よくお勤めに励んでください」
「はいっ」
 緊張して声が上ずってしまった。かすかな衣擦れの音がして、王女が立ち去っていったのが分かった。
 イリーナは大きく息を吐き出しながら、その場に崩れ落ちるように座りこんだ。
「イリーナ!?」
 イサークが慌てて引き上げてくれた。
「ど、どうしたんだい?」
「緊張したの、とっても」
「はぁ?」
「だって、本物の王女様とお会いできるなんて思っても見なかったもの」
 興奮覚めやらぬ口調でそう言うと、イサークは何故か憮然とした表情なった。
「俺のときはそんなに緊張した様子は見られなかったけど?」
「あら、だって私、宮廷魔法使いって自己紹介されたんだもの」
「………………怒ってないって言ってたくせに、やっぱり怒ってるんじゃないか」
 イサークとイリーナのやり取りにオルガがくすくすと笑い出す。
「殿下、あとはわたくしが引き受けますわ」
「え……いや」
 オルガの申し出にイサークは少し迷いを見せた。
「銀のルティナには同じ銀のルティナの方がよろしいかと思いますけど」
「……そう、だな。じゃあ、オルガに頼むよ」
「心得ました」
 イサークが心配そうな顔でイリーナを見た。
 ここに来る前の自分はそんなに不安そうな顔をしていたのだろうか。なんだか申し訳ない気がしてしまった。
「じゃあイリーナ、もし何かあったらすぐ言うんだよ」
「大丈夫よ。いろいろありがとう、イサーク」
 しばらくの間逡巡していたイサークだったが、イリーナの笑顔にようやく安心したのか、この部屋とも言えぬ部屋から出ていった。
 何かあったらって、ここでいったい何が起こるというのだろう。
 その後姿を見送っていると、オルガがじっとこちらを見ていた。
 興味深そうに笑みを浮かべている。
「ふーん、あなたって何者?」
「何者って……?」
「殿下があれだけ気にかけてるあなたって何者かってことよ。貴族には見えないし……」
 とっさに言葉が出なかった。先ほどとはまったく違う口調に面食らった。
「わたしはただのイリーナよ。もちろん貴族でもましてや王族でもないわ」
「まあ、良いわ、ついてらっしゃいよ。中を案内するわ」
 どこか信用していない表情でオルガは言った。
 何故そんなふうに勘繰るのか、イリーナには分からなかった。
 ラーザは古くから王家と関係があるといったフルクの言葉を思い出したが、田舎から出てきただけの自分がそんな大層な身分ではない事は一番良くわかっている。
 イサークが気にかけてくれるのは、助けてくれたことの延長ではないかなと思っていた。確かにちょっと過保護かなと思うところもあるのだけれど。
 だけどオルガもイサークに助けてもらっているのだ。
 もしかして、やきもちを焼いているのかなとイリーナはふと思った。
「何をしてるの。さっさといらっしゃいよ」
 はっと我に返って、イリーナは慌ててオルガの後を追いかけた。


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